頭皮の汚れや皮脂は髪に悪いとばかりに日頃、シャンプーで奇麗に洗い流している人は多いとは思いますが、ヘッドスパの専門家に言わせると水道水自体が髪に悪く薄毛になるといいます。
そういえば報道なんか見ていると経済発展している国民ほど薄毛が多いような気がしていたんですよね。
経済発展すると水道の設備も各家庭に設置され、塩素で消毒された水道水で髪を洗う機会も増えるのでそれに比例して薄毛率も増えるのは理解できます。
それに比べて経済発展が遅れている国の国民は川や池の水で洗うことになりますから、雑菌に触れることはあっても塩素に触れることは無いので髪だけは健康でいられるのかもしれません。
こうしてみると水道水の塩素が薄毛になるっていう考え方も無視できないかもしれません。
ここでは水道水の塩素と髪について考えてみます。
参考記事:シャンプーし過ぎが薄毛を招く
日本の水道水の塩素濃度は0.1ppm以上
日頃何気なく使用している水道水ですが、どのくらいの塩素が使われているのか知っていますか?
水道水は殺菌するために浄水場で処理され、その際に塩素が含まれることになります。
学校のプールも塩素消毒で使われ、やはり塩素って消毒用に広く使用されているのが分かります。
日本の法律では0.1ppm以上の濃度が必要と決まっているので、家庭の蛇口から出てくる水道水は必ず0.1ppm以上の塩素が含まれています。
ただし、住まいが大都市だったり山間部だったりなど、地域の事情で処理方法は違ってくるので塩素の濃度は変ってきます。
一説には、東京や大阪などの大都市の水道水は1.0ppmの塩素濃度になっているとも言われています。
あなたが今使っている水道水はもっと濃い塩素が含まれているかもしれません。
ちなみプールの消毒では0.04ppm以上の濃度と決められているそうで、プールの授業で目が真っ赤に充血するのは塩素のせいだとされています。
それより濃い濃度の塩素を含む水道水を洗髪に使っていることになります。
塩素の殺菌力が問題
塩素の殺菌力はあまり知られていませんが、元々水道水の中に含まれている雑菌を殺して消毒するのが目的で配合されています。
塩素は非常に強い殺菌力があるとされ、0.1ppm以上の濃度では、わずか一分半で大腸菌が全滅してしまうそうです。
また塩素は水中の有機物と反応して「トリハロメタン」と呼ばれる発がん性物質を作りだすとも言われています。
この水道水を使用する洗浄機付き便座が普及するにつれて直腸がんや大腸がんが増えたとされる噂もあるくらいです。
これほどの殺菌力を持っている塩素を含んだ水道水で髪を洗えば、頭皮に常駐している善玉菌まで殺してしまうことになり頭皮環境が乱れてしまうことは安易に想像できますよね。
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塩素は髪や頭皮に吸収される
それでは、水道水に含まれる塩素はどのくらい髪や頭皮に影響されるのか・・・
ある実験によると、塩素がどのくらい残っているのかをピンクの色で判定する「残留塩素測定用試薬」を使って髪にどのくらい塩素が吸収されるかを試してみたところ、容器に入れた水道水は髪を入れてからわずか10秒でピンクの色が透明に変ったそうです。
つまり、たった10秒で水道水に含まれる塩素が髪に吸収されてしまったことになるのです。
もちろん洗髪をすれば水道水の塩素は髪だけでなく頭皮に吸収されることにもなります。
これで髪に悪影響が出てくるのは誰でも想像がつきますよね。
塩素を除去するシャワーヘッドに交換する
科学的にはどのくらい水道水の塩素が髪に悪影響を与えるのかは立証されていませんが、簡単に出来るのであれば避けたいものですよね。
そんなときにおススメなのが塩素を除去できるシャワーヘッドに交換することです。
最初にシャワーヘッドを購入するだけで、あとは定期的にカートリッジを交換するだけです。
アマゾンでいくらでもヒットしますので簡単に購入できますよ。
シャワーの水温は温めに
よく皮脂を奇麗に洗い流そうと42度以上の熱めの温度で洗髪をしている人がいますが、熱いお湯で洗うと必要な皮脂まで落としてしまい、皮脂のバリアとしての役目を失ってしまいます。
また、逆に体温くらいの低すぎるお湯で洗っても不要な皮脂が残ってしまい頭皮の環境はよくありません。
髪や頭皮に最適な温度は37~39度といわれており、ぬるいと感じるくらいがちょうどいいと言われています。
いくら効果の高い育毛剤を使っていても塩素によって薄毛の改善を邪魔されているとすれば時間とお金の無駄になり、もったいないことです。
まずは塩素を除去するシャワーヘッドに切り替えて頭皮や髪を痛めるものを除去することから始めてみては・・・
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