薄毛を予防・改善するには頭皮の血流を良くすることがキーポイントとなります。
これは洗髪マッサージで薄毛を改善できるの?でも書きましたが、「百会」や「上星」という2か所のツボを押すことで血流が良くなります。
しかしいくら頭皮だけで血流が良くなってもそこまで運ばれる血液が不足していてはあまり効率よくありません。
というのも首や肩の内側にある太い血管を通る血液が筋肉のコリによって滞ってしまうことがあるからです。
なので頭部以外にある血流が良くなるツボを刺激して頭部に十分な血液が送られるように手当してあげましょう。
ここでは首筋から肩にかけての3つのツボをご紹介します。
参考記事:首の冷えを解消すると薄毛も解消できる!?
薄毛を予防・改善出来るおすすめの猪毛ヘアブラシとやり方
天柱(てんちゅう)のツボ
天柱の場所は、首の後ろの髪の生え際で、近くに二本の太い筋の外側に位置します。
天柱ツボは自律神経失調症に効くツボとして知られていますが、自律神経失調症になると首の後ろに凝りが生じて血流が悪くなります。
なので天柱のツボを刺激することで頭部への血流が良くなるというわけです。
天柱のツボを刺激することで得られる効果は血流が良くなることによる様々な効果が得られます。
たとえば、肩こりの解消だったり、ストレスなどの疲労回復、疲れ目などです。
風池(ふうち)のツボ
風池は天柱から生え際に沿って1cmくらい外側に位置します。
風池は天柱と同じく、ここを刺激することで自律神経失調症を緩和したり頭痛を解消することで知られています。
また血流が良くなることで脳の活性化にも効果的だとか。
肩井(けんせい)のツボ
肩井は首の後ろの付け根と肩先を結んだ中間点に位置します。
肩がこった時に自然と手が行く場所です。
元々肩コリをほぐすツボと知られていますが、ここには頸動脈が走っており刺激することで頭部への血流をよくする働きがあります。
3つのツボに手のひらを当てるだけ
以上3か所のツボをご紹介しましたが、いずれもマッサージというほど強く揉む必要は無く、これらの位置に手のひらを当ててそっと温めるだけで十分です。
そうすることで血液の循環が良くなりコリもほぐれると同時に頭皮ストレスも緩和され薄毛を予防・改善してくれるといいます。
「手のひらを当てるだけ?」って思うかもしれませんが、東洋医学では手のひらからは「気」が出ていて血流を良くする働きがあると言われているんですよ。
お腹が痛くなった時に皆さんは手を当てますよね。
実はこれ、本能的にお腹に手を当てて治そうとしているんですよ。
意外に手のひらは効果が高いのです。
ちなみに3か所のツボの位置がこちらです。
↓↓↓
長時間にわたってパソコンで仕事をしたり、車を運転したりすると同じ姿勢で肩や首の血流が悪くなるものです。
休憩時間や赤信号で止まった時などそっとツボに手を当ててみるだけで髪が元気になれるのなら簡単にできますよね。
お風呂でリラックスしながらツボに手のひらを当てるのもより温まって血流が良くなります。
何かちょっとした時間を見つけてはツボに手のひらを当てる習慣が身につけばさほど苦にならなくなると思いますよ。
髪が元気になれば不安が一つ無くなるわけですからそれだけでもストレスが軽くなるというものです。
せっかく育毛剤を付けていても毛細血管の血流が悪くては効果を発揮できませんからね。