毛母細胞とは

毛母細胞

髪の毛の話になると必ずと言って出てくる「毛母細胞」

一応髪の毛が生えてくる球根みたいな存在であることくらいは知っている人もいるでしょうが、その詳細な働きとなるとあまり知らないのではないでしょうか。

かくいう私も毛母細胞という名前だけは知っていましたが、当ブログを書き始めるまでその詳しい働きは知りませんでした。

髪の毛に関わる情報を元に毛母細胞について下調べをしていくうちに、とても重要な器官であることを知ることとなりました。

髪の毛に悩みを持っている人なら毛母細胞を如何にして活性化できるのかを知りたいもの。

それなら毛母細胞について基本的な働きくらいはある程度は知っておきたいものですよね。

そこで毛母細胞について詳しく調べてみました。

そもそも毛母細胞とは何でしょうか?

毛母細胞は毛髪の種

毛母細胞はその名の通り毛の母となる細胞のことで、毛乳頭から酸素や栄養分を受け取って細胞分裂を繰り返すことで髪の毛を製造している組織です。

毛母細胞は「成長期」「退行期」「休止期」のヘアサイクルを繰り返し、およそ40~50回のサイクルで一つの毛母細胞は寿命を迎えます。

一回のヘアサイクルが2~6年ほどとされていますから、正常なら少なくとも80歳くらいまでは毛母細胞が働いてくれることになります。

薄毛になる人はこのヘアサイクルが加齢やストレス、男性ホルモンなどの影響を受けて短くなり、毛母細胞の働きに異常をきたしていると考えられています。

毛母細胞はどこにある?

毛母細胞の位置を説明する前に全体像から説明しておきますね。

毛は頭皮から外部に出ている部分を「毛幹」、頭皮の内部に隠れている部分を「毛根」と呼ばれています。

毛根の最下部に膨らんだ部分がありますがここを「毛球」と呼び、その先端に位置している毛乳頭が毛細血管から栄養を受け取り、毛母細胞が分裂して髪の毛を製造していきます。

毛母細胞は毛乳頭を包み込むように存在しており、毛乳頭の指示により細胞分裂が出来るわけです。

毛母細胞

 

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毛乳頭への栄養分は余った分だけ

当ブログでも何度か書きましたが、髪の毛への栄養分は生命維持に必要な脳や心臓などの重要な臓器に運ばれ、生命維持にあまり関わっていない髪の毛には余った分だけしか届けられません。

つまり栄養分が余らなければ毛乳頭への栄養補給はされないのです。

よくダイエットで薄毛になったという人の話を聞きますが、これもカロリー制限だけのダイエットという間違った方法で痩せようとしたために毛乳頭への栄養補給が断たれてしまい薄毛になったと考えられます。

毛乳頭が栄養を受けたれないわけですから毛母細胞の分裂も不活性になってしまうというわけです。

毛母細胞は簡単には死滅しない

髪の毛は何度抜いても生えてきます。

これは髪の毛を抜いても毛穴の底には毛を作りだす毛乳頭や毛母細胞が生きているからです。

つまり毛乳頭や毛母細胞が死滅しない限り新たな髪の毛が生えてきます。

近年多くの女性が利用している無駄毛処理に使われているレーザーによる永久脱毛は、毛母細胞を破壊して毛が作られないようにしているわけで、人の手が加わらないと死滅させられないほど毛母細胞はしぶといのです。

では何故薄毛になってしまうのでしょうか?

それはヘアサイクルの「成長期」が短くなるからです。

薄毛は髪の毛が成長しきれずに細くなるから

よく薄毛は髪の毛の本数が減るからと言われていますが、実は髪の毛の本数はフサフサの人と薄毛の人に大して差は無いのです。

何故変わらないのかというと、薄毛になる人は髪の毛が成長しきれずに細いままで終わってしまうからです。

つまり本数が減るのではなく髪の毛一本一本が細く短くなるのでいかにも本数が減っているように見えるだけなんです。

それもこれも毛母細胞の分裂が大きく関わっているわけで、毛乳頭への栄養補給にかかっているといえます。

薄毛になってしまう人は、男性ホルモンやストレス、栄養不足などが原因で毛乳頭への栄養分が不足して毛母細胞の分裂が不活性になってしまうからと考えられています。

ただし、毛母細胞は簡単に死滅することは無いので原因さえわかれば再び活性化されて髪の毛が生えて太くなるとも言われているので諦める必要はないそうです。

また近年、ケラステム毛髪再生のような発毛技術も次々と考案されて、何をやってもダメだったひとが発毛することも可能になりました。

治療費はまだまだ高いですが、いずれ普及してくれば安くなるのではと期待しています。

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毛母細胞の寿命が尽きるまで発毛出来れば良いですよね。

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