自分の頭がどんな臭いがするのか気になりませんか?
頭のニオイは自分で確認できませんから、家族や親しい人にチェックしてもらうしかありませんよね。
しかし家族と離れて一人住まいしている人や、親しい人が周りにいない人は、自分の頭がどんなニオイを発しているのか分かりません。
特に女性の髪の臭いは私達男性にとっては重要なポイントですから、何とかして自分の頭の臭いを知りたいもの。
男性にとってすれ違いざまにフワッと匂う女性の良い香りは思わず見返りたくなるくらい魅かれるんですよ。
それもこれも頭皮の臭いがカギを握るといいます。
まずは自分の頭が臭うのか、臭うならどうやって消すのかみていきます。
参考記事:シャンプー方法次第で頭皮環境が変わる
頭の臭いは皮脂の分泌量が多いほど発生し易い
人間の皮膚は皮脂を分泌していますが、そもそも皮脂は皮膚を乾燥や傷つくことなどから守る役目を担っています。
また、皮膚には常在菌と呼ばれる善玉菌が多く住みついていますがその餌としているのが皮脂なのです。
常在菌が皮脂を分解することにより肌の表面は弱酸性に保たれ他の細菌や病原菌の繁殖を防いでいるのです。
なので皮脂は皮膚を守るのに必要な物なのですね。
その皮脂も多すぎるとかえって嫌な臭いを発生させてしまうといいます。
その皮脂の分泌量が多いのが実は頭皮といわれています。
皮脂の分泌量が多い場所としてよく知られているのがTゾーンですが、頭皮の皮脂はTゾーンの2倍の分泌量があるといいます。
つまり頭が臭うのは単に皮脂の分泌量が多いためということなんですね。
皮脂の分泌量が増えて、それを餌に繁殖した雑菌がニオイの元になっているのです。
頭の臭いを自分でチェックする方法
自分の頭を直接かぐことはできませんから、まずは頭皮の見た目を確認することから始めます。
デジカメで頭皮を撮影してみて、映った頭皮が青白くハリがあったら問題ありません。
この場合は頭皮が健康な状態なのでニオイの発生は無いものと思われます。
これが赤みを帯びていたり乾燥してシワシワの状態になっていたら要注意です。
この状態は頭皮が何らかのトラブルを起こしている証拠だからです。
皮脂の洗い落とし過ぎに原因が
頭の臭いが気になったり、抜け毛や薄毛が心配とばかりに皮脂を根こそぎ洗い流してしまおうと洗浄力の強いシャンプーを使用して洗髪する人がいますが、これが皮脂を増やす原因になることがあります。
というのも、皮膚は皮脂を分泌して守っているわけで、奇麗に洗い流せば自ら皮脂を補おうとさらに多くの皮脂を分泌するようになります。
するといくら皮脂を落とそうとしてもよけいに増えてしまうわけですから雑菌の繁殖も旺盛になるというわけです。
したがって一定の皮脂を残しつつ余分な皮脂を落とすように適切な洗浄力のシャンプーを使うことです。
湯シャンや塩シャンプーもこういった意味では効果的な手法といえます。
参考記事:シャンプーし過ぎが薄毛を招く
朝シャンは髪に悪い
頭皮の汚れや蒸れによるニオイ
あまり髪を洗わなかったり、仕事柄防止やヘルメットを長時間被ったりしていると頭皮が蒸れた状態だと雑菌が繁殖して臭いを発します。
また女性に多い後ろで束ねるなどのまとめたヘアースタイルにしているのも蒸れやすい原因になります。
髪に無理な力がかかることを考えればマメにヘアースタイルを変えることで蒸れを防止することが必要です。
洗髪後の自然乾燥によるニオイ
洗髪後に髪が傷むからとドライヤーで乾かさずに自然乾燥する人がいますが、これはキューティクルが剥がれたり頭皮に雑菌が繁殖したりしてニオイの元になることがあります。
なので洗髪後には必ずドライヤーで出来るだけ短時間に乾燥させるようにしましょう。
気を付けたいのは、短時間に済ませたいとばかりにドライヤーを髪に近づけ過ぎたり同じ個所に熱風を集中させるとかえって髪や頭皮を痛めてしまうことになるので注意が必要です。
ドライヤーは髪から20cm以上離して髪全体をまんべんなく乾燥させるのが髪に優しい乾燥法となります。
参考記事:薄毛対策にブラッシングは効果的?
肉食などの脂っこい食べ物に偏った食生活によるニオイ
食事が脂っこいものばかりに偏ることでも皮脂の分泌を高めることになるので頭皮の臭いの原因になります。
ただ、肉などのタンパク質も栄養面では必要なので野菜とのバランスを考えながら食べるように心がけましょう。
また、過度な飲酒や喫煙も頭皮をはじめ全身に活性酸素を発生させてニオイの元になると言われています。
出来るだけ控えたほうが良いでしょう。
他にも頭の臭いにはいろんな原因がありますが、基本的なところからまとめてみました。
まずはこれまで挙げてみたことを習慣づけることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考記事:洗髪マッサージで薄毛を改善できるの?