はげるといえば気にしているのは男性だけだと考えがちですが、現代社会で女性の薄毛もテレビや雑誌などで何度も取り上げられるくらい女性の間で広まってきました。

それまで気にしていなかった髪の状態が、洗髪中にふと気がつけば指に大量の抜け毛がまとわりついていたり、濡れた状態の髪を鏡で見てドキッとした経験はありませんか?

こうしたことがたまに見られるならさほど気にすることは有りませんが、頻繁に見られると何時までも無視はできませんよね。

ひょっとしたら知らない間に脱毛症に罹っているのかもしれません。

出来るだけ初期のうちに手当てをして元の美しい髪に戻してあげるようにしておきましょう。

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脱毛症の原因はストレスが多い

脱毛症には様々な原因が考えられますが、女性の場合原因といえば何といっても「ストレス」が最大の原因となっているようです。

ストレスは育児や家事、仕事や人間関係などとても多くの要因がありますが、ストレスを解消できていれば良いのですが、いざ溜まってくると自律神経のバランスを崩してしまいます。

自律神経は活発に活動できる「交感神経」と、休息して傷ついた内臓を修復したりする「副交感神経」がバランスをとって初めて心身ともに健康でいられるのです。

ところがストレスで自律神経のバランスが崩れると修復出来ないままに内臓が働かなければならず、全身へ送られるはずの血液も流れが悪くなりより内臓の働きが悪くなってしまいます。

昔から「髪は血の余りなり」と言われているように、人が生きていくうえで必要のない髪は血液で運ばれる栄養分は優先順位が最も低くなっています。

つまり他の内臓に栄養分が優先的に回されるので髪には行き届かないのです。

参考記事:脱毛症の種類

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髪は毛母細胞に送られる栄養分により育つ

髪の断面図

髪は図のように「毛乳頭」を包み込むように「毛母細胞」で覆われていますが、この毛母細胞が毛乳頭から栄養分を受け取って細胞分裂を繰り返し髪となって成長していきます。

ストレス性の脱毛は毛母細胞に備わっている毛細血管が収縮して栄養分が行き渡らなくなり毛乳頭が栄養不足になってしまうために毛母細胞の細胞分裂が衰えてしまうために引き起こされるのです。

こうなると通常なら髪が抜けても3か月もすれば新しい髪が生えてうるはずが、毛母細胞が不活性なためにたとえ生えてきても育ちが悪く成長しきらないうちに抜けてしまいます。

参考記事:毛母細胞は簡単に死滅することは無い?

生活習慣の乱れによる脱毛

ストレス性の脱毛の次に多いのが生活習慣の乱れによる脱毛です。

これは女性だけでなく、男性でも同じことが言えるのですが、原因が違うだけで毛乳頭の栄養不足であることは同じです。

睡眠不足や喫煙、飲酒、無理なダイエットなどがその代表で、これが毛乳頭への栄養不足に繋がります。

特に睡眠不足は身体の疲れがとれないばかりか自律神経を乱れさせ脱毛に繋がります。

人間の身体は22時から2時までの間が「睡眠のゴールデンタイム」と言われているくらい1日の生活リズムで最も重要なポイントで、この時間体に成長ホルモンが分泌され髪の栄養分を補給する大切な時間帯なのです。

なので22時から2時までの間にどれだけ睡眠が摂れているかで髪の栄養も違ってくるというわけです。

参考記事:IGF-Ⅰの薄毛改善効果

更年期による髪質の低下

日本人の女性は40代後半から50代前半にかけて更年期による閉経を迎えますが、このときにホルモンバランスが崩れて元々女性でも多少分泌されている男性ホルモンが優位になってしまうことがあります。

元々男性ホルモンは薄毛を進行させる働きがあるので更年期を迎えた女性は薄毛になってしまう場合が多いのです。

以上女性の薄毛の原因を挙げてみましたが、言えることは規則正しい生活を続け、ストレスを上手く解消することで薄毛はある程度は解消できるということですね。

参考記事:40代の女性は薄毛になり易い?

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