カットだけの美容院ならシャンプーなしでも当たり前ですが、もう少し単価の高い美容院で「シャンプーなしで!」なんてシャンプーを断ったら嫌われてしまうのでしょうか?
シャンプー料金が別に取られるなら懐具合を分かってくれそうですが、シャンプー込みの値段の美容院でシャンプーなしはありなのか考えてみました。
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美容院でシャンプーなしはOK?
選択権はお客さん側にあります。
シャンプーなしでお願いしても嫌われる事はないと思いますが、仕上がりに差が出てくる場合があるので、失敗した時には文句は言えません。
そしてシャンプーなしにするのであれば、自分でしっかりと髪の毛を洗ってから美容院へ行きましょう。
なぜなら美容師が嫌がるお客さんとしては、頭を何日も洗っていない、朝起きて寝癖のまま、なぜかこれから美容院に行くのに気合を入れてヘアアイロンなどでストレートに装う、ワックスでベタベタな髪の毛…など美容院でシャンプーなしにするのであれば、自分で洗った後ドライヤーで乾かして一番自然な髪の毛の状態で行くことにより、嫌な顔されずに済みます。
余計なことはするなということですね。
美容院でシャンプーなしは失敗する可能性あり!
別に個人の自由なのでシャンプーなしでも良いのですが仕上がりに差が出てくる場合があります。
特に女性は髪の毛をゴムで束ねていたりすることが多いので癖がつきやすく、この癖を取るのに一番手っ取り早いのは髪の毛を濡らすことです。
ちょっとを濡らす程度ならスプレーボトルに入った水でシュシュッっとでもゴムで束ねた髪の癖は簡単には取れてくれません。
自分でもシャンプーしない、美容院でもシャンプーなしにして乾いた髪の状態でカットをしてしまうと、癖が取れておらず、美容師がどんなに頑張っても髪の毛の動きが分かりづらいため自宅に戻ってお風呂で髪の毛を洗った後に見てみると、綺麗にカットしてもらったはずなのに、カットラインがバラついてしまうことがあります。
それを見て「あの美容師は下手くそだ」なんて決めつけないでください。
髪の毛は濡らすと伸縮するのでシャンプーをしてくれたお客さんの方が、美容師的にはカットしやすく、シャンプーしたお客さんよりも、仕上がりのクオリティはどうしても下がってしまいます。
カットラインがバラついてクオリティの低い髪型になるよりは美容院でシャンプーをしてもらった方が、綺麗な仕上がりにしてもらえます。
どおしても美容院でシャンプーなしでお願いしたいのであれば、せめて自分で髪の毛の変な癖を取ってから美容院へ行きましょう。
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どうして美容院でシャンプーなしにして欲しいのか…
理由は人それぞれありますが、どうしても人に髪の毛を触られるのが嫌、サロン仕様のシャンプーの香りが苦手などありますが、中にはシャンプーをしてもらっているとめまいがするという人もいます。
一番気をつけてほしいのは、この謎のめまいです。
実はれっきとした名前がついていて「美容室脳卒中症候群」と呼ばれています。
原因は美容院でのシャンプーのやり方です。
美容院のシャンプー台は首を乗せ後ろに反らして洗ってもらうのが主流です。
首を後ろに反らし、固いシャンプー台の上に首を置いているので血管が圧迫されてしまい、一時的に血流が少なくなってしまいます。
血栓が出来やすくなってしまい、シャンプーが終わった後に首を再び位置を元に戻した時に再び血流が回復するので、シャンプー台の圧迫によってせき止められていた血流が血栓ごと一気に大放出し、脳内の毛細血管内に詰まってしまい、脳卒中になる恐れがあります。
症状としては、めまい以外にも頭痛や吐き気、手足のしびれ、冷や汗、首や後頭部の痛みなどです。
中には失神してしまう程の人もいるので、命に関わってしまう場合もあります。
過去にそんな経験をした人はいるのであれば、美容院でのシャンプーはなしにしてもらった方が安全です。
美容院に行く前に電話で事情を説明すればそれこそスプレーボトルの水を、髪の毛がビショビショになるぐらい髪の毛にかけてくれて対応してくれる可能性はあります。
全日本美容業生活衛生同業組合連合会では、美容師の指導として首の血管の圧迫しない「椅子を起こしますね」など一声かけてから動かすなどのことを指導しています。
一部の美容院では首の負担軽減シャンプー台を設置している所もあるので、そんな美容院を探すのもありですね。
まとめ
美容院シャンプーなしにする権限はお客さん側にあります。
嫌われないと思いますが、シャンプーを美容院でしてもらった方がクオリティの高い髪型にしてもらえることは確かです。
ただし美容室脳卒中症候群の疑いがある場合はシャンプーをなしにした方が安全です。
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