髪の毛は毎日自然に50~100本くらいは抜けていますが、その数は一定ではなく、季節をはじめ、体調や食生活、温度や湿度、ストレス、紫外線などで日々変動しています。
そもそも人間の髪の毛の量は一般的には約10~15万本もあると言われ、ヘアサイクルにより抜けたり成長を続けたりを繰り返し髪の量は維持されています。
参考記事:ヘアサイクルの改善法
こうしたヘアサイクルのシステムの中、抜け毛の量も季節によって変ってくることがあります。
人の体調は季節の変わり目に変調をきたすと言われていますが、抜け毛に関しては特に秋に多くなると言った定説みたいなものがありますよね。
育毛業界もこうした「秋は抜け毛が増える」といった認識を背景に育毛剤や育毛シャンプーの売上向上に照準を合わせています。
ただ、日本では秋に抜け毛が増えるのは昔から言われていることでもあり、自然のことなのでさほど心配する必要は無いと言われています。
しかし中には「このまま薄毛になってしまうのでは?」と心配している人も多いようです。
そこで今一度季節による抜け毛の量について考えてみたいと思います。
秋に抜け毛が増えるのは夏のダメージ
日本では秋に抜け毛が増えるのが一般的に言われていますが、これは夏の間の過酷な環境になることが要因といわれています。
夏は食生活や強い紫外線、汗をかくことにより細菌やカビの繁殖などで頭皮を傷めつけ、エアコンによる乾燥なども加わり頭皮にかなりのダメージを与えています。
また夏は熱帯夜による睡眠不足や、暑さからくる食欲不振なども加わり髪への栄養補給も滞りがちになります。
つまり夏の終わりにはすでに髪は瀕死の状態に陥っていると言われているのです。
それが秋になって気温の低下とともに皮脂量が低下し、湿度の低下が頭皮を乾燥させて環境が悪化することで抜け毛が増えるのです。
参考記事:秋に抜け毛が多い原因と対策
初夏も抜け毛の量が増える
秋の次に抜け毛が増えるのが5月~6月中旬の初夏です。
こちらは寒い冬から春にかけて気温の変動が大きくなり、頭皮の機能が気温の変動に対応しきれなかったり、皮脂の分泌過剰や水分が失われたり、精神的にも不安定になりがちなのが関係しています。
5月といえば新年度ということもあり新入社員が5月病になったり、春先の花粉症を引きずってストレスも溜まっている時期でもあることからこの時期に抜け毛が増える傾向にあるようです。
エアコンの普及で年中抜け毛に悩まされることも
近年どこも室内には当たり前のようにエアコンが設置され快適な環境が整っています。
これはこれで仕事や家事がはかどり効率は良いのですが、季節感が薄まることで抜け毛の量にも季節感が薄まってきているようです。
というのも年中抜け毛に悩まされる人が急増しているんだとか・・・
このような人の特徴としてはフケが急に増えて、その後抜け毛の量が増えたといいます。
エアコンの使用もこうしたことを考えて利用したいものです。
夏や冬に抜け毛の量が増えるのは要注意
秋や初夏の抜け毛はそれなりの理由があるのでさほど心配はいりませんが、夏と冬に抜け毛の量が増えるのは注意が必要です。
夏は紫外線や汗などの刺激、冬は空気の乾燥による頭皮のトラブルにより抜けがが増えることがあります。
頭皮のトラブルを放置しておくとさらに悪化してしまい薄毛になってしまうことがあるので注意が必要です。
ちなみに私の場合は夏になると抜け毛が増えて秋に収まるといった事を毎年繰り返してきましたが、結局薄毛になってしまったことを考えればある意味こちらの方が異常なことで、秋に抜け毛が増えたほうが健全であるといえますね。
また一番抜け毛の量が少ないのが冬で、この時期は私にとって天国のような季節でした。
なので夏は嫌いでしたね。
今では1年中ザスカルプ5.0Cを付けて頑張っています!(^^)!