ストレスが薄毛の要因の一つであることはよく知られていることですが、このほど男性化粧品メーカーの「マンダム」の研究報告によれば、ストレス指標の高い人ほど頭皮が硬く、後頭部の毛も細くて少ない傾向があるとのこと。
この報告を見てまさに私のこと?ってくらい私の状態にぴったり当てはまるんですよね。
というのも若いころの私は多くのコンプレックスを持っていて、よくいじめにも遭っていましたからね。
そのおかげかどうかは分かりませんが、頭皮はカチカチで後頭部の毛が細く少ないんですよね。
よく友人から頭皮が硬いことや、つむじが薄いことを指摘されていたものです。
なのでストレスが薄毛を誘発することは私にとって納得できるんです。
そのマンダムの研究報告を詳しく見ていくと・・・
参考記事:急性胃腸炎とストレスの関係が育毛に大きな影響!
ストレスが原因のハゲは治る?
唾液中のコルチゾールを測定
マンダムはストレスに反応して分泌される「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンを測定することでストレス指標としているようです。
30~40歳代の男性24名を対象に唾液中のコルチゾール濃度と頭皮や毛髪の状態を調べたとのこと。
するとコルチゾール濃度が高い人ほど頭皮が硬くて後頭部の髪の毛が細く少ない傾向があることを確認したそうです。
つまりストレスを受けて、それが上手く受け止められなくてストレスホルモンのコルチゾールが多く分泌される人ほど薄毛になる傾向があるということになります。
私はこの報告を読んで、今まで何故ストレスが頭皮を硬くするのかと思っていましたがコルチゾールが関係していたのですね。
頻繁に尿路結石を起こしたり、急性前立腺炎で入院したりと、泌尿器系の臓器が弱い私は腎臓の上に乗っかっている副腎も機能が弱くて頭皮を硬くしていたものと想像できます。
ちなみにコルチゾールは腎臓の上に乗っかるように位置している「副腎」から分泌される副腎皮質ホルモンで、炭水化物や脂肪、蛋白質を制御し人の体内では重要な役割を担うホルモンです。
コルチゾールは過剰に分泌されると血圧や血糖値を高めて免疫機能の低下や不妊をもたらすことが分かっています。
ストレスには良いストレスと悪いストレスがある
日頃私達は少なからずストレスを受けていますよね。
ストレスと聞くと誰しも悪いイメージがありますが、実は人間はストレスを受けていないと機能しないように出来ているのです。
つまり適度なストレスであればかえって健康に良いのです。
またストレスは良いストレスと悪いストレスがあるのをご存知ですか?
それは自分が成長するために努力することで受ける刺激を「良いストレス」。
逆に受けることで落ち込んだり不愉快になったりするのが「悪いストレス」です。
もちろん頭皮を硬くするのは悪いストレスになります。
精神的な苦痛を感じて身体が緊張してこわばり、自律神経を乱すことで血行不良になりますから髪にとって良いことは何もありません。
抜け毛が気になりストレスに
誰しも抜け毛が増えれば気になるものです。
それが季節がらだったり生活習慣の乱れだったりすれば抜け毛が増えるのは当然のことです。
しかしそういった原因を無視して、ただ抜け毛が多いだけに気持ちが行ってしまうとそれがストレスになってしまいます。
こうなると毎朝鏡に映った自分の姿に不安になり、外出すれば他人の視線が気になったりしてそれがまたストレスになり・・・・
まさに悪いストレスの悪循環に陥ってしまいます。
まずは抜け毛の多さに季節や生活習慣などの背景が無いのか今一度考えてみる必要があります。
いつでも気持ちを前向きに
世の中いろんな人がいるもので、どんな試練もそれを踏み台にして一回り大きく成長出来る人もいます。
そんな人は考え方が前向きで、何事にも動じない精神力を持ち合わせているかもしれませんが、成るようになるといった、ある意味開き直りが出来る人ではないかと感じます。
実は私もその一人なんです(^^ゞ。
というのも子供のころから普通の家庭で育ちごく平凡な人生を送ってきましたが、50歳を過ぎて大きなダメージを受けることになり、かなり深刻な状態になりかけました。
しかし、人間窮地に立たされると良い意味で開き直れるもので、考え方を切り替えることで今は幸せな人生を送れるようになりました。
なので薄毛が気になりだしたらネガティブに考えるのではなく、「健康だったら髪の毛の一本や二本どうってことない」くらいの気持ちで対応していけば悪いストレスも良いストレスに切り替えることが出来るかもしれませんよ。
参考記事:髪の毛の栄養不足はストレスから
ストレスが頭皮の痒みを誘発?