爪と髪の毛の関係・爪の荒れは薄毛のサイン

爪

薄毛の兆候として頭皮の痒みやフケ、皮脂の過剰、炎症など、さまざまな自覚症状があげられますが、意外と知られていない場所に兆候が現れることがあります。

それが爪です。

爪はタンパク質でできており、体内のたんぱく質が不足すると爪に症状として現れやすいのです。

タンパク質は年齢とともに吸収力が落ちてくるので、若いころと同じような食事をしていても体内のたんぱく質量は少なくなってしまうのです。

なので、生活習慣は変っていないのに爪がガサガサになってしまうことが多くなってしまいます。

髪も同じくタンパク質でできているので、爪のタンパク質不足は髪のタンパク質不足ということになってしまいます。

つまり爪を見れば自分の髪の状態がある程度把握できるということです。

ここでは爪と髪の毛の関係に注目してみます。

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体で伸びる部分は全てタンパク質でできている

人間の体には常に伸びてくる部分がありますよね。

髪の毛
体毛

これらは全て「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできています。

先にも書きましたが、爪と髪の毛は同じタンパク質でできているので、爪が荒れるような症状が現れれば髪も何らかの症状が現れても不思議ではないといいます。

つまりこれが薄毛の兆候ということになるかもしれないのです。

爪が荒れる症状

爪が荒れるととはどのような症状なのか具体的に紹介しますね。

●爪が欠ける
●爪にツヤが無くなる
●爪が白くなる
●爪が柔らかくなる

このような症状が見られたらタンパク質が不足している証拠です。

髪の毛も何らかの症状が出ているはずです。

また暴飲暴食や偏った栄養、睡眠不足や運動不足、ストレスも爪や髪の毛が傷む原因となることもあります。

日頃の食生活や生活習慣によって顕著に現れるのが爪と髪の毛ということですね。

爪と髪の毛の伸びる速度

爪も髪の毛も毎日少しずつ伸びていることは実感していると思いますが、どれだけ伸びるか知っていますか?

髪の毛は個人差はありますが、1日におよそ0.3~0.4mm伸びて、一カ月に10~12mmになります。

一方爪は1日におよそ0.1~0.12mm伸びて、爪が一枚そっくり入れ替わるのに手の爪で半年、足の爪で1年ほどかかるとされています。

爪も髪の毛もケラチンと呼ばれるタンパク質で出来ているので爪を見れば髪の毛や頭皮の状態も分かるし、逆に髪の毛や頭皮を見れば爪の状態も分かるといいます。

爪や髪の毛の伸びが悪くなったなあと感じたらタンパク質の不足を疑ってみてください。

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良質なたんぱく質を豊富に含む食材を食べる

爪や髪の毛を構成しているケラチンは18種類のアミノ酸から構成されています。

ケラチンは、アミノ酸で構成されているタンパク質を多く含む食材を摂ることで体内で作られ、それが爪や髪の毛の材料になるわけです。

なのでタンパク質を多く含む食材を摂る必要があります。

しかしタンパク質によってはケラチンを合成するのに時間がかかり過ぎるものもあり、出来るだけ速くケラチンを合成できる食材を摂る必要があります。

私達が日頃よく食べる肉や魚に含まれるたんぱく質はアミノ酸に分解されてからケラチンの合成にまで時間がかかると言われています。

なので、手っ取り早くケラチンを合成できる食材は、大豆食品や卵などの良質なたんぱく質で、爪や髪の毛の材料には最適な食材といえます。

当ブログでも紹介している納豆も爪や髪の毛のためには最適な食材です。

ケラチンの生成を助ける亜鉛も必要

良質なたんぱく質を摂ることで爪や髪の毛の材料であるケラチンが作られますが、その際に必要なもう一つの栄養素が「亜鉛」です。

亜鉛が不足していると、良質なタンパク質を摂ってもケラチンは作られません。

先に書いた大豆食品には亜鉛が豊富に含まれていますが、魚や肉に比べて亜鉛の量は劣るので補う形でおススメの食材があります。

それは「牡蠣」です。

牡蠣には豊富な亜鉛がたっぷりと含まれているだけでなく、鉄分やグリコーゲン、タウリンが豊富に含まれてるので疲労回復や造血作用も期待できます。

牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるのはこうした栄養素が豊富に含まれているからです。

まとめ

爪が荒れているのはタンパク質をはじめとした栄養素が不足しているからで、髪への悪影響と関連付けられるといえます。

特に髪の毛への栄養は後回しになってしまうため、爪よりももっと危険な状態になっているかもしれません。

日頃から爪の状態をマメに確認しながら、もし爪に変化が見られた時には、大豆食品や亜鉛を多く含む食材を積極的に摂りたいものですね。

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