髪の毛の根元

頭皮のマッサージ

薄毛を改善するためには頭皮のマッサージは欠かせませんが、正しいマッサージ方法で無いとかえって逆効果になるといいます。

そもそも頭皮のマッサージの目的は頭皮を柔らかくして血流を促し毛根へ必要な栄養分を供給し易くしてやるというのが本来の目的のはずです。

ところが、マッサージ次第では頭皮の毛細血管をズタズタにして毛根への栄養供給をシャットアウトしてしまうことがごく当たり前に行われているそうです。

これには間違った認識がまかり通っているからです。

それではどのような頭皮のマッサージがいいのか見ていきましょう。

参考記事:薄毛対策にブラッシングは効果的?
     洗髪マッサージで薄毛を改善できるの?

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頭皮の硬い・柔らかいは素質

確かに髪がフサフサしている人は頭皮を指で押してみると弾力があり柔らかいです。

たくさんの農作物が柔らかい土に生えているように、柔らかい頭皮にもたくさんの髪が生えているといったイメージです。

一方、髪が細くて少ない人の頭皮はカチカチで指で押しても弾力が無いです。

カチカチの地面からはわずかな農作物しか出来ないように、硬い頭皮には少ない髪しか育たないイメージがあります。

こういったイメージがあるからこそ頭皮をマッサージして柔らかくすれば髪が成長し易い環境が整うという考え方には説得力があります。

しかし、頭皮が硬いとか柔らかいというのは、その人が持って生まれた素質といいます。

つまり持って生まれた素質なのであとから変更することには無理があるのです。

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本来の頭皮の状態に戻してやる

何かと忙しい現代社会はさまざまなストレスに溢れています。

そんな環境の中に放り込まれたらストレスが溜まるのも無理はありません。

ストレスから頭皮が緊張して本来の頭皮の状態で無くなっているといいます。

そのために頭皮の下では血のめぐりが滞ってしまい髪が成長しなくなってしまうのです。

つまり、頭皮のマッサージは頭皮を柔らかくするのではなく、元の頭皮の状態に戻すマッサージでなければならないのです。

弾力があって柔らかい頭皮にフサフサの髪の人と同じようになるわけではないのです。

頭皮の緊張を解して毛細血管を増やしてあげる

ここまで書いてきたように、薄毛を改善するには頭皮を柔らかくするのではなく、頭皮の緊張を元の状態に戻して毛細血管が増えるようにすることです。

これまでマッサージといえばブラシで叩いてみたり、剣山のような針の束みたいなもので突いたりと、今でこそ誰もやっていないみたいですが、流行った当時は多くの人の頭皮が傷んでしまったといいます。

肩や首、背中の緊張を解す

頭皮が緊張して硬くなるのは、肩や首、背中の筋肉が緊張しているからで、ここを解さないと、いくら頭皮を解してもすぐに元に戻ってしまうといいます。

頭皮へ運ばれる血液は肩や首にある太い血管の中を流れているわけですから、ここが周りの筋肉の緊張により滞るようなことになれば、頭皮の毛細血管に供給するべき栄養分が不足してしまいます。

するとヘアサイクルが乱れて新しい髪の毛が生えてこないというわけです。

これでは薄毛の改善には繋がりませんよね。

簡単にマッサージのやり方を解説しますね。

1.両肩の筋肉を5本の指で摘み、少しずつ左右移動させながら前後に揺らします。
2.首筋の筋肉を肩からうなじくらいまでの範囲で3本の指で移動させながら左右に揺らします。
3.頭蓋骨の際の凹んだ部分、ちょうど「うなじ」のあたりを気持ちのいいくらいの強さで押して解します。
4.腕を下ろしたまま、肩甲骨を使うイメージで肩を前後に大きく回します。
5.首筋を上から下へリンパを流すイメージで手のひらを使ってさすります。

以上のマッサージを時間の開いたときにでも行うと良いでしょう。

入浴中でもかまいません。

頭皮はタオルを被ってマッサージ

頭皮のマッサージに関しては必ずタオルを被って行ってください。

その方が緊張がほぐれやすいからです。

やり方は両手全体で頭皮を掴み、前後左右、円を描くように2~3分動かします。

その時、無理に動かそうとするとかえって頭皮を痛めることになるので出来る範囲でかまいません。

以上頭皮のマッサージについて書いてみましたが、要は頭皮の緊張が解れて血液が流れることが目的ですから、食べ物や生活習慣の乱れに気をつけながら行ってください。

髪への栄養は一番最後にしかまわって来ないことを頭の片隅にでも留めておいてくださいね。

参考記事:頭皮のバリア機能を向上させるプラズマクラスターとは何か