近頃何やらよく耳にする「ロカボ食品」
カロリー制限よりも効率的にダイエットが出来ると聞きますが、糖尿病にも効果があると言われています。
なんでもお腹いっぱい食べても体重が増えることが無いと言われ、これまで食事制限で我慢を強いられてきた人にとっては夢のような食品だとか。
薄毛に悩む人にとってはロカボ食品で薄毛が改善するのかが気になるところです。
それにしても「ロカボ」という言葉はどこから来たものなのか・・・
ロカボ食品って価格が高いのでは・・・
というわけでロカボ食品について調べてみました。
ロカボ食品は糖質制限食品
ロカボは英語の「Low Carbohydrate」から名づけられたもので、日本語にすると低糖質を意味します。
過度な糖質制限は健康被害があるということで、「なるべく糖質を控えましょう」という考え方で命名されたそうです。
何故糖質を控えるのかというと、ダイエットでは過剰に摂った糖質は血糖値を急上昇させ、過剰な糖質が脂肪となって溜まっていくからです。
また糖尿病は過剰な糖質により血糖値が急上昇し、血管壁を傷つけるために動脈硬化を起こして心筋梗塞や脳梗塞になる恐れのある病なので、糖質制限が必要なのです。
糖質制限は筋肉量が落ちない
これまでのダイエットの主流はカロリー制限でしたが、カロリー制限は空腹感との戦いで、それがストレスになり太る要因となることがあります。
またカロリー制限は筋肉量が落ちて、その結果基礎代謝が下がるので痩せにくい(太り易い)体質になり、これまたダイエットに不向きであることが分かります。
それに比べて糖質制限は糖質さえ控えれば満腹になるまで食べてもさほど問題にならないばかりか、筋肉量も落ちことが無いので痩せやすい(太り難い)体質になります。
筋肉量が落ちないということは基礎代謝も落ちることがなく、血流も滞ることが無いので薄毛の要因になることもありません。
参考記事:糖質制限で薄毛解消出来るの?
糖質制限は1日120~130g
糖質は1日120~130gに抑えることが提唱されているそうで、朝昼晩の三食と菓子やジュースなどの間食の合計です。
ということは一回の食事で30~40g程度に抑えることになります。
ちなみにご飯は平均して人が1日食べる量は1合ですが、含まれる糖質は100~110gとなり、ご飯だけで1日分の糖質量はご飯だけで取ってしまうことになります。
これだとおかずは糖質が殆ど無いものにしなくてはならず、かなり限定的になってしまいます。
また麺類やイモなども糖質を含むので料理に加えることもできなくなります。
もちろん食後のデザートにケーキやせんべいを食べれば糖質オーバーは避けられません。
ラーメンライスや味噌煮込みうどん定食なんかもかなりの糖質オーバーになるのもお判りでしょう。
参考記事:白砂糖は薄毛になるって本当?
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各食材の糖質量
それではどの食材が糖質量が多くて糖質量が少ない食材には何があるのか見ていきましょう。
糖質量が多い食材
食材名(100g) | 一食当たりの量(g) | 糖質量(g) |
---|---|---|
精米白ごはん | 150(茶わん一杯) | 55 |
食パン | 72(5枚切り1枚) | 32 |
うどん | 250(1玉) | 52 |
ビーフン | 100 | 79 |
餅 | 50 | 25 |
そば | 170g | 41 |
サツマイモ | 100 | 29 |
ジャガイモ | 100 | 16 |
糖質量が少ない食材
食材名(100g) | 一食当たりの量(g) | 糖質量(g) |
---|---|---|
こんにゃく | 100 | 0.2 |
牛バラ肉 | 100 | 0.1 |
豚バラ肉 | 100 | 0.1 |
鶏肉 | 100 | 0.1 |
鶏卵 | 50(1個) | 0.2 |
まぐろの刺身 | 60(5切れ) | 0.1 |
カニ | 100 | 0.25 |
納豆 | 50g(1パック) | 2.7 |
よく使われる代表的な食材を掲載してみましたが、これだけ見ても今までいかに糖質を摂り過ぎていたことが分かるのではないでしょうか。
ご飯や麺類などの炭水化物はそれだけで1日の摂取量に達してしまいますが、豚肉や牛肉、魚、カニなどはお腹いっぱい食べても1日の摂取量に達することはありません。
他には糖質の多い食材ではコーラやジュース、バナナ、パイナップル、ポカリスウェット、ビーフンなど、糖質の少ない食材では、エビ、アジの開き、油揚げ、レタス、ほうれん草などがあります。
意外なのが油や塩、マヨネーズ。
高カロリーとしてダイエットの大敵でしたが、糖質は低いので気にする必要は無いそうです。
これらの食材の糖質を知っておくことで1日の摂取量がどのくらいになるのか把握出来ます。
最近はライザップとファミマがコラボして低糖質のスイーツを販売していますが、価格も手ごろで人気になっているようです。
私もスイーツは大好きなのでよくファミマで買ってきますが、味も口当たりも非常に良くて美味しいですよ。
どうしても甘いものが食べたいときは、こうしたロカボ食品を選んで購入するという方法もあります。
ただ、日頃から注意して探していますが、なかなかロカボ食品を見かけることは無く、まだまだ広まっていないようです。
ちなみに、我が家では母親が糖尿病ということもあり糖質をなるべく低く抑えるために料理には砂糖の代わりに糖質ゼロの甘味料「ラカントs」を使用しています。
過度な糖質制限は薄毛になる
ただ、糖質制限といっても糖質が少なければ良いというものではなく、1日120~130gに留めておくべきといえます。
というのも過度な糖質制限は副作用を伴うからです。
たとえば、低血糖になりだるくなったりイライラしたりする、肝臓や胃に負担がかかるなど、健康面でさまざまな症状が現れるといいます。
そもそも糖質というのは身体のエネルギーに変換する貴重な物質で、生きていくうえで必要な物なのです。
髪に必要なタンパク質は、炭水化物を抜くことで筋肉や臓器などへタンパク質や脂質が優先的に使われ、髪に回ってくるはずのタンパク質が不足してしまいます。
髪への栄養は後回しになることは当ブログで何度か解説してきましたが、糖質も髪への栄養源であり、余った分しか毛根へ補給されることはありません。
参考記事:血余とは・・・薄毛とどう関係があるの?
そのため過度な糖質制限をすると髪がパサ付いたり肌が荒れたりすることがあるといいます。
酷い場合には薄毛になることも多いと言われています。
これではいくら効果の高い育毛剤でも効果は半減してしまいます。
そのために1日の糖質は120~130gと提唱されているわけです。
糖質制限でダイエットに成功しても大切な髪を失っては元も子もないですから・・・
そういった意味ではロカボ食品で糖質制限することが最も信頼できますよね。
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