サラサラストレートの髪の女性ってとても魅力的に映りますよね。
そんな憧れをもっているくせ毛の女性も何とかしてサラサラストレートにしたいもの。
元々自分の持っている髪質を改善してストレートに出来るのであれば、くせ毛や傷んでしまった髪の毛で悩んでいる人たちにとってはありがたい話ですよね。
しかし髪質といってもどうやって改善して、どのようにストレートにしていくのでしょうか。
今回はその方法について注目していきいます。
まずは髪の毛の構造を知ろう！
現在髪質で悩んでいる人の多くは、パーマやカラーなどのやりすぎでパサパサになったり変なうねりが出たりして悩んでいると思います。
それに髪質は、くせ毛のような遺伝レベルだけではなく、加齢や生活の変化、現代人に多いストレス、ヘアケアの仕方なども髪質の変化の大きな原因となっています。
遺伝で持って生まれたくせ毛や髪質などを改善するのはちょっと困難な話ですが後天性の場合はなんとかなりそうですよ。
どんな髪質にも言えることですがまずはキューティクルを何とかしなくてはいけません。
髪の毛の構造としては3層構造となっていて、1番外側がキューティクルで魚の魚のウロコのようになっていて(凝視しても見えません)
髪の毛を洗って濡れている時には開き、本来は乾くと髪の毛内部の水分などの蒸発を防ぐために閉じる仕組みになっています。
2層目にあるコルテックスは、吸水性と撥水性のタンパク質から出来ています。
弾くのか吸うのかどちらかにして欲しいところですが、この2つのバランスが崩れることによって髪の毛にうねりなどが出たりします。
ちなみにこの2つのバランスが整っているとまっすぐな髪の毛となってくれます。
ところが本来閉じるはずのキューティクルが、髪の毛が傷んでしまい閉じずに内部の水分が蒸発していってしまうと、髪の毛表面だけの傷みではなく内部まで傷みが浸透し、コルテックスのバランスが崩れてしまう原因となってしまいます。
3層目のメデュラは髪によって、メデュラ自体がない人もいるので、軽く説明しますが、寒い冬外にいるシカやウサギの冬毛にはメデュラが多くあり、体温の低下を防ぐ役割があるようです。
もしかしたら外で飼われているワンちゃんにも備わってる機能かもしれませんね。
ここで重要となってくるのは2層目のタンパク質を守るには外側のキューティクルを閉じなくてはいけないということです。
スポンサーリンク
髪質改善とは実際のところ…
髪質改善と聞くと、今生えている髪の毛が何らかの方法で全て綺麗な状態に戻ると思われがちですが、実は根本を改善するのではなく、髪質が改善したかのように見せるだけの、普通の縮毛矯正かストレートパーマなのです。
そんな魔法のような薬があったら、髪質に悩む人はいなくなります。
じゃあ何で髪質改善何て名前をつけたのでしょう…。
一応普段ストレートパーマや縮毛矯正をかける薬剤よりも弱い薬剤を使用することによって髪の毛にかかるダメージを少なくしているだけのことです。
日本語の使い方の問題で『改善』とはより良い状態にする事と言う意味です。
体質改善、貧血改善、便秘改善などは体の内部から時間をかけて健康な状態にしていくことです。
なのでここで誤解が生まれてしまいやすいのですが、ただ現状の髪の毛の状態が変わっただけを髪質改善と言っている美容室もあるくらいです。
元の髪の質が改善する、髪の毛の質が良くなる。と言うことではありません。
結局パーマをかけることになるので、髪の毛が傷むことはあっても改善はしないのです。
例えばものすごい天然パーマの人がいたとして、髪質改善ストレートを期待してドキドキしながら美容室でかけてみたところ、使っている薬剤は弱いので、期待は裏切られてしまいます。
一生懸命トリートメントをしたところで今よりは改善したように見えますが、あくまで補修をしているのです。
高価なトリートメントをしても、トリートメント剤が落ちてしまえば髪の毛は元の状態に戻ってしまいます。
髪質改善してストレートにするには
上でも書いた通り改善は出来ませんが、補修は出来ます。
正しい髪の毛の洗い方、トリートメントの付け方、ドライヤーの使用方法などとにかく開きっぱなしになってしまっているキューティクルを閉じるように、これ以上髪の毛の水分が蒸発しないように補修をして、ブローをしてストレートにすることが最善の策です。
まとめ
美容室によって髪質改善などと書いてありますが、過度の期待は禁物です。
ものすごく傷んでいて、補修も効かないようであれば、一度丸坊主にして髪の毛が生えるのを待った方がよほど髪質改善につながります。
ただしくせ毛の場合生えてくる髪の毛もくせ毛です。
スポンサーリンク
