「体毛が濃い人は髪が薄い」
昔から言われている噂にこんなのがありますが、体毛が濃い人の多くは本当に髪が薄いのでしょうか?
私も髪に関しては凄く気になっていたので、常に他人の頭髪をチェックしてきたこともあり、だいたいの統計は判っています。
で、結論ですが、私が見てきた限りでは、体毛の濃さと薄毛は無関係なんですけど・・・
私は体毛は濃くありませんが、薄毛になってしまいましたし、私の周りでも体毛が濃い人でも髪もふさふさという人、体毛が薄くて髪も薄い人もいっぱいいます。
実際のところはどうなんでしょうか?
気になってネットで調べてみると、どうやらまったくの嘘でもないようで・・・
体毛が濃くなる原因
体毛とは、腕やスネなど、頭髪以外の場所に生えている毛のことで、頭髪に比べて硬くて太く縮れているのが特徴です。
近年体毛が濃いと異性に嫌われるとばかりに女性だけでなく男性までもが脱毛に励んでいるみたいです。
しかし、体毛の役目は紫外線をはじめとした外部からの刺激から皮膚を保護するためにあるので、けっこう重要なものなんです。
なので全身脱毛をすると感覚機能が低下したり冷え性になったりすることもあるといいます。
そんな体毛ですが何故濃くなるのかというと次のような原因が考えられます。
1.男性ホルモンが多い
2.遺伝的なもの
3.ホルモンバランスの乱れ
4.毎日のように剃っている
5.肉食が多い
体毛が濃い人は髪が薄いというのは、「男性ホルモンが多い」というイメージがあるでしょう。
なぜなら体毛が濃くなるのは男性ホルモンが多いからであって髪が薄くなるのも男性ホルモンのせいだからと考えているからです。
しかし頭髪が薄くなるのは男性ホルモンの分泌量とは関係ないのです。
髪が薄くなるのは男性ホルモンから変化したDHT
これまでの研究によれば、AGA(男性型脱毛症)により髪が薄くなる原因は、男性ホルモンのテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変化して、この量が増えることで薄毛を進行させることが分かっています。
さらにDHTは皮脂の分泌量を増やしたりニキビや前立腺肥大の要因を作り出したり、体毛を濃くする働きもあると言われています。
つまり体毛が濃い人は髪の毛が薄いのではなく、AGAを発症した人がDHTの作用により髪が薄くなるとともに体毛が濃くなるというわけです。
これも私の髭が濃いのと前立腺肥大といった症状とぴったり当てはまります(^^ゞ
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頭髪と体毛の両方が濃い人は遺伝
世の中には髪の毛も体毛も両方濃い人がいますが、こういった人はDHTの分泌量が多いわけではなく、ただ遺伝的にそうなっているだけと思われます。
なので体毛が濃い人でもDHTの分泌量が低ければ薄毛になることは無いと考えられています。
こういった現象は哺乳類でも見ることが出来ます。
たとえばゴリラやチンパンジーなどの類人猿や犬や猫などのペットにおいては季節の変わり目や皮膚病などで脱毛することはありますが、頭だけ禿げている動物って目にしませんよね。
実際にこれらの動物では殆どAGAを発症することは無いそうです。
参考記事:AGAで脱毛する仕組み
ただサルの仲間である「ベニガオザル」だけはAGAを発症することがあるんだそうです。
なのでAGAの研究にベニガオザルが使われているんだそうです。
こう考えるとAGAが人やベニガオザルといった高等動物だけに見られることから、進化の過程で男性のシンボルとしての表現なのかもしれませんね。
ということは髪が薄くなるということはより男性らしさをアピールしたいという潜在意識なのでしょうね。
そんなに薄毛をネガティブに考える必要もないかもしれませんよ!(^^)!
遺伝的でもないのに体毛が濃くなり始めたら危険
体毛が薄かった人がある日を境に濃くなって髪にボリュームが無くなったら、髪の毛が薄くなり始めたと考えていいと思います。
かくいう私も25歳あたりから体毛や髭が濃くなりはじめ、髪の毛にボリュームが無くなりはじめました。
その後の私は間違った対応で薄毛になってしまったわけですが、これを知っていれば今頃薄毛にはなっていなかったかもしれません(^^ゞ
まとめ
いかがですか
結局体毛が濃い人は髪の毛が薄くなるという噂はあながち間違っていないということになります。
体毛が濃くなってきた人や元々体毛が濃い人も、AGAにかかればどちらも髪の毛が薄くなると考えられます。
体毛よりも髪の毛にボリュームが感じられなくなるなど、何らかの変調を察知したら出来るだけ早めにAGAの検査をすることをお勧めします。
AGAに効果的な育毛剤もあるので試してみるのも一つの方法ですよ。
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