髪の毛の話題になると必ずと言って良いほど「毛母細胞」って言葉が使われますよね。
毛母細胞を活性化させると髪の毛が増えるとか、薄毛を予防することが出来るとか、何となく期待を持たせる言葉を使って育毛剤が発売されています。
そんなうたい文句を見るとひょっとして自分の髪の毛も復活するのではないかとついつい買ってしまうことも少なくありません。
しかし現実は・・・
毛母細胞は簡単に死滅することは無い?でも書いてあるように、そもそも頭皮の下には毛母細胞は残っているはずです。
ということは毛母細胞を活性化させることさえできれば髪の毛を復活させることができるわけです。
そこで毛母細胞を復活させるにはどのような方法があるのか調べてみました。
毛母細胞は毛乳頭から栄養を受け取る
毛母細胞は単独で活性化させることはできませんから、どこからか栄養を受け取らなければなりません。
それが「毛乳頭」で、毛母細胞は毛乳頭から栄養を受け取って分裂しているわけです。
こうした仕組みは毛母細胞とはに詳しく書いてありますが、毛母細胞が活性化すると分裂が盛んになり髪の毛の製造も活発になるというわけです。
また毛乳頭への栄養分は毛細血管まで血液によって運ばれてくることになりますから、元はといえば十分な栄養を摂取していないと毛乳頭まで運ばれないことになります。
つまり毛母細胞と毛乳頭は二人三脚で働いていて、そこに栄養を届けるのが毛細血管ということですね。
判り易く例えると、毛母細胞が「種」で毛乳頭は「土」毛細血管は「ホース」で栄養分は「水」ということになります。
作物はどれが欠けても種から発芽することは無く十分に育ちませんよね。
髪の毛も同じで、「毛母細胞」「毛乳頭」「毛細血管に届く栄養分を含んだ血液」のどれが欠けても育たないということです。
髪を黒くするのも毛母細胞の働き
髪の色を黒くするのも毛母細胞の働きによるものです。
というのは毛母細胞の中には髪の毛を黒くする要素の「メラニン色素」が含まれているため、細胞分裂の時にメラニン色素が混ざるので髪の毛が黒くなるからです。
しかしメラニン色素も加齢とともに減少し、そのために高齢になると髪の毛にメラニン色素が少なくなる為に白髪が増えてくるというわけです。
よく白髪を予防するには昆布やワカメを食べると良いと言われるのはメラニン色素を作りだす働きがあるからです。
ただ、昆布やワカメは白髪の予防にはなりますが、ハゲを予防できるというのは根拠が無いので注意してくださいね。
ハゲの予防にはバランスの良い栄養補給と生活環境によるものが大半なので食事はバランスを考えて食べるようにしましょう。
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毛母細胞を復活させる方法
先にも書きましたが毛母細胞は簡単に死滅することは無いので、毛母細胞を復活させるという考え方よりもどのようにすれば活性化するのか?と考えるようにしましょう。
つまり毛母細胞は眠っているだけなので起こしてやればいいのです。
それには十分な栄養補給と生活環境を見直すということになります。
毛母細胞に十分な栄養が届くようになれば毛母細胞も目を覚ましてどんどん新しい髪の毛を製造してくれるのです。
毛母細胞を目覚めさせるには毛乳頭への栄養補給が復活への道ということになります。
毛乳頭への栄養補給を活発にするには
毛乳頭への栄養補給はどのようにすれが活発になるのか?
それにはまず基本的なことを理解しておく必要があります。
髪の毛の栄養分は余った分しか送られない
よくダイエットをして髪が薄くなったという話を聞きますよね。
ぜい肉も減ったが髪の毛も減ったなんて、奇麗になる為にダイエットをしたのに髪の毛まで失っては何のためのダイエットなのか・・・
これは人間の生命維持のメカニズムでよく言われる「優先順位」です。
つまり生命維持のためにまず重要な組織に栄養分が送られ、生命維持にあまり関係のない組織には最後になり、しかも余った分しか届けられません。
人の体は髪の毛が無くなっても生きていくうえで支障は無いので無関心なのでしょうね。
なので日頃からバランスのとれた栄養分を十分な量を摂取しておかないと髪の毛まで届けられないということになってしまいます。
血流を良くする食生活
せっかくバランス良い栄養分を準分に摂ったのに血流が悪くて髪の毛まで届けられないとなれば毛母細胞の活性化は期待できません。
血流を悪くする要素としては
タバコ
過度なアルコール
肉食中心の食事
シャンクフード
カップラーメン
などは出来る限り避けるように心掛けましょう。
この中で注意してほしいのは、肉を避けて野菜中心になれば血流が良くなると勘違いしている方が多いことです。
確かに野菜だけを取っていれば血液はサラサラになりますが、肉を食べないと筋肉が細くなり基礎代謝が下がってしまうためにかえって血流が悪くなってしまうということです。
なので肉も野菜もバランスよく食べることが血流を良くする要素の一つなのです。
またこれに青魚を加えることでより血液がサラサラになり必要なタンパク質も摂れるので効果的です。
というのも青魚にはDHAやEPA といった血液をサラサラにするオメガ3脂肪酸が豊富に含まれているからです。
「イワシ」「サバ」「マグロ」「サワラ」などの青魚には特に豊富に含まれていると言われています。
どうしても魚が苦手という方は「エゴマ油」「アマニ油」などのαリノレン酸を摂ることで体内でDHAやEPAに変換されるのでおススメです。
血流を良くする生活環境
人は動かないと筋肉が細くなり血流が悪くなるので、日頃からマメに軽い運動をして筋肉量を維持するとともに血流を良くする生活を送る必要があります。
ウォーキングやジョギングなど、5分でも10分でも、あなたにとって毎日続けられる程度の運動量で続けるようにしましょう。
またストレスも血流を悪くする要素の一つです。
外で運動をすることで日光浴もでき、これがストレスの解消にもなるといわれています。
以上簡単にまとめましたが、全て行うことは難しいので、まずはどれか一つ実践してみてはいかがでしょうか。
ひょっとして毛母細胞が復活して元気な髪が生えてくるかもしれませんよ(*^_^*)
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