近頃自分の髪の毛を寄付する行動が話題を呼んでいます。
先日CBCラジオ「ツボイノリオの聞けば聞くほど」を聞いていたら、髪の毛を寄付するという話題がのぼっていたんですよ。
その中で吉岡直子アナウンサーが街頭で断髪式をする予定なんだとか。
吉岡アナによると自分の父親ががんに罹って抗がん剤により髪が抜けてしまい、家庭内が暗くなってしまったということもあって自分の髪の毛を寄付する決意を持ったそうです。
そんな経緯もあって多くの方に知ってもらいたいということもあって「CBCラジオ祭り」で一般市民の面前で断髪式をするそうです。
ところで髪の毛を切るのは良いけど、何処へもっていったらいいのか、長さや髪質など、どんな条件があるのかあまり知られていないみたいですよね。
ということで髪の毛を寄付したいけど方法が判らないという方のために調べてみました。
ボランティアのへアドネーションが活動
この企画は「へアドネーションプロジェクト」といって、NPO法人HEROが何らかの理由で髪の毛を失った18歳までの子供達に無償でウィッグを提供して笑顔を取り戻してもらおうと2016年の5月から活動しているそうです。
癌や白血病、先天性の無毛症、不慮の事故など、不幸にも髪を失って辛い思いをしている子供達は帽子やタオルを巻くなどして隠すしか手段が無いそうです。
髪の毛を失ったことで他人の視線が気になったり学校にも通い難いなど、様々な苦労があるんだそうです。
そんな子供達のために一般の方から髪の毛や寄付金を募って完全オーダーメイドの医療用ウィッグを無償提供しているそうです。
また、人工毛のウィッグに比べて、色やツヤ、手触りが格段に自然な人毛の方が好まれるんだそうです。
しかし人毛はそう簡単には手に入らないために、いざ人毛でウィッグを作ろうとするとかなり高価になってしまうんだとか。
こうなると全ての子供達が人毛のウィッグを手に入れるのは困難となります。
そんな理由もあってこの「へアドネーションプロジェクト」が活動を開始したのだそうです。
メディアで取り上げられてから口コミで広まった
ただ、こうした活動も宣伝費が限られているために世間での認知度はいま一つだったとか。
それがこの「へアドネーションプロジェクト」を有名人が取り上げたことで一気に知られることになったそうです。
その後テレビやラジオで知って髪を伸ばして寄付をする子どもたちが現れ、それが口コミで広まって話題になっているみたいです。
またこの活動に賛同した美容室が現れたことで全国的に広まったそうです。
凄いのは親子で寄付するために髪を伸ばしている家庭が多いということ。
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ウィッグにできる髪の毛の条件
ただしどんな状態の髪の毛でも寄付できるのかというとそうではありません。
それなりの条件があります。
1.31cm以上の長さがある
2.同一人物のもので他の人と混ぜてはいけない
3.完全に乾いた髪であること
4.引っ張って切れるほどダメージが無いこと
これらを見る限りでは、髪の毛を31cm伸ばす必要があるくらいで、あとは気を付ければ問題ないですよね。
これまで髪の毛を切ってはただ産業廃棄物として捨てていたものが、髪を無くした多くの子供達を救うことになるのです。
しかも寄付する髪の毛には殆どお金がかかりません。
どうせ切るならもうちょっと我慢して31cm以上になってから賛同する美容室に行ってみてはいかがでしょうか。
賛同している美容室はドネーションサロン検索システムより「ドネーションサロン」にチェックを入れてお近くのお店を検索してみてください。
カットした髪の毛を自分で送る
美容室でカットした髪の毛を美容室から送るのも自宅に持ち帰ってから送るのもどちらでも構いません。
どちらにしても封筒やレターパックなどの方法で郵送することになります。
ただし自宅でカットする場合、家族の髪の毛と混ざったりしないことや、31cm以上あることを確認してください。
カットしたらゴムなどできちんと括ってください。
紐で縛ったりすると郵送途中でほどけてしまうことがあるので必ずゴムで括ってほしいとのこと。
送り先や方法など、詳しくはへアドネーションHP【髪の毛を寄付するときの注意点】をご確認ください。
髪の毛だけでなく資金も足りていない
ウィッグを作るにしても費用がかかりますから髪の毛だけでなく、資金も必要になります。
またウィッグを希望している子供たちのサイズを測定するための交通費もかかるそうです。
ただウィッグを作るだけではなく、それに付随する様々な費用がかかってしまいます。
そのために髪の毛だけではなく寄付金も募っています。
私ですが、残念ながら寄付できるほど髪が無いし、31cmになる前に抜けてしまうと思われますので、まずは寄付金を検討しています。(^^ゞ
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