白髪といえば中年以降の髪の毛に増えてきますが、稀に10代でも白髪の目立つ若者がいますよね。
中には20代後半で半分くらい白髪になっている人もいます。
薄毛に悩んでいる人にとっては白髪くらいなら気にする必要は無いと感じているかもしれませんが、白髪の多い人にとっては意外と深刻なようで・・・
ところで若白髪が生えていると、はげないって話しは良く耳にしますが、コレ本当なのでしょうか?
ただの口裂け女的な都市伝説なのでしょうか?
本当に、はげないなら若白髪も悪くはないかも知れませんね。
若白髪とはげの原因を知れば答えは見つかるかもしれません!
まずはなんで若白髪が出来るのか?
若いと白髪なんて生えず、艶々でいいなぁ、なんて年を取ると羨ましく思えてしまいますが、案外若白髪で悩まされている人も多いようです。
若白髪は年寄りの白髪と同じ性質で、10代頃から白髪が生えてしまう症状です。
原因としては毛根内にあるメラノサイト という色素形成細胞が作ってくれる「メラニン色素」のおかげで髪が黒くなるのですが、しかし生まれ持った遺伝や食生活、なんらかの病気やストレスによってメラノサイトの働きが、にぶくなってしまうとメラニン色素が作られなくなります。
髪の毛を黒くしてくれるメラニン色素が作られなくなってしまうと黒くなれず若白髪になってしまいます。
でははげの原因は…?
はげの主な原因のひとつとして男性型脱毛症によるものが多いです。
はげてしまう原因は、男性ホルモンのテストステロンというホルモンが睾丸で作られ分泌されているのですが、5αリダクターゼという酵素と結び付いてしまうと強力な作用を持つジヒドロテストステロン に変化してしまいます。
5αリダクターゼの量には個人差があり多い人ほどテストステロンと結び付きやすくなります。
別に仲良く結び付いてジヒドロテストステロンになっても悪さをしなければ問題ないのですが、なんでジヒドロテストステロンがはげの原因になってしまうのか?と言うとジヒドロテストステロンが、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体とまたくっついて、髪の毛を生やすための毛母細胞の細胞分裂を押さえ込んでしまいます。
これによりヘアサイクルを乱して髪の毛の成長期を短くして予定より早く抜け毛を増やしてはげてしまうのです。
これがはげの原因です。
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若白髪とはげの原因がわかったけど納得がいかない
若白髪になる原因と、はげの原因が2つ判明しました。
原因を見る限りだと全く2つは関係ないものでした。
メラニン色素とジヒドロテストステロンの働きが違うので若白髪の人ははげないなんて因果関係はないのですが、でもなんでそんな都市伝説みたいなものが一般常識のように伝わっているのでしょうか。
今度は都市伝説を解明していきたいと思います。
黒い髪の毛ではげてしまうと地肌が見えて目立ちます。
しかし白髪は地肌と同化してし、はげが目立ちにくくなりますし、そもそも髪の毛があるから白髪になるのです。
街で見かけるお年寄りを見慣れていて、もともとはげていては白髪になる髪の毛がないので『若白髪=はげない』なんて見た目から判断されてしまっているだけだったのです。
それと若白髪を気にして、早い段階から頭皮ケアを心がけ生活習慣を見直したり、マッサージをしたりし、しっかりとケアしている人もいます。
頭皮ケアをしている人としていない人では当然はげる差が出てきます。
あと考えられる事としては、日本人の男性では男性型脱毛症の発症率が若者には少ないということです。
若白髪のイメージって10代くらいからのイメージがあります。
男性型脱毛症で悩む年代は30代以降が圧倒的に多いので10代の男の子に若白髪があったとしても、その段階では、はげてはいないのでどうしても、はげないイメージが強くなってしまっているだけです。
これらを踏まえて考えてみると、我々がただ洗脳されてしまっているのでしょうね。
もしかしたら、はげる場合もあるかも?
医学的な根拠は上の方で説明した通りですが、若白髪、はげに関して少しだけ共通する部分があります。
過度のストレスや、食生活が乱れているなどの栄養不足の時に、どちらも発症する場合があります。
どちらもなりたくなければ、ストレスを溜めず、食生活をジャンクフードばかりではなくバランスの取れたものに変えていきましょう。
まとめ
若白髪の人は白髪の原因とはげの原因が別物なので医学的根拠としては全くなく都市伝説に近いものでした。
だからといって白髪やはげになってしまう可能性があるストレスや食生活など見直していかないと若白髪にもなって、はげにもなってしまうので気を付けましょう。
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