育毛関連記事を読んでいるといろんな専門用語が出てきますよね。
「テストステロン」
「DHT」
「5α-リダクターゼ」
他
最初は何の事かと思いましたが、読み続けていくうちにおおよそは頭に入りました。
そんな私でも初めて耳にする専門用語が目にとまりました。
それがFGF-5 です。
しかもこれが薄毛に関わっているというのですから無視はできません!
いったいこのFGF-5とな何なのか非常に気になったので調べてみました。
FGF-5は脱毛指令を出すタンパク質
FGF-5のFGFは、Fibroblast Growth Factorの略で、日本語では線維芽細胞増殖因子で1~11まであるんだそうです。
その線維芽細胞増殖因子の一種であるFGF-5は、簡単に言うとヘアサイクルの段階で脱毛指令を出す“脱毛因子”です。
ヘアサイクルは「成長期」→「退行期」→「休止期」→「成長期」・・・を繰り返して、髪が成長しては休止期に入って脱毛し、そして新たな髪が成長していきます。
この中でFGF-5は「成長期後期」において脱毛指令を出す働きがあるのですが、DHTによってまだ成長段階にある髪に対して脱毛指令を出してしまうのです。
参考記事:AGAで脱毛する仕組み
つまりFGF-5の脱毛指令を正しい段階でだせるようにするのが薄毛改善のための一つの要素です。
もしFGF-5の働きを抑制することが出来れば、抜け毛の原因となるDHTが多く作られても抜け毛が予防できることになります。
FGF-5は毛乳頭に働きかける
FGF-5はこれまでの研究によれば、成長期の後半に作用して毛乳頭にそのシグナルが伝わり、さらに毛乳頭が退行期に誘導するシグナルを発していることが確認されています。
つまり、FGF-5が毛乳頭に働きかけて、反応した毛乳頭が退行期に移行させているということです。
またFGF-5はヘアサイクルの「成長期」の後期、つまり「退行期」のちょっと前に出現して毛乳頭に脱毛指令を出していることも分かっています。
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マウスの実験でも変化が現れた
ある実験では、FGF-5遺伝子が働かないマウスと、通常の遺伝子を持つマウスで比較したところ、明らかにFGF-5遺伝子が働かないマウスの方が体毛が長くなることを確認できたといいます。
また自然界では一般のマウスよりも体毛が長い「アンゴラマウス」の遺伝子を調べてみたところ、FGF-5遺伝子が上手く働いていないことが分かったといいます。
さらには、マウス以外の動物でもFGF-5遺伝子が働かないと体毛が長くなることが確認できたといいます。
こうした事実からFGF-5を働かなくすれば脱毛をコントロールできる可能性があることは明らかです。
FGF-5の働きを抑制する原材料があります。
FGF-5を抑制するビワ葉エキス
FGF-5を抑制する成分を多く含む原料というのが「ビワ葉エキス」
育毛剤の箱の裏に掲載されている原材料名に「ビワ葉エキス」があれば、その育毛剤は、FGF-5を抑制する働きのある育毛剤といえます。
またビワ葉エキスには髪の成長を加速させる「FGF-7」を促進させる働きがあるのでより髪が成長し易くなるというものです。
ビワ葉エキスはAGAも抑制
男性の薄毛の95%がAGA(男性型脱毛症)と言われていますが、この原因は、男性ホルモンの「テストステロン」が「5α-リダクターゼ」と呼ばれる酵素と結合してDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるより強力な男性ホルモンに変化してヘアサイクルを乱すことで発症すると考えられています。
そこに関わっているのがFGF-5遺伝子で、先でも書いたとおりDHTが線維芽細胞増殖因子のFGF-5が脱毛指令を無理やり働かせてしまうのです。
ビワ葉エキスはFGF-5を抑制する働きがあるので、DHTが多く出来ても脱毛指令を抑制してくれるというわけです。
当ブログで紹介しているザスカルプ5.0Cには「ビワ葉エキス」見当たらないところを考えればFGF-5の抑制を目的とした育毛剤ではないことが分かりますね。
ちなみに「ビワ葉エキス」を配合している育毛剤には
濃密育毛剤 BUBUKAブブカ
薬用プランテル
CHAP UP(チャップ アップ)
などがあります。
どの育毛剤を使用するかはとりあえず半年は使ってみて判断したいものです。
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