髪が薄くなってきて初めて気になる自分のヘアケア。
その中でも特に気になるのが頭皮の洗い方 ですよね。
髪の毛は頭皮から生えているので、頭皮の環境が悪化すれば髪の毛が薄くなるのは今や当たり前のように語られています。
薄毛に悩む人にとっては自分の頭皮をどのように洗ったら薄毛の改善に繋がるのか気になるところ。
そんな方のために私の失敗談も含めて正しい頭皮の洗い方をご紹介します。
皮脂を洗い流し過ぎるのは逆効果
「薄毛になる人は毛穴に皮脂や汚れが詰まっているので、皮脂を徹底的に洗い流すと良い」といった意見がよく聞かれます。
それを信じている人は洗浄力の強いシャンプーで頭皮をゴシゴシ擦ってしっかりと洗い流す傾向にあります。
しかし、これはかえって薄毛を進行させてしまう危険な行為といえます。
なぜなら皮脂は頭皮を保護している役目もあるからです。
落とし過ぎると頭皮は自ら皮脂の不足を察知してよけいに分泌しようとして皮脂の分泌に栄養分を使うことになります。
栄養分が皮脂を作りだす事に費やされると栄養が偏る
髪の毛は毛根内にある毛母細胞が分裂することで作られますが、その毛母細胞へ分裂指令を出すのが毛乳頭です。
その毛乳頭に栄養を与えることで毛母細胞の分裂が活性化されるわけですから、薄毛の予防には毛根への栄養補給を積極的に行わなければなりません。
しかし、人間の生命維持システムによって栄養補給には優先順位があるのです。
そのため体内に吸収された栄養分はまずは脳や心臓といった生命維持には欠かせない組織に送られるわけです。
つまり生命維持に関係の無い毛根への栄養補給は一番最後になってしまうのです。
それくらい毛根への栄養分は届きにくいことになっているのです。
そこへもってきて皮脂を分泌するために栄養分が使われることになれば毛乳頭も栄養不足になるわけですから毛母細胞の分裂も低下して髪の毛も作られなくなるわけです。
その結果髪の毛が細くなったり抜けやすくなったりして薄毛になってしまうのです。
洗い過ぎると頭皮が乾燥する
頭皮は皮脂と水分のバランスが整った時に初めて髪の毛が作られますが、皮脂を取り過ぎることで頭皮の水分まで過剰に奪ってしまい、結果として頭皮が乾燥してしまいます。
乾燥した頭皮はホルモンバランスを乱して、かえって皮脂を過剰に分泌させてしまうことになるそうです。
こうなると皮脂を取るためにさらに洗い過ぎて頭皮は乾燥し、さらなる皮脂の分泌を招き・・・といった悪循環に陥ります。
なので皮脂を取り過ぎることはあらゆる面でマイナスなことが大きいのです。
スポンサーリンク
シャワーの温度が熱過ぎると皮脂が取れ過ぎる
シャンプーしてからすすぐ時にシャワーの温度が高過ぎると皮脂を取り過ぎることになります。
逆に温度が低過ぎても不要な皮脂を洗い流すことができません。
頭皮よりも若干高いくらいの37~39度のぬるめのお湯が最適です。
私はこれを知らずにいつも熱めのお湯で洗髪していたせいか、シャワーが直にあたる頭頂部がハゲてしまいました。
もちろん現在はぬるめの温度で洗髪していますが、洗髪と同時に顔を洗ってみて脂の取れ具合を感じながら洗っています。
頭皮と顔の肌は繋がっていますから、顔の脂が取れ過ぎているなと感じたら頭皮も同じように脂が取れ過ぎていることになります。
シャンプー剤を泡立ててから頭皮に付ける
どんなに良いシャンプーでもそのまま直に頭皮に付けるのはよくありません。
必ず手のひらで泡立ててから泡を髪の毛に付けるくらいの感覚で行いましょう。
また頭皮を指の腹でゴシゴシと擦るやり方は、産毛を惹き抜いてしまうことになるので優しく頭皮をマッサージするように洗髪しましょう。
育毛剤を付けるならシャンプーした後がおススメです。
洗髪前にブラッシング
洗髪前のブラッシングは頭皮に付着した皮脂や汚れを浮き上がらせて落としやすくなります。
おススメは猪か豚の毛を使用したブラシです。
ナイロン製のブラシは静電気が発生して髪の毛を痛める可能性があるため、動物の毛から出来たブラシなら静電気が発生し難いからです。
出来れば水道水の塩素を除去する
あまり大きな影響は無いと思いますが、水道水には殺菌のために塩素が含まれていますが、その塩素が頭皮の常在菌を殺してしまい頭皮環境を乱す可能性があると言われています。
念のために塩素を除去できるシャワーヘッドが通販でも購入することが出来るので、これを機会に交換してみてはいかがでしょうか。
月に一回、カートリッジを交換する手間がかかりますが、頭皮環境を考えれば試してみる価値はありそうです。
参考記事:水道水の塩素が髪に悪影響があるって本当?
スポンサーリンク