光免疫療法の実用化で脱毛の副作用が無くなる?

脱毛

癌の新たな治療法が開発されたと話題になっています。

その治療法とは「光免疫療法」という名の光を患部に当てて免疫力を高めて癌細胞を殺す方法だとか。

アメリカで開発された治療法のようで、現在臨床試験中なんだとか。

その情報を詳しく読んでみると、何だか凄い治療法みたいで、手術の必要も無く安価で簡単な治療法のようなのです。

しかも抗がん剤で髪の毛が抜けてしまうような副作用もほとんど無く、短期間で癌細胞が消滅してしまうと言われているのです。

昔は癌といえば不治の病とされていて、現在に至っても辛い副作用で完治する人もいれば残念ながら無くなってしまう患者も多いと聞きます。

そんな画期的な「光免疫療法」について調べてみたのでご紹介します。

スポンサーリンク

光免疫療法はあらゆる癌に対応

光免疫療法の凄いところはあらゆる癌に対応できるということ。

癌細胞にくっつく性質を持つ抗体に色を付けて点滴により体内に送り込み、そこに近赤外線を当てるだけで化学反応により癌細胞が攻撃できるそうです。

また近赤外線は他の組織に損傷を与えることなく患部に到達できるとのこと。

これまでの癌の治療法といえばとりあえずは手術で癌を取り除き、転移の可能性があれば抗がん剤で癌細胞をたたくというような治療法だったわけですが、副作用の苦しさには誰もが辛い思いをしていると聞きます。

これまでの抗がん剤は癌細胞だけでなく、正常な細胞まで影響するので激しい副作用を伴います。

よく抗がん剤で髪の毛が全部抜けてしまうことが多いですが、これは抗がん剤が癌細胞の分裂を阻止するために毛母細胞の分裂までを阻止してしまうために毛が抜けてしまうのです。

また激しいおう吐などで体力が消耗しよけいに免疫力が低下して癌細胞が成長し易い環境を作ってしまっていると主張する科学者もいます。

それが光免疫療法であれば抗がん剤の治療も必要ないとかで、体力のない患者でも副作用の心配が無いので治療を受けることが可能というわけです。

癌細胞だけを攻撃できるので癌細胞がどこにあろうと攻撃が可能というわけです。

転移したがん細胞にも効果がある

光免疫療法がもっと画期的なのは、近赤外線を照射した癌細胞だけでなく、他の癌や転移したがん細胞まで効果が及ぶ可能性があるということです。

それは近赤外線で死滅した癌細胞の残骸に残っている特異的抗原により免疫力が発揮されるからだとか。

これが光免疫療法は抗がん剤の必要が無くて副作用の心配が無いということのようです。

スポンサーリンク

抗体は毒性の少ないものを使用

ここで気になるのが癌細胞にくっつく性質のある抗体です。

アメリカで使用されているのが「IR700」と呼ばれる抗体で、毒性が少なく体内に取り込んでも最終的には尿に溶けて排出されるんだそうです。

なので体に負担をかけることなく治療がし易いんだそうです。

治療が短期間で済む

通常の癌の治療といえばステージによっては数カ月から年単位で入院を余儀なくされますが、光免疫療法であれば僅か数日で済むんだそうです。

というのも治療法としては、

1日目.点滴でIR700を体内に送り込む。
2日目.患部に近赤外線を数分から2時間ほど照射

たったこれだけです。

比較的大きな癌でも二日で治療が終わってしまうといいます。

これならちょっとした検査入院と変わらない短さですよね。

患者の経済的負担が軽い

癌の治療法といえば高額な医療費がかかることでも知られていますよね。

そのため生命保険でも癌の特約も付いている商品も多いことから考えれば、如何に高額な治療費がかかるのかが分かります。

光免疫療法であれば近赤外線の照射装置は300万円程度だそうで、CTのような数千万円の機械と比べればかかる費用もたかが知れています。

ひょっとしたら1万円以内で済んでしまうかもしれません。

重い副作用が無く、経済的にも負担がかからないとなれば、今後の癌治療は光免疫療法が中心となる可能性が高いのではないでしょうか。

癌はいまや恐れるに値しない病となる可能性が高いといえます。

光免疫療法を利用した発毛技術も開発されるともっと嬉しいですが!(^^)!

スポンサーリンク