薄毛の人にとってはフサフサノ髪をした人の本数ってどのくらいあるのか気になりますよね。
単純に考えれば髪の毛の本数が多ければ薄毛にはならないような気がするのですが・・・
しかしそう単純な話ではないようで・・・
果たして生えている髪の毛の本数で薄毛と判断が出来るのでしょうか?
出来るとしたら1本1本数えなくてはならないのでしょうか…。
それこそ夏休みの自由研究の材料になりそうですが、我々大人にはそんな暇はありませんのでどうしたら良いものでしょうか。
日本人の大人の平均的な髪の毛の本数は約10万本ぐらい
髪の毛が多い人で14万本ほど、少ない人だと7万本ほどで2倍の差があります。
2倍の差は大きいですね。
2倍も差があると、この時点で髪の毛の薄さが気になるような感じはしますが、7万本か10万本かなかなか自分の髪の毛を数えているほど暇ではないと思います。
なんとか10万本にしたくても残念ながら頭だけではなく身体中の毛穴の数は生まれつき決まっています。
こればかりはどんな努力をしても毛穴は増えないので諦めましょう。
しかし、毛穴の数が少なくても太くてコシのある髪の毛が生えていれば、薄毛には見られません。
これはありがたいことです。
逆に毛穴の数が多くても細くて弱々しい髪の毛や生えてくる数自体が減ってしまうと薄毛に見えてしまいます。
結局のところ髪の毛の抜け毛の本数だけ見て薄毛と判断出来るのかは微妙ですが、だいたい正常であれば、日々の生活で自然と1日平均50~100本は抜け落ちます。
でも…もしそれ以上抜けていたら危険ゾーンなのでしょうか。
抜け毛の危険ゾーンて何本ぐらい?
季節や体調にもよりますが、普通であれば大体100本ぐらい抜けるはずです。
特に髪の毛を洗っている時に多く抜けやすいです。
しかしたった1日だけを見て「いつもより抜け毛の本数が多い!」と大騒ぎしなくても大丈夫ですよ。
あくまで抜け毛の本数は平均値であって日によって多い日も少ない日もあります。
薄毛になってきたと感じる目安としては1日200本以上抜けてきている場合です。
ただこれもたった1日だけを見て150本くらい抜けた!と落ち込まないでください。
見た目健康そうな髪の毛が、汗や紫外線などにより、たまたまいつもより多く抜けている程度ならあまり気にしなくても大丈夫です。
毛根の状態が重要
気にしなくてはいけないことは毎日200本以上抜けることと、髪の毛についている毛根の部分です。
なぜ毛根部分が重要なのかと言うと、髪の毛の成長に必要不可欠な毛母細胞の状態がポイントなのです。
髪の毛を成長させるために必要な毛母細胞は、髪の毛のお母さん的な存在ですが、薄毛に繋がる毛根部が変な形をしている時があります。
髪の毛人生をまっとうしきっていて、自然と抜け落ちた髪の毛なら、毛根部分は綺麗に丸い形をしています。
しかし尖っていて丸くなかった場合お母さんの毛母細胞の状態が良くなかったため、志し半ばで抜け落ちてしまったということなのです。
実は薄毛の始まりはすでに抜け毛が細くなっ来ているのです。
ドライヤーで乾かす時など、細くなった抜け毛をかき集め毛根をよく見てください。
髪の毛に栄養が行き渡らず毛根が丸くなっていないはずですよ。
参考記事:細い毛の毛根を見ればハゲるのかが分かる
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髪の毛の一生を知れば薄毛と戦えるかも
通常1本の髪の毛の一生はこんな感じです。
約4~6年ほどで、その1本は生え変わります。
成長期→髪の毛が伸びるのが止まり抜ける準備期間→脱毛準備OK→脱毛これが髪の毛の一生です。
しかし頭皮が傷んでいたりして様々なトラブルのせいで、本来は4年~6年間かけて生涯を閉じるはずだった1本の髪の毛が、新しい髪の毛が生えてくる前に抜け落ちてしまう場合もあります。
寿命をまっとうできずに抜け落ちた髪の毛と、まだ生えてこない髪の毛では時間差が生まれてしまいます。
これも薄毛の原因なんですね。
参考記事:ヘアサイクルの改善法
髪の毛の本数だけでは薄毛と判断は出来ません
もし本当に本数を必死に数えられたとして10万本以上生えているから薄毛ではない!と言えないかもしれません。
量より質なのです。
たとえたくさん生えていても細くて弱々しく毛母細胞が弱っていれば、薄毛はすぐ側まで来ています。
髪の毛の本数が7万本だったとしても、太くてコシのある栄養の行き届いた髪の毛であれば、薄毛には見えないので安心してください。
参考記事:毛根が黒いのはハゲる前兆?
まとめ
結局のところ、髪の毛の本数だけでは薄毛と判断はつきませんでした。
しかし、薄毛になるかもしれない材料さえしっかり揃っていれば、近い将来薄毛になる可能性はかなり高いので気を付けてください。
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