近年パソコンやスマホなど仕事やインターネットなど、画面を見ながら過ごす機会が増えていますよね。
長時間パソコンを眺めていると目がショボショボしたり霞んだりすることがあると思いますが、実はこれがハゲになる原因の一つって知ってましたか?
というのは目の周りの血流が悪くなり毛根へ送られる栄養分が不足してしまうからなんだそうです。
かくいう私も毎日6時間以上はパソコンで仕事をしているので物凄く目が疲れるし、ここ最近は視力も極端に低下してしまいました。
これがハゲの原因の一つだとしたら、ハゲ解消の努力も無駄になってしまうかもしれません。
そこで眼精疲労とハゲについて調べてみました。
参考記事:髪の毛が生える仕組み
眼精疲労とは
眼精疲労とはその名の通り目の疲れですが、目の疲れと言っても「眼疲労」と「眼精疲労」に分かれます。
何が違うのかというと、簡単に言えば睡眠や休息などで目を休めて回復するのが「眼疲労」で、いくら目を休めても回復しないのが「眼精疲労」です。
どうしてこのようになってしまうのかというと、眼疲労を放置しておくと回復が遅れて眼精疲労になってしまうからです。
つまり眼疲労の症状が悪化したのが眼精疲労なのです。
眼精疲労になると眼痛や肩こりなど、身体の別の部分に症状が現れ、これが慢性的に繰り返されます。
眼精疲労の主な症状
眼精疲労には大きく分けて次のような症状が現れます。
肩こり
肩こりは運動不足や偏った姿勢など、重い頭部を支える首から肩、背中の筋肉が緊張状態になることで負担が大きくなり、筋肉の血流が悪くなることで起こります。
肩こりを訴える環境といえばデスクワークをしている人に多いです。
いつも同じ姿勢で一点を見つめながら仕事をすることは首、肩、背中の筋肉の血流を悪くするからです。
いつも身体を動かしているプロのスポーツマンや、肉体労働をしている人に肩こりが少ないのもこういった理由があるからです。
また肩が凝っている人は相対的に身体の柔軟性が悪いです。これも運動不足による全身の筋肉が硬くなって血流が悪くなっている証拠です。
ドライアイ
パソコンやスマホなどの画面を長時間見ていると瞬きの回数が減り、その分涙の分泌が減るので眼球が乾燥気味になります。
涙は眼球を渇きから守るだけでなく、細菌の感染や傷から守ったり栄養分を補給する役目も担っています。
そのためにドライアイになると目の表面に傷が付いたり細菌に感染したりすることがあります。
現代の日本人は2,200万人ものドライアイ患者がいるとも言われているくらい深刻な状態のようです。
目が乾いた感じがする
ものが霞んで見える
目がごろごろする
目が疲れる
といった症状があればドライアイの疑いがあります。
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眼精疲労がハゲになるメカニズム
ハゲというのは基本的に毛根への栄養分を供給する血液の流れが滞ることであり、血液の流れが滞る原因というのが周辺の筋肉の凝りにあります。
特に眼精疲労になると目の周辺の筋肉や肩、首が血行不良になり、血液とリンパ液の循環が悪くなります。
すると筋肉が硬くなるので肩や首が凝ってしまい、その影響で頭皮も硬くなってしまうのです。
頭皮が硬くなれば新陳代謝も低下するので毛穴が詰まったり炎症を起こしたりするのです。
こうなると毛根への栄養分も滞りがちになるためハゲてしまうのです。
また、眼精疲労は髪を構成するケラチンの主成分である「システイン」と呼ばれる成分が消費されやすくなります。
つまり髪の材料であるシステインが眼精疲労により使われてしまうわけですから髪の成長に材料不足が生じてしまうわけです。
眼精疲労を予防する方法
眼精疲労を予防・回復させるためには、とにかく目の疲れを溜めないことです。
目が疲れたなと思ったら出来る限り休めて疲れから回復させるようにしましょう。
たとえばパソコンやスマホを1時間見たら、いったん止めて外の景色を5分ほど眺めるだけで目のレンズを動かす筋肉が緩むので休ませることが出来ます。
目を瞑っているだけで休ませることが出来ると考えがちですが、遠くを見るほうがより目を休ませることになるのです。
また、肩や首の筋肉をほぐすストレッチも効果的です。
立ちあがって伸びをするとか首や肩を回しても良いでしょう。
また、眼精疲労にはマッサージが効果的です。
目の周辺の骨の部分をグルっと一周軽く押すことで眼精疲労やそれに伴う片頭痛、視力の回復に効果があると言われています。
また蒸しタオルを当てても目の血行が良くなるのでおススメです。
もちろん質のい睡眠や正しい生活習慣が必要であることは言うまでもありません。
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