リンスやトリートメントの仕方によっては髪に悪影響を与える?  

リンスやトリートメント

シャンプーの後は髪をしっとりサラサラに仕上げるために多くの人はリンスやトリートメントを付けていますよね。

確かにシャンプーをしたままで乾かすとゴワゴワになったり、バサバサになったりします。

男性の場合短髪であれば問題ありませんが、ちょっと長めだったり、女性であればどんなへアースタイルをしていてもゴワゴワになったり、バサバサになったりしたら思うようなへースタイルは難しいですよね。

しかしシャンプー後のリンスやトリートメントを付けるという行為は、髪が健康なら問題ないのですが、傷んでいたり薄毛が気になるような人が行うとよけいに悪化してしまうといいます。

こういうと「リンスやトリートメントは髪のダメージを補修したり、紫外線から保護するという役目があるんじゃないの?」といった声が聞こえてきそうですよね。

確かに髪にとってはリンスやトリートメントはそれなりの役目をするように作られています。

しかし頭皮のために良いものなのか?

というとそうでもないのです。

参考記事:朝シャンは髪に悪い

スポンサーリンク
目次表示位置

リンスやトリートメントは毛穴を塞ぐ

シャンプーすると頭皮を覆っている皮脂が洗い流されますが、シャンプー後2時間もすれば皮脂が頭皮を覆って保護するように出来ています。

皮脂は多すぎると毛孔を詰まらせ毛根に悪影響がありますが、適度な皮脂はバリアの役目をして頭皮を紫外線や乾燥から守ってくれています。

ところがシャンプーで洗髪した直後にリンスやトリートメントを付けると頭皮に油膜が出来てしまいます。

そこへ皮脂が分泌されてきますが、油膜に遮られて出てこれなくなってしまうのです。

頭皮を守る皮脂が覆うことができなくなれば乾燥や紫外線から守られなくなるため頭皮は弱ってしまいます。

さらに汗腺も蓋がされたような状態になるので汗が出てこれなくなり、皮膚呼吸も出来なくなります。

これでは髪のためとはいっても結果として髪に悪いものとなり悪循環ですよね。

スポンサーリンク

リンスやトリートメントは髪だけに付けることは困難

リンスやトリートメントの使用方法を見ると必ずと言っていいほど「髪に付けて軽く洗い流して・・・」のようなことが書かれていますよね。

これはリンスやトリートメントが頭皮に残ると良くないからです。

しかしリンスやトリートメントを髪だけに付けろといわれても自然に頭皮についてしまいます。

そこへもってきて「軽く洗い流して・・・」といわれても、頭皮に付いたリンスやトリートメントは奇麗に洗い流すことは不可能です。

奇麗に洗い流せばリンスやトリートメントの効果が薄れるわけで・・・

また、いったん頭皮に付いてしまった油膜はその吸着量によりゴミや細菌がくっつき易くすぐに汚れてしまうためにまた洗髪したくなります。

これでは頭皮に悪いことは明白ですよね。

薄毛の人はリンスやトリートメントは厳禁

以上リンスやトリートメントが薄毛の人にとって良くないことが分かりましたよね。

薄毛は髪自体というよりも頭皮に問題があることが殆どです。

なので薄毛を改善したいのならリンスやトリートメントに頼る目先の美しい髪よりも、長い目で見て頭皮を改善したうえで成長してくる健康な髪にすることが重要と言えます。

どうしても使いたいのならトリートメント

とはいえ恋人とのデートや重要な商談となると少しでも相手に良い印象を与えたいのは自然の流れです。

そんなときにはトリートメントを使用してきれに洗い流すようにしましょう。

というのはリンスは髪をコーティングしてサラサラにする作用があるのに対して、トリートメントは髪に浸透して栄養補給をする作用があるので、頭皮を奇麗に洗い流しても髪に浸透したトリートメントの働きが期待できるからです。

それでも頭皮に付着するのはあまり良いことではないので出来るだけ頭皮に付着しないように心がけてください。

参考記事:シャンプーし過ぎが薄毛を招く