美容院に行くと必ず勧められるトリートメントですが、家でやるトリートメントと美容院でやるトリートメントにはそんなに差はあるものでしょうか。
家でやるトリートメントは1回買えば何回も使えますが美容院でやるトリートメントは結構費用がかかってしまいます。
美容院トリートメントは費用に対して効果はどのぐらいあるのでしょうか。
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なぜ美容院ではトリートメントを勧めるの?
美容院でカラーやパーマをすると、必ずトリートメントを勧められますが、あれは決して売り上げを伸ばしたいからではありません。
パーマやカラーで使われている薬剤はアルカリ性のためパーマやカラーをした後の髪の毛はアルカリ性になってしまいます。
実は髪の毛は、アルカリ性になっていると髪の毛の水分蒸発、刺激や紫外線などから守ってくれる大切なキューティクルが開いたままになってしまい非常に傷みやすくなってしまうのです。
髪の毛は無防備な状態のままとなってしまいます。
髪の毛はアルカリ性になると傷む
理科の実験を思い出してほしいのですが青色リトマス試験紙にレモンのしぼり汁をつけてみると赤色に変色します。
赤くなったということは酸性です。
逆に石鹸水などを赤色リトマス試験紙につけると青く変色します。
青くなったということはアルカリ性。
髪の毛はアルカリ性のままでは傷んでしまうので酸性方向にしてあげなくてはいけません。
美しい髪の毛の理想は弱酸性です。
そこでパーマやカラーをかける時に必ず勧められるトリートメントは売上のためではなく、薬剤によってアルカリ性になってしまった髪の毛をトリートメントによって弱酸性にして、開いたままのキューティクルを閉じてパーマやカラーの薬剤で傷んでしまった髪の毛を健康的な髪の毛に近づけてあげるという目的があったのです。
売上向上のためにトリートメントを勧めているんだわ!なんて思わないようにしましょう。
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美容院でトリートメントしても効果はすぐなくなる感じ…
当然個人個人の髪質によって効果は変わりますが、美容院でのトリートメントはしっかりと効果を発揮してくれています。
たぶん美容院帰りのあのサラサラ感がすぐになくなってしまうから効果がないと思われがちですが、美容院でのトリートメントの効果は手触りを良くするためだけが目的ではないのです。
上で説明した通りアルカリ性になってしまった髪の毛を弱酸性に戻してあげる、それが最大の狙いです。
でもやっぱり手触りが良い方が美容院でやるトリートメント効果が持続している感じはありますよね。
しかし翌日手触りが悪くなったとしても、効果は持続しているので安心してください。
美容院トリートメント効果は分かったけど費用が…
美容院でのトリートメントの効果は大変良く分かりましたが、効果があるからといってちょこちょことトリートメントをしに行くのは費用はかかりすぎてお財布が寂しくなってしまいますよね。
それに美容院でトリートメントをしても、やはり日に日に効果は薄れていきます。
しかし毎日セルフケアする事で少しでも効果を長持ちさせる事は可能です。
セルフケアで出来る事といえば、洗い流さないトリートメントと洗い流すトリートメントですが、この2つは両方とも同じ効果が得られるわけではありません。
洗い流すトリートメントの効果は髪の毛の内側からの補修です。
洗い流さないトリートメントは髪の内側からも補修ができ、髪の毛の外側を補修して水分が逃げないようにし、トリートメントに配合されている栄養成分を髪の毛に置く効果があります。
時間があれば両方のトリートメントをやった方が良いですが、早く寝たい時は洗い流さないトリートメントを使いましょう。
トリートメントはササッとつけて洗い流すだけでも効果はありますが、きちんとセルフケアをしたいのであれば、洗い流すトリートメントだけではなくお風呂の中でゆっくりと時間をかけてトリートメントを髪の毛に浸透させた方が効果的です。
この2つを同時購入したとしても、5000円持っていけばかなりお釣りは返ってきます。
美容院でのトリートメントは、金銭的に毎日することは無理なので、次の美容院でのトリートメントの間、自宅でのセルフケアをしっかりとすることで弱酸性の健康的な髪の毛を少しでも長く保つことができます。
まとめ
美容院でのトリートメントの効果は、アルカリ性に傾いてしまった髪の毛のままだと傷んでしまうので、酸性方向に戻すために必要なものでした。
費用は自分で買うトリートメントよりもかかりますが、サロン専用のトリートメントを使うのでパーマやカラーをした後はトリートメントをしてもらうことをお勧めします
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