骨粗しょう症とは、年を取るにつれ骨がもろくなり、ちょっと転んだだけでも骨折しやすくなる病気のことを骨粗しょう症と言います。
くしゃみをしただけでも骨折してしまうほど、骨がもろくなってしまう場合があるので他人事ではありませんよ!
しかし、最近骨粗しょう症の治療薬に育毛効果があることが判明しました!
ハゲて、骨粗しょう症にもなっていたら実年齢よりも老けて見られてしまいます。
骨粗しょう症の治療薬で育毛も同時に出来たら、とってもお得ですね。
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骨粗しょう症治療薬が育毛効果があると分かった経緯!
引用:http://www.manchester.ac.uk/
イギリスにあるマンチェスター大学の研究チームがシクロスポリンAと呼ばれる薬の研究をしていたところ、なんと育毛に効果のある副作用が発見されたのです。
薄毛の人から見れば「何て画期的な薬なんだろう!」と思うでしょうが、薄毛ではない骨粗しょう症で悩んでいる人にとっては全く必要のない副作用です。
シクロスポリンAは元々臓器移植を受けた患者さんや、自己免疫疾患(自分の体の中で作られている細胞をなぜか異物と体が思ってしまい自分の健康な細胞を攻撃してしまい、自己免疫ができなくなってしまう病気)の為に開発された薬ですが臓器移植を受けた場合、人様の臓器が自分の体の中に入るので拒絶反応が起こる場合があります。
それを抑えるために免疫抑制剤として長期間飲み続けなくてはいけません。
しかし薬なので副作用も少なからず出てきます。
この副作用が改善されれば安心して飲み続けることができますし、骨粗しょう症の人も安心できますよね。
ところが、けいれんや下痢などの副作用が報告されています。
しかしその一方で、なぜか育毛効果も報告されています。
この育毛効果も副作用の一環なのでしょうが、他の副作用を弱めにして育毛効果を強めにすれば、育毛剤としても活用できるのではないかと研究が進められているところです。
骨粗しょう症治療薬での育毛効果はまだ研究段階!
新薬を開発すると言ってもすぐには認可も降りず、まずは動物実験などから始まります。
しかもマンチェスター大学は名門大学で、25人もの卒業生たちがノーベル賞を受賞している秀才大学です。
そんな秀才軍団が目をつけただけあって、今後もかなり期待はできそうですね。
その秀才軍団がいるマンチェスター大学の研究チームでは、シクロスポリンAには発毛を妨げるタンパク質を抑制することを発見しました。
やはり秀才軍団は考えることが違うようで、発見して良かった良かったでは終わらず、同じような作用を持っている別の医薬品を探し出した結果、骨粗しょう症の治療薬として開発された薬にも同じような効果があることがわかりました。
化学名はWAY-316606と既に一般人がよく分からない名前になっていますが、育毛の効果はシクロスポリンAよりも高いことまでは判明しています。
もし副作用があったとしてもシクロスポリンAよりは軽く済むのではないかとマンチェスター大学の秀才軍団は考えているようです。
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骨粗しょう症治療薬の育毛効果の今後どうなるのか?
今現在は骨粗しょう症治療薬に育毛効果があることを発見し、研究段階にあります。
今後は、より有効な治療や薬品はないのか日々研究を積み重ね、実用化に向けていくのです。
早く髪の毛を生やしたいからと、慎重に実験も重ねないうちに実用化をしてしまうと、体にとって有害な副作用が隠れているかもしれません。
ここからは治験者で本当に安全性は大丈夫なのか確認をしてから、大丈夫であれば製造販売承認がおりるわけです。
ただし海外に比べ日本はかなり新薬の販売承認がおりるまではかなりの時間がかかります。
まだ研究段階なので日本での発売は、ちょっと遠い未来となりそうですね。
しかしアメリカ皮膚科医は薄毛予防と髪の毛の再生を助ける手段の発見に近づいたと評価しているくらいなので期待できそうです。
将来的にハゲはいなくなるかも?
骨粗しょう症の治療薬が、本当に育毛に効果的であった場合、将来的にはハゲはいなくなるかもしれません。
マンチェスター大学の秀才軍団を信じて、育毛効果のある新薬が日本で販売されるのを楽しみに心待ちにしておきましょう!
まとめ
現在のところ、我々庶民が分かっているのはこの程度の話だけですが、今後はもっと情報が公開されるはずなので、明るい将来を夢見て、しばらくは今発販売されている育毛剤を使い、我慢して待っていましょう。
ただ、これまでこういった話は何度も聞かされそのたびに裏切られてきた経緯があるので、あまり期待が大きすぎるのも考え物です。
確かな育毛剤が実用化されるまで生活習慣やストレスに気をつけて少しでも発毛しやすいように準備をしておくくらいの気持ちで過ごすのがベストなのかもしれませんね。
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