20代の薄毛に悩む女性

女性の薄毛予防は食事から

昔は薄毛といえば男性の悩みであり、女性は薄毛を心配する必要は無いと言われてきましたが、近年女性の間でも薄毛になる人が急増してきているようです。

「髪は女の命」とも言われるように、女性にとってはとても深刻な悩みと言えるでしょう。

男性の薄毛はAGA(男性型脱毛症)が95%を占めているといわれ男性ホルモンが影響しているとは分かっていますが、女性の薄毛の原因は様々で、かつ、原因不明である場合もあるようです。

一般的には髪は成長と脱毛の周期である「ヘアサイクル」により一定の毛量を維持していて、1日に100本程度以下の脱毛数であれば正常の範囲と見て問題ないと思われます。

また、毎日洗髪するのとしないとでも洗髪する方が脱毛数は増えますし、季節の変化によっても脱毛数が増えることが分かっています。

このことから正常な女性でもある程度の脱毛数の変化があるので、一時的に脱毛数が増えても長期にわたって続かない限り心配する必要は無いでしょう。

心配することでストレスが溜まり、それが元で本当に脱毛してしまえば元も子もないですからね。

しかし明らかに異常と思われる脱毛に関しては注意をはらって見ていく必要があります。

その対策と食事とは・・・

参考記事:女性の薄毛の原因には何がある?

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女性の薄毛の原因は大きく分けて3種類

女性の薄毛には次のようなものがあります。

それぞれの症状と原因を見ていきましょう。

加齢変化

加齢は誰でも避けることが出来ない老化現象の一つで、もちろん異常ではありません。

これは髪でも同じで、髪のツヤやハリが失われ、全体にぺしゃんとした感じになって地肌も目立つようになってきます。

実際に頭皮の健康な女性で調査を行ったところヘアサイクルの成長期にある髪の割合も変わらないのに、閉経後に毛が細くなり、休止期の割合が増加していたといいます。

これが加齢による薄毛で、髪全体にボリュームが無くなり、密度も低下してくることが示されています。

つまり、休止期の毛の割合が増えることで成長期が短くなるので髪が全体として少なくなるのです。

こうした現象は女性ホルモンの減少による更年期においては薄毛が気になるところですが、誰でも通る道と考え前向きにとらえましょう。

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男性型脱毛症

男性の薄毛で95%を占めるAGA(男性型脱毛症)は男性ホルモンによりますが、女性の体内でも若干ですが男性ホルモンが分泌されており、これが原因で脱毛症を発症することがあります。

症状としては、以前なら額の後退は見られませんでしたが、近年では若干ですが額の後退やそりこみが深くなることもあるようです。

抜け毛の中に短くて細い毛が増えてきたら男性型脱毛症を疑ってみてもいいかもしれません。

ただ、男性の場合のAGAで脱毛する仕組みで関わっているとされる5α-還元酵素の存在は、女性の男性型脱毛症においては確認されていないため、まだメカニズムははっきりしていないようです。

男性型脱毛症であれば、試しにザスカルプ5.0Cを使ってみると効果があるかもしれませんよ♪

休止期脱毛症(びまん性脱毛症)

休止期脱毛症(びまん性脱毛症)は男性のAGAに次いで多い女性特有の脱毛症で、原因は分かっていません。

頭頂部や前頭部など特定の部位が薄くなるというのではなく、髪全体が薄くなる症状です。

分かっていることといえば、本来10%の休止期毛が20%に増加するということくらいです。

参考記事:脱毛症の種類

女性の薄毛に良い食事

これは男性の薄毛でも同じことですが、薄毛の改善には質の良い睡眠や軽い運動、ストレスの解消などが重要なポイントです。

中でも、食事が最も重要なポイントで、ありきたりですがバランスの良い食事が大切です。

玄米、大豆食品、イモ類などの「必須アミノ酸」
肉や魚、卵などの「動物性たんぱく質」
ブロッコリー、ピーマン、などの緑黄色野菜、レバーなどの「ビタミン」
にんじん、ゴボウなどの根菜類や昆布、ワカメなどの海藻類に多く含まれる「鉄分やカルシウム、食物繊維」

こういった食材をバランスよく食べることです。

体の不調はまず髪から症状が現れるといいます。
体の健康は髪の健康に繋がると考えてください。

以上女性の薄毛について見てきましたが、原因はまだはっきりと解明されていないようで、まずは生活習慣と食事で健康管理をするしか対策は無いようです。

参考記事:腸を活性化すると薄毛も改善
     授乳中の抜け毛は何が原因なの?