女性ホルモン

女性ホルモンと薄毛

薄毛の原因は男性ホルモンが悪さをしていることはおおよそ間違いのないことですが、その裏でこっそり薄毛を進行させているのが女性ホルモンと言われています。

現在育毛剤の「ビタブリッドC」で起用されている元知事でタレントの東国原さんや、フットボールアワーの岩尾さんが女性ホルモンを服用していたというのは有名な話ですよね。

若いころから薄毛を気にしていたという東国原さんが女性ホルモンを服用していた事実からしても薄毛は男性ホルモンだけが原因ではないかもしれません。

ちなみに東国原さんによれば、女性ホルモンを二か月間服用していたら胸が膨らんできたそうで、説明書をよく読んでみたら「身体のどこに効果が出るのか分かりません」と書いてあったとか・・・

女性ホルモンはその名の通り女性の卵巣から分泌されているホルモンですが、男性も少ないものの女性ホルモンが分泌されていて、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが重要といわれています。

女性ホルモンがどのようにして薄毛に関わっているのかみていきます。

参考記事:女性ホルモンで髪が増えるって本当なの?
     女性ホルモンが多い男性はハゲない?

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女性ホルモンの減少で起こる症状

女性ホルモンが減少して引き起こされる症状として、多くは抜け毛として現れます

出産後に抜けがが増えるのも女性ホルモンが減少するからです。

他には、生理不順、肌の衰え、自律神経異常、精神系症状、筋肉の衰え、残尿感や頻尿があります。

女性ホルモンが減少するだけでこれだけ多くの症状が現れるんですね。

女性ホルモンが減少する原因

女性ホルモンは卵巣から分泌されていますが、その指令を出すのが脳にある視床下部と言われています。

視床下部はストレスを受けやすい場所なので、薄毛予防を考えると出来ればイライラなどのストレスは避けたいものですね。

また過度なダイエットや睡眠不足、生活習慣の乱れなど、身体に負担のかかることが視床下部に悪影響を与えて女性ホルモンの分泌を妨げます。

過度なダイエットで髪がパサついたり抜け毛が増えたりするのは女性ホルモンの分泌に異常をきたした証拠なのです。

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女性ホルモンの乱れを整えると抜け毛が止まる

女性ホルモンの中でも薄毛に関係しているのが「エストロゲン」と呼ばれるホルモンで、男性ホルモンとのバランスが整っていることでホルモンバランスが整い薄毛の改善に繋がります。

抜け毛の主な原因は男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼとの結合によりDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれれる“強化された男性ホルモン”により引き起こされます。

そのDHTの影響を弱くしているのが女性ホルモンのエストロゲンなのです。

つまり男性ホルモンと女性ホルモンのバランスを整えることが出来れば抜け毛を抑制させることが出来るのです。

冒頭でタレントの東国原さんや、フットボールアワーの岩尾さんが女性ホルモンを服用していたのはこういった理由があるからです。

ただ気を付けないといけないのは、女性ホルモンを服用し過ぎると、肝機能低下や血栓症の恐れがあるので定期的な血液検査が必要とのこと。

抜け毛を止めるためにこういったリスクはちょっと戸惑いますよね。

女性ホルモンの乱れを整えるリラックス

女性ホルモンの乱れを整えるのに最も重要なことといえば、ストレスを避けてリラックスすることです。

ストレスは脳の視床下部に影響を与えて女性ホルモンの分泌を抑制してしまいます。

なので出来るだけリラックスしていることが女性ホルモンの分泌には有効なのです。

とはいえ現代社会で生きていくにはストレスなしには生きていけませんよね。

なのでストレスを溜めないように解消できる術を見つけるか、考え方を変えてストレスを受け流すことでリラックスできる割合を増やすことです。

あとは睡眠も重要なポイントです。

リラックスしていないと質の良い睡眠は摂れないからです。

質の良い睡眠はホルモンバランスを整えるだけでなく成長ホルモンを分泌すると言われています。

成長ホルモンは髪の成長には欠かせないホルモンですから出来るだけ分泌されやすいようにしたいものです。

出来れば22:00~02:00の間に熟睡しているのが理想的です。

参考記事:女性の薄毛の原因には何がある?

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女性ホルモンを増やす?大豆イソフラボン

大豆イソフラボン

手っ取り早く女性ホルモンを増やす方法に大豆イソフラボンを摂る方法があります。

もっとも、女性ホルモンを増やすのではなく似た働きがあるということなんですけど・・・

つまり大豆イソフラボンが不足した女性ホルモンの代わりに働いてくれるということです。

大豆食品である納豆や豆腐、味噌、豆乳などを日頃意識的に食べておくと薄毛の改善に効果的です。

大豆イソフラボンを食べても効果には個人差がある

近年の研究で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きは、大豆イソフラボンにより作られる「エクオール」と呼ばれる成分であることが分かってきました。

エクオールは腸内細菌により作られるのですが、個人差によってエクオールがつ作られないい人もいるそうです。

つまりエクオールを作るための腸内細菌が存在しないと女性ホルモンの働きをカバーすることが出来ないということです。

ちなみにエクオールを作る腸内細菌を持っている人は日本人で50%だそうで、これは幼児の時に決まってしまうと考えられています。

しかし、腸内細菌の存在割合がどうやって決まるのかはまだ研究段階だそうで、今後の研究が待たれるところです。