床屋

 床屋が休み

今日は仕事の休みが取れたから床屋にでも行こう!

といざ床屋に出掛けてみると、なんと休みの看板が…。

今のご時世日曜も働いているサラリーマンも多いので、せっかく取れた平日休みで床屋に行こうと思っていたのが休みだとがっかりしますよね。

スッキリした頭で翌日出勤予定だったのに、次の自分の休みと床屋が営業している日がマッチするまで待たなくてはなりません。

床屋も休みを取るのは分かっていますが・・・

それにしてもなんで月曜、火曜休みが多いのでしょうか?

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床屋の休みは決められているの?

床屋の休み

月曜日や火曜日に必ず休みを取りなさいという決まりはありません。

だったら水曜日でも、土日でもお休みにして問題はないのですが、一応土日は学生や月曜から金曜日まで働いている人達がお休みなので床屋にとってもかき入れ時です。

わざわざいつもより収益が上がる日に休むのはもったいないので、休日はお休みにしていません。(祝日は休みかもしれませんが)

また床屋の休みは月曜日が多い理由としては、大手の美容室とは違い店主ひとりでせっせと個人経営している店が多いことです。

床屋の店主

個人経営だといつ休みを取っても良さげですが、店主にも家族がいることでしょうし家族サービスも必要となってきます。

子供がいる場合、土曜日に授業参観や運動会などがあり月曜日は振替休日となったりします。

家族サービス

土曜日の子供の行事に参加できず、月曜日も仕事だと子供と一緒にいる時間も少なく家族サービスもできない状況になってしまうので月曜日に休みにしたという説もあります。

では火曜日に休みにしている床屋はなんなのかと言うと、主に関東は美容室も床屋も休みにしています。

関東の場合サービス業界の人は土日に働き月曜日が休みの人が多いので、月曜日にも床屋に来る人が多いのです。

そうなると当然月曜日も、かき入れ時となってしまうので、火曜日ならばお客様も少なく床屋も休みにしても問題ないという考え方もあります。

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他にも床屋の月火休みには理由があった!

組合との付き合い

いくら個人経営とはいえ、一匹狼で経営していると何も情報が入ってきません。

そこで各都道府県にある理容生活衛生同業組合などの組合に加入することが多いのです。

組合では技術向上の為の研修会など役に立つ催し物を開催してくれます。

その開催する曜日の多くが月曜日か火曜日なのです。

いくら昔から経営をしている床屋でも最新の技術を学ばないと生き残ってはいけません。

できるだけ組合の催し物に参加できるように店を月曜日、火曜日休みにする事が多くなったのです。

365日営業して、組合の催し物は開催される日だけ臨時休業するという手もありますが、これでは営業していると思ってわざわざ来店したお客さんを逃してしまいます。

定休日

だったら定休日を明確にした方が、お客さんにも分かりやすくて固定客を逃しにくいので店としても好都合なわけです。

床屋の休みは昔からのなごり

昔の風景

なんで床屋は昔から月曜日、火曜日休みが多いのか言うと第二次世界大戦中から戦後までさかのぼった話となってしまいます。

第二次世界大戦中から戦後は全国的に電力が不足していました。

贅沢は敵だと言われていた時代に庶民がパーマをかけに行くと、現在よりもはるかに電力を使うことになってしまいます。

電線

昔は薬液をつけて髪の毛を癖づけるのではなく、髪の毛を巻くロットひとつにつき1本の電気コードで電流を流していたのでかなりの電力を使っていました。

そのため電力不足を補うために休電日という電力供給を止める日を強制的に設けられたのです。

懐中電灯
パーマかけれないようであればお店を営業しても仕方がないので、必然的に休電日を床屋の休みにしたわけです。

地域によって、月曜日もしくは火曜日が休電日になってしまったのですが、休電日が廃止された今でも、日本人の頭の中には月曜日もしくは火曜日が『床屋は休み』が定着してしまっているため、わざわざ休みの日を変更しないで昔からの名残で床屋の休みは月曜日か火曜日が多いというわけです。

まとめ

月曜日と火曜日

床屋の休みは月曜日もしくは火曜日が多い理由は第二次世界対戦から始まっていることが分かりました。

それ以外にも家族サービスのためや技術向上のために催し物に参加したりと、床屋のおじさんも休みであっても完全オフではないようですね。

そんな働き者の床屋に感謝しつつ、床屋に行く際は水曜日以降に行くようにしましょう。

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