髪の毛の寄付と聞いてもピンと来ないでしょうが、ヘアドネーションと言って、病気が原因で髪の毛を失ってしまい、ウィッグを必要とする子供の為に、医療用ウィッグの原料になる髪の毛を提供することです。
普通の美容室では切った髪の毛はゴミ箱に捨てられてしまいますが、自分の髪の毛で困っている子供達が一人でも多く笑顔になれれば嬉しいですよね。
美容室の中でもヘアドネーションに賛同しているお店があります。
髪の毛を寄付しようと思ったらこのマークのある美容室でカットした方が良いのでしょうか?
今回は髪の毛を寄付しようとする時の利用する美容室について見ていきます。
参考記事:髪の毛を寄付したいけど方法が判らない方へ
賛同美容室じゃないと寄付は無理?
実はヘアドネーション美容室でなくても髪の毛の寄付は出来ます。
普通の美容室でも最初の時点でお願いしておけば可能な場合がありますが、お店によって全く受け付けてない場合もあります。
近所の行きつけの美容室で切る場合は、少なからず美容室にとって負担になってしまいます。
断られてしまう場合もあるので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
それに美容師によってはヘアドネーションの知識がない場合もあり普通に切られてしまうこともあります。
ちなみに行きつけの美容師さんは、全く理解していなく、「切ることは出来るけど、方法がわからない」と難色を示していました。
それらのことを考えるとヘアドネーション賛同美容室でカットしてもらった方が絶対的に話が早いでしょう。
しっかりと知識をつけた美容師がカットしてくれるので、知識のない美容師に一生懸命面倒な説明をしなくても済みます。
近くに賛同美容室がないんだけど、どうするの?
全国でヘアドネーションに賛同している美容室は2,500店舗ほどです。
しかし、東京都内だけでも美容室の数が14,000店舗もあるので全国的に見ればまだまだ、数が少ないのが現状です。
そうなると近所にヘアドネーション賛同店がない場合が多いでしょう。
逆にあったらラッキーです。
しかし、賛同店がなくても2通りの寄付方法があります。
1つ目は、美容室にとにかく説明をしてヘアドネーションの事を理解してもらい切った髪の毛を自分で大切に持ち帰り郵送する方法。
2つ目はカットする美容室は安い所でいいので、とりあえず自分で切ってしまう方法があります。
自分で切る場合は直ぐに美容室に行ける日に切りましょう。
夜中に思い立って切ったら外も歩けないほどバラバラな髪型になってしまうので最終的には美容室でキチンと整えてもらってください。
カラーリングしている髪でも提供できるの!?
ウィッグにできる髪の毛の条件とあげられるのは…。
●31㎝以上の長さがある。
しかし、髪の毛を軽くすいていたりすると、短い毛があります。
31㎝ピッタリではなく少し、余裕のある方が長さが足りなくて使い物にならないよりは良いので、ギリギリの場合はしばらく様子を見てください。
目安としては腰くらいまで髪の毛が伸びたら大丈夫だと思われます。
●カラーリング、白髪、パーマのかかった髪の毛でもOK !
※ただし髪の毛を引っ張って切れないぐらいの強度が必要です。
●くせ毛、年齢、性別、国籍は一切関係なし
●完全に乾いた髪の毛
切りやすいからと髪の毛を濡らしてしまうとカビたりするので乾いた状態にしてください。
31㎝をクリアしていれば比較的条件としては緩いですね。
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寄付するための髪の毛の切り方
引用元:JHD&C
いくら髪の毛が31 cm 以上あったとしても、普通の美容室で切るようにパラパラの状態では受け付けてはくれません。束ねてから切りましょう。
1つに束ねた場合は切り口から2 cm 、細かく束ねた場合は切り口から1㎝の所でゴム止めをします。
この時気を付けたいのが輸送中にゴムが外れてしまうことです。キツく縛りましょう。
引用元:JHD&C
賛同美容室でカットしない場合は自分で郵送する必要があります。
カットした髪の毛を郵送する場合、自分の髪の状態をより詳しく知ってもらうためにヘアドナーシートも一緒に同封しましょう。
毛髪送付先は
〒531-0072
大阪府大阪市北区豊崎5-7-11 アベニュー中津803号「JHD&C ヘアドネーション係」宛
に郵送してください。
一応上記のヘアードナーシートがなくても受付はしてくれるようです。
まとめ
思いきってロングをショートにする時などヘアドネーションで子供達の役に立ちたいですね。
賛同美容室を利用した方が、自分で郵送したりしなくて良いので、近所にあるならぜひ賛同美容室を利用した方が楽ですよ。
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