はげている人は常に他人の視線を気にするあまりよけいな行動に走ってしまうことがありますよね。
それにはげている人は、女性に嫌われると勝手に被害妄想になってせっかくのチャンスを見逃しがちになってしまいます。
毎朝鏡を観てはため息をつきながら育毛剤をふりかけ自分で情けなさを感じている人もいるでしょう。
はげてしまったと運命を呪ったと人もいるでしょう。
しかしそんなデメリットばかりが目につくはげでも、悪い事ばかりでもないんですよ！
このほどある国の調査で、はげている人の癌発生リスクが低いとの報告があったのです。
これまでネガティブなイメージが多かったはげですが、癌にかかり難いとの安心感だけでも物凄く大きいですよね。
いったいはげと癌ではどんな因果関係があるのでしょうか？
ワシントン大学の調査で判明
この報告はアメリカのワシントン大学で行われたもので40～４７歳の男性２０００人を対象に調査したものです。
その結果、はげている人にがんが発生するリスクが低いとの結果が出たとのこと。
詳しく言うとはげている人がはげていない人よりも29～45％前立腺がんの発症率リスクが低いのだそうです。
男性ホルモンとの因果関係があるとされてきた前立腺がんだけにはげとの共通点もある気がしますよね。
男性ホルモンが関係している
はげの原因は男性ホルモンの「テストステロン」が５αリダクターゼと呼ばれる酵素と結合して「ジヒドロテストステロン」に変化して毛乳頭に働きかけ、毛母細胞の分裂サイクルが崩れて髪の毛の成長が止ま
ってしまい早く抜けることで起こります。
なので男性ホルモンの分泌が多いからはげるのではなくジヒドロテストステロンに変化する割合が多いとはげてしまうといわれています。
このようにハゲの原因とされる男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン」がＡＧＡ（男性型脱毛症）を引き起こすことが分かっていますが、一方で前立腺がんを抑制する働きもあるんだそうです。
つまりジヒドロテストステロンがある意味抗がん剤の働きをしているみたいです。
自分がＡＧＡにかかってしまったのをジヒドロテストステロンのせいだと恨んだ人も多いと思いますが、前立腺がんを抑制してくれるとなればありがたい存在になるかもしれませんね。
気になるのは前立腺がん以外の癌に対してはどうかというと、ワシントン大学によれば、はげている人には胃癌や気管支癌のリスクも低いのだそう。
これらの現象もやはりジヒドロテストステロンが関係していると考えているそうです。
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日本では２人に一人が癌に罹る
癌と聞くと誰もが死をイメージする病ですが、日本では現在２人に１人が癌に罹っている現状があります。
ただ医学技術の発展で癌を克服する人も増えてきて近いうちに死を恐れる病では無くなると言われています。
それでもいくらかは死の確率が高まるわけですから癌には罹りたくないですよね。
それに比べてはげたからと言って死ぬわけでもないので恐れる必要は無いのです。
特に日本人は他人と同じでないと不安になる傾向がありますが、ハゲの多い外国では個性的な人種なのかはげてもそれほど気にすることは無いそうです。
数年前にかつら大手の「アデランス」がアメリカに進出したあえなく失敗した経緯があるように、日本人ほどはげを気にする人種ではないといいます。
そしてはげている人が癌に罹り難いとなれば、“はげワンダフル”と喜んでいるかもしれませんよ。
アメリカ人は何事も前向きに捉える人種なんでしょうね。
ストレスの一つが無くなるという考え方
癌の原因の一つに「ストレス」がありますが、はげを気にしているだけでもストレスが溜まるのに、他人の視線や無神経な言葉など、はげている人にはこの上ないストレスの溜まるいっぽうです。
鏡を見ながら将来を悲観したり、他人の視線から逃れようと帽子をかぶったり、常にストレスをため込むことになります。
また、はげを気にするあまり人との会話が入ってこなかったりすればコミュニケーションにも支障をきたします。
ストレスは血行を悪くするために毛根への栄養も滞りがちになります。
今回の発表ではげていることに対して考え方を変えてみてはいかがでしょうか
いずれにしてもはげを前向きにとらえて少しでもストレスを溜めないようにすることの方が癌のリスクを低くなるということですよね。
ちなみに今の私は癌のリスクが下がったと安心し、これならはげてもかまわないかなって思っています。
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