家族や友人、会社の同僚に髪が薄くなっているのを指摘され、慌てて育毛剤の購入を考える人も多いかと思います。
しかし、いざ育毛剤を購入しようと頭を悩ますのが「自分にとってどの育毛剤が効くのか」ということですよね。
まさか薬局の店員に自分の頭を見せて「こんな状態ですけど、薄毛が改善する育毛剤をください」なんて聞くわけにもいかないですよね。
かと言って何種類もの育毛剤がずらりと並んでいる中で効果のある育毛剤を選ぶのも至難の業。
今回は自分に合った育毛剤の選び方についてご紹介します。
コマーシャルの宣伝文句を鵜呑みにしない
殆どの方はテレビのコマーシャルやネットの口コミといった根拠のない情報を鵜呑みにして衝動買いしてしまうようです。
すぐに自宅に戻って取扱説明書通りに、毎日朝晩気になる部分に育毛剤をふりかけてみるものの、1カ月たっても2カ月たっても髪には何の変化も無し・・・
ここで購入当初の期待は見事に裏切られ意気消沈・・・
そしてまた別の育毛剤を同じように購入するもまたしても効果なし・・・
こんな経験ありませんか?
実は以前の私がこれでした(^^ゞ
育毛剤は高価だし、効果が現れるのに3カ月くらいはみないと分からないのでこうした育毛剤選びは時間とお金の無駄になってしまいます。
また、育毛剤によっては頭皮の環境をよけいに悪化させる場合もあるので選択は慎重にしたいものです。
こんなことが無いようにやはり育毛剤は自分に合ったものを選ぶべきといえますよね。
そのためには育毛剤の配合成分はひと通り目を通し、その成分にどのような効果があるのかくらいはチェックしておく必要があります。
ところが薄毛に悩んでいる人ってえてして配合成分の効果を知らない人が多いんですよね。
かくいう以前の私も気にしていませんでした(^^ゞ
その結果今の状態になってしまったわけですが、いろいろ勉強した結果何とか現状維持には留まっています。
ここでは育毛剤の成分と、その効果・効能についてみていきます。
参考記事:脱毛症の種類
育毛剤の主な有効成分
現在市販されている育毛剤には主に次のような有効成分があります。
●血行を促進させるもの
髪の成長には毛根への栄養が必要ですからそのためには血流を良くすることが重要です。
その成分として使われているのが、ミノキシジル、塩化カルプロニウム、センブリエキス、ビタミンE誘導体、ニンジンエキス、イチョウエキスなど。
●毛母細胞を活性化させるもの
髪の成長に欠かせない酵素系を活性化したり、毛母細胞の分裂が活性化するのに必要な物質です。
ペンタデカン酸グリセリド、ビチオン、チクセツニンジンなど。
●脂質を取り除くもの
過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ髪の成長を阻害するとの考え方から皮脂を取り除くのに必要な物質です。
ビタミンB6、イオウ、カシュウ、オドリコ草など。
●頭皮を保湿するもの
頭皮が乾燥すると炎症を起こしたり、フケ、かゆみの原因になり頭皮を傷つけたりすることを予防する物質です。
海藻エキス、アロエ抽出液、イチョウ葉エキス、ヒアルロン酸ナトリウム、トレハロースなど。
●頭皮に栄養を与えるもの
ビタミン類、アミノ酸、アセチルメチオニン、イノシトールなど。
●抗男性ホルモン剤
AGA(男性型脱毛症)は男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼによりDHT(ジヒドロテストステロン)に変化することで、さらに強い男性ホルモンになることで引き起こされると言われています。
そのために、5αリダクターゼの働きをブロックする働きのある物質です。
オイゲニルグルコシド、エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロールなど。
大まかですが、基本的には以上のような主要成分が全体の半分くらいの配分をアルコール溶液としている育毛剤が殆どです。
育毛剤の箱に成分表が載っているので一度確認してみてください。
自分の薄毛タイプ(AGA、頭皮の乾燥、皮脂の過剰、頭皮の栄養不足)に応じて選択すると良いでしょう。
試しにザスカルプ5.0Cの成分を確認してみてください。
AGAに効果が期待できるのが分かりますから。