私はついこの前頭をぶつけて大きなこぶ が出来ました。
原因が分かっているならば少し様子を見るとか、整形外科に行くなど出来ますが、頭をぶつけていないのに突然こぶができる時があります。
手や首などにできるこぶはよく見かけますが、頭頂部のこぶってあまり聞いたことないですよね。
このこぶは放置しといても良いものなのでしょうか。
それとも早期にお医者さんに行った方が良いのでしょうか?
げげっ!?頭にブヨブヨのこぶが出来た!
頭にブヨブヨのこぶが出来て、触ってみたら痛くも痒くもなかったなどということもあります。
痛くも痒くもないのであれば放置しておけば、そのうち良くなるのでしょうか。
この痛くも痒くもないこぶなんですが、もしかしたら体中あちらこちらにできる粉瘤と呼ばれるこぶかもしれません。
たまに銭湯などに行くと背中に大きなこぶがある人がいますよね。
それが粉瘤(ふんりゅう)です。
出典:長瀬内科医院
当然皮膚があるところに出来るものなので頭にも出来ます。
粉瘤の見極め方としては、頭皮の表面ではなくその下に出来るものです。
そして触っても痛くも痒くもなく放置してしまいがちです。
しかし、放置しているとだんだん大きくなって来るのが特徴です。
この粉瘤の中身は脂肪だと考える人が多いでしょうが実は、ターンオーバーによって剥がれ落ちた古い汚れが詰まってできた物なのです。
これ別に頭を洗わないから出来るわけではなく、清潔にしていてもなるものなのです。
だから頭に粉瘤が出来ている人を見かけても不潔だと決めつけないようにしましょう。
なぜ粉瘤が出来るのか、詳しい原因はまだ特定されていないようですが、とあるお医者さんによると、毛穴の一部がなぜか内側にめくれてしまい、袋状の構造となって、その中にターンオーバーで落ちた汚れなどが溜まってしまい、徐々に大きく成長していくそうです。
膨らんだこぶの真ん中に、黒い点の点があるのも粉瘤のひとつの特徴です。
めんどくさい!だったら自分でこぶをなんとかしよう!
そんなことは考えないでください。
無理矢理自分で穴をあけ溜まった物を絞り出そうとすると、いやーな臭いを発します。
それに頭なので無理やり穴を開け、炎症など起こしたら、それこそ頭も洗えなくなります。
なんとか自分で上手く中身を押しさせたとしても実はまた粉瘤が出来てしまうのです。
苦労して押し出したのになんでたよ!?と思う心中はお察ししますが、根性で穴を開けて中身を出し切ったとしても、とあるお医者さんの説明でも書いた通り袋状のものが中に出来ているのです。
中身を押し出したからといって袋は自分では取り出せません。
結局その場しのぎになってしまいますし、かなりの痛みも伴います。
粉瘤は放置しておいても命にかかわるような事はありません。
しかし、たまに放置しておくと炎症を起こす場合がありますので、自己処置なんてもっと危険です。
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専門医に診てもらうのが賢明
炎症を起こしてしまった場合は痛みが伴うのでさすがにお医者さんに行きましょう。
なんと粉瘤は成長していくと10cm以上にもなってしまう場合もあります。
このぐらいまで成長してしまったら髪の毛をとかすのも大変でしょうし、目立ってしまうのでやはり早期にお医者さんに行くようにしてください。
本当に自分で針を使って、押し出そうなんて考えないでくださいね。
粉瘤を放置してしまうとハゲてしまうかもしれない!?
当然考えられるのは粉瘤が大きくなればなるほど、その部分が血行が悪くなり全体的にハゲるわけではなく部分的にハゲてしまいます。
それに痛みを伴うようになれば頭も洗うのもままならず毛穴が詰まり、これもハゲる原因となってしまいます。
もし粉瘤が大きくなりすぎてお医者さんに駆け込んだ場合、切開する可能性が出てきます。
頭を切開するとなると、髪の毛が邪魔なのでやはり髪の毛も剃るはめになってしまいます。
部分的に剃るとなかなか生えてきませんし、帽子をかぶり続けなくてはならないですね。
今度は頭が蒸れて頭皮のかゆみにつながってくるのでこれもハゲる原因となってしまいます。
放置していると負のループに陥る可能性が出てきてしまいますので、要注意です。
早期にお医者さんへ行きましょう!
放置しておくとだんだん大きくなり炎症を起こした場合、切開して中身を出さなくてはならなくなります。
お金をかかるは、傷口は痛いは、髪の毛を剃られるは、ハゲるかもしれないはで踏んだり蹴ったりとなってしまいますので、粉瘤が出来たらまだ小さいうちにお医者さんに行きましょう。
早期発見早期解決が最も重要です。
まとめ
頭頂部に出来るこぶは頭をぶつけたこぶと違って、放置しておいても大丈夫なこぶもあります。
しかしどんどんと成長してくることもあります。
素人判断は危険なので、早め早めにお医者さんに行って処置してもらいましょう。
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