ヘアケアで最も重要な作業が洗髪ですよね。髪の状態次第で若く見えたり老けて見えたりと、髪のハリやツヤを奇麗に保つだけで見た目は全然違います。
特に薄毛を気にしている人は育毛という言葉には敏感ですから洗髪方法にはかなり気を使っているはずです。
そこで真っ先に思いつくのがシャンプーですよね。
日頃洗髪するときに皆さんが使っているシャンプーですが、シャンプーの質ばかりに目が行って正しいシャンプーをしているかといえばあまり気にしない人が多いと思います。
ところがシャンプーの仕方次第で頭皮環境が全然違ってくることはご存知ですか?
ここでは頭皮環境を整える正しいシャンプー方法みていきます。
参考記事:シャンプーし過ぎが薄毛を招く
ややぬるめのお湯で洗髪がベスト
頭皮はとても敏感に出来ているので、熱いお湯では刺激が強すぎます。
熱いお湯で洗うと頭皮は乾燥しフケの原因になるばかりか、かえって皮脂の分泌過多の原因になったりします。
かといってぬる過ぎると汚れや皮脂を落とすことが出来ません。
これではいくら高価なシャンプーを使っていても健康な頭皮を保つことが出来ませんね。
ということでお湯の温度はややぬるめが最も安全です。
温度にして38℃くらいでしょうか。
シャンプーを付ける前に念入りにお湯だけで洗髪
まずは頭皮の汚れを洗い落とすためにお湯だけで髪をすすぐことから始めます。
面倒だからとか、どうせシャンプーを付けるからといってただ濡らすだけという人がいますが、最初に頭皮や髪の汚れを奇麗に洗い流す為ですから念入りに行ってください。
どれくらい洗えばいいのかと疑問に思うかもしれませんが、髪が長い人もいれば短髪の人もいますし、髪の量やその日の汚れ具合もあるので一概にはいえません。
自分でさっぱりしたという感覚を目安に洗髪時間は決めてください。
ちなみに男性で普通の長さであまり汚れていないなら5分程度で十分かと思います。
シャンプーの量は少なめに
シャンプーを付ける時直接頭のてっぺんにかける人がいますが、これでは頭皮に負担がかかってよくありません。
シャンプーはまず少なめに片手にとって反対の手の指で髪全体にまんべんなく付けていきます。
この時注意するのはシャンプーは頭皮に付けるのではなく髪に付けることです。
よくシャンプーで毛孔に詰まった汚れや皮脂を洗い流そうと頭皮をゴシゴシ擦る人がいますが、皮脂を摂り過ぎてしまうことになり頭皮によくありません。
多少手間はかかりますが、シャンプーを少しでも量を減らすようにするためです。
頭皮のマッサージを平行して行う
薄毛の改善には頭皮の血流を良くすることは重要なポイントですよね。洗髪するときに平行して頭皮をマッサージをすれば汚れが落ちて血行が良くなり一石二鳥です。
マッサージはシャンプーを付けた後に指の腹を使って側頭部、後頭部、前頭部と三方向から小刻みに動かしながら頭頂部に向けてマッサージしていきます。
次に「百会」と「上星」と呼ばれる2か所のツボを指で押せばマッサージは完了です。
「百会」は頭頂部にあり、頭蓋骨が三方向からの交点で若干窪んでいる場所にあります。
「上星」は額の生え際から上に指二本分の位置にあります。
ツボを押す時間は長ければ長いほど効果的ですが、最低でも5分くらい押すと良いでしょう。
お湯だけで洗髪を終わらせてもOK
最後にすすぎですが、シャンプー剤が残らないように念入りに洗い流すことです。
もちろんお湯だけで洗髪を終わらせてもOKです。
最初はどのくらいのシャンプー量で汚れが落ちるのか見当がつかないかもしれませんが、翌日の髪の状態を確認しながら少しずつシャンプーの量を加減しながら自分の量を決めていくといいです。
参考記事:フケが出る原因はシャンプー?
シャンプーし過ぎが薄毛を招く