若い女性の間では、抜け毛はさほど気にする必要も無く日々髪形を気にしてヘアケアに励んでいますよね。
美しい髪だけでも見た目が全然違って違ってきますからヘアケアにはいっそう力が入るのもよく分かります。
ところが赤ちゃんを出産した後の激しい抜け毛に背筋が凍ってしまうくらい恐ろしい気持ちになるといいます。
特に元々髪の量が少ない女性はこのままいったら禿げてしまうと心配になってしまうといいます。
ブラシに絡みつく多くの抜け毛や床に落ちた抜け毛、シャンプー後に排水溝が詰まるほどの多くの抜け毛など、見るたびに辛くなってしまいますよね。
そしてこの抜け毛がいつまで続くのか、どのくらい抜けるのか、とても心配になりますよね。
アンケートでも女性にとって髪の状態は肌の状態よりも見た目年齢に影響があると回答しています。
これは女性にとってかなり大きな問題であることがよく分かりますよね。
それにしても授乳中の抜け毛の原因は何なのでしょう?
産後の抜け毛は女性ホルモンの変化による
妊娠すると「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが分泌されますが、エストロゲンには毛の成長期を長くする働きがあるために一時的に抜け毛が減ります。
ところが出産を機にエストロゲンの分泌が減少するために抜け毛を抑える働きも減少するため一気に脱毛してしまうわけです。
つまりヘアサイクルにおいて本来抜けるべき毛が抜けなかっただけで、出産後の脱毛でヘアサイクルが正常に戻っただけなのです。
ちなみにヘアサイクルとは、
「成長期」
↓
「退行期」
↓
「休止期」
↓
「成長期」
・
・
・
というサイクルで毛が生え換わっています。
産後の抜け毛はいつまで続く?
産後の抜け毛がいつまで続くのか気になりますよね。
はっきりとした数値は分かりませんが、統計によればだいたい産後3~9カ月でホルモンのバランスも落ち着いてくるので、赤ちゃんが1歳になるころには抜け毛も正常に戻ると言われています。
なので本来なら心配する必要は無いのですが、産後の激しい脱毛を気にして何らかの対策をとろうとしているようです。
確かに産後赤ちゃんの世話に追われてストレスも溜まるでしょうし、生活習慣も乱れがちになります。
こうした時にホルモンバランスとは別の原因で抜け毛が増えることも考えられます。
なので、とりあえずは手入れをしておいた方が心の不安を払しょくするうえで必要かもしれません。
ということで産後の抜け毛対処法をまとめておきますね。
産後に必要な栄養素
産後は1カ月くらいは安静にしておかないといけないと昔から言われているくらい体力を消耗するといいます。
また赤ちゃんへ与える母乳のことも考えなければなりません。
自分の体力や髪、母乳を考えて取りたい栄養素はたんぱく質 、ミネラル 、ビタミンB となります。
これらは一般的に健康のためにも摂っておきたい栄養素です。
納豆や豆腐、緑黄色野菜、豚肉、魚、海藻類などがおススメです。
産後の髪の手入れ
産後はただでさえ髪が抜けやすくなっているので、ゴシゴシと擦るような洗髪方法は厳禁です。
シャンプーをしっかり泡立てて指の腹で優しくマッサージするように頭皮の血行を良くするイメージで洗髪しましょう。
最後にシャンプー剤が残らないようにしっかりとすすぎ、リンスやトリートメントも出来るだけ頭皮につかないように気を付けましょう。