現代社会は時間との勝負とばかりに何事も効率よく短時間で完了させることが要求される世の中になってきました。
こうなると仕事だけでなくプライベートにも影響することは明らかで、必要もないのに短時間で済ませようとする癖がついてしまうというものです。
特に顕著なのが食事ではないでしょうか。
かくいう私も若いころと比べて物凄く食事が早くなりました。
というのは仕事が忙しくて昼食や夕食をなるべく早く済ませる癖がついてしまったのです。
そのせいかは分かりませんが髪が薄くなり始めたのも早食いの癖がついてしまったからのような気がします。
健康志向が顕著になった現代社会は、健康のためには食事はゆっくりとよく噛んで食べることと言われていますよね。
食べ物を口に含んだら30回噛みなさいとか、五感を働かせて楽しみながら食べなさいとか専門家は言います。
確かに早食いが肥満の原因になり、血糖値が急上昇して糖尿病になるリスクを抱えていることは確かなのですが、早食いが薄毛になることはあまり知られていません。
では何故早食いをすると薄毛になるのか見ていきましょう。
早食いは唾液の分泌が不十分
唾液は食べた物を味覚の刺激や咀嚼によって分泌されますが、これが胃に入ることで胃の知覚神経を刺激し満腹感を得ることが出来ます。
これが全身のIGF-Ⅰを増やすことで血流を促します。
参考記事:IGF-Ⅰの薄毛改善効果
ところが早食いは味覚神経の刺激や咀嚼回数が少なくなるので自然と唾液の分泌も減少してしまいます。
そうなると食べた物が胃に運ばれた時にゆっくりと食べた時と比較して胃の知覚神経が刺激され無くなり満腹感が得られなくなります。
これが全身のIGF-Ⅰが増え難くなり満腹感も得られなくなるのでついつい食べ過ぎてしまい肥満の原因になったり血糖値が急上昇して糖尿病になるリスクが高まるというわけです。
またこうした早食いの癖がついてしまうと自然と胃の知覚神経が刺激され難くなるので満腹感が得難くなるので、これが過食になり、また胃の知覚神経が刺激され難くなるという悪循環に陥ってしまうのです。
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早食いは虫歯の元
早食いによる唾液分泌の低下は虫歯の予防にも大きく影響します。
というのも虫歯菌は唾液による殺菌効果である程度は死滅します。
なので虫歯の多い人に唾液の分泌が少ない場合が多いのです。
食後にすぐ歯を磨く人は、せっかく唾液が口内の虫歯菌を殺菌してくれているのにそれを邪魔しているのですからもったいないことをしているんです。
なので歯を磨くタイミングは食後30分経過してから磨くのが理想的と言われています。
早食い防止にはあらかじめ胃の知覚神経を刺激しておく
早食いを防止するには噛む回数を30回以上にすれば出来ることなので簡単に思えますが、30回噛むのは最初の2~3日くらいで、気がつくと忘れてしまい早食いになっている自分に気がつくんですよね~
それではどうしたらいいのでしょうか?
それは食前に唾液の分泌を良くして胃の知覚神経をあらかじめ刺激しておくことで可能になります。
その方法とは
●食前に入浴する
●食前に軽い運動をする
●ガムを噛む
●唐辛子の入った料理から先に食べる
これらの行動により唾液の分泌が活発になり、胃の知覚神経が刺激されやすくなると言われています。
早食い防止の行動
以下は食事の時間を長くする方法ですが、要は動作を増やして無理やりゆっくり食べさせようとする方法です。
最初は面倒に感じるかも知れませんが、習慣化させることで意外と実践できる方法です。
●箸置きを使う
●小さなスプーンを使う
●本やスマホを見ながら食事をしない
以上が早食いを防止する方法ですが、これで薄毛が改善できると思えば続けられるのではないでしょうか。
また早食い防止は健康面でも大きな影響を与えますから、自分の体が気になる人は一度試してみてくださいね。
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