花粉症が髪の毛に悪影響があると一部で話題になっていることを知り思わず身を乗り出してしまいました。
花粉症を何十年も対策を立てないで放置しておくと、髪の毛に悪影響が出て薄毛が進行するというのです。
しかも薄毛だけではなく慢性疲労や動脈硬化、脳機能低下などの危険性もあるとか。
実は私も花粉症歴45年、薄毛歴30年と“ベテラン”で、慢性疲労の症状もあります。
さらには動脈硬化の前段階の高脂血症という診断も過去に受けたことがあります。
それに記憶力が物凄く悪く、人の3倍くらい頑張らないと記憶できないのです。
これって脳機能低下に当てはまりますよね。
まさに私にぴったり当てはまるんですよ・・・
これはひょっとして花粉症さえ治せば薄毛も改善するのかと期待が持てますよね。
ということで花粉症と髪の毛との関係を調べてみました。
花粉症はアレルギー反応の一つ
人の体は外から侵入してきた異物に対して排除しようとする働きがあります。
花粉が体内に侵入してくると身体はそれを異物と判断して「IgE抗体」を作り排除しようとします。
IgE抗体は花粉と接触するたびに作られていくので徐々に溜まっていき、一定量を超えると花粉症の症状が出てきます。
つまりIgE抗体が一定量になるまで花粉を体内に取り込まなければ花粉症の症状は出ることが無いのです。
花粉症は副腎の機能低下
花粉症は基本的には鼻や喉の奥の炎症が起こるためにくしゃみや痒み、鼻水、鼻づまりといった症状が出てきますが、この炎症を抑えるのがコルチゾールといわれています。
コルチゾールは腎臓の上に位置する副腎という器官から分泌されていますが、体中の炎症を解消したり、ストレスに打ち勝つ働きがあるといいます。
皮膚科で炎症を抑制する薬をもらうことがありますが、成分表の中に「副腎皮質ホルモン」と書かれていますが、これがコルチゾールです。
副腎の機能が低下してコルチゾールの分泌が弱まると炎症を抑えることが出来なくなるため、薄毛や花粉症、慢性疲労、動脈硬化、脳機能低下などを引き起こしてしまうそうです。
つまり炎症を抑えるために分泌されるべきコルチゾールが不十分なために花粉症などの症状を引き起こすのであって、それを補うためにコルチゾールを配合した薬が処方されるのです。
ちなみコルチゾールは食べ物から摂取することはできません。
分泌を促すには副腎の機能を高めるしかないのです。
副腎の機能が低下していないか自己チェック
1.花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー症状がある
2.ポテトチップスのような塩味のスナック菓子が大好き
3.立ちくらみを起こす程度の低血圧
4.いつも眠くてあくびが出る
5.息を身体の奥まで吸い込めない気がする。
6.夜になると足がむくむ
7.糖質、でんぷん質が多い物を食べると消化不良を起こす。
8.アルコールやコーヒーが毎日の日課になっている。
9.自分はお天気屋と思う
5つ以上当てはまればあなたの副腎の機能は低下している可能性があります。
副腎の機能を高める栄養素
副腎から分泌されるホルモンの生成に役立つ栄養素はビタミンBやビタミンCです。
特にコルチゾールの生産が不足するのはビタミンCの欠乏が原因と考えられており、ビタミンCが副腎の機能をアップしてくれる栄養素です。
しかしビタミンCも摂り過ぎるとかえってビタミンC不耐症になることもあると言われており、どれくらい摂ればいいのかは未だにはっきりと分かっていません。
なので専門医と相談をして経過を診ながら摂取する必要があります。
またマグネシウムもストレスを緩和する働きがあるので積極的に摂りたい栄養素です。
各栄養素を多く含む食材は次の通り
ビタミンB:レバー、あさり、しじみ、牡蠣、さんま、たらこ、いわし、ほっき貝
ビタミンC:レモン、アセロラ、ピーマン、ジャガイモ
マグネシウム:アーモンド、カシューナッツ、ごま、大豆食品、玄米、ほうれん草
副腎の機能をアップする軽い運動と質の良い睡眠
これは副腎の機能云々に関わらず健康のために軽い運動と質のいい睡眠は不可欠です。
ただし副腎の機能が低下して運動すらやる気が起きない場合もあるでしょう。
また副腎が疲れていると筋肉がつったり痛みを感じる場合があります。
そんなときは専門医と相談して自分に合った運動量を指導してもらうのも一つの方法です。
睡眠は身も心も休息できる重要な時間です。
睡眠時間は個人差がありますから何時間がベストとは言えませんが、質の良い睡眠を摂ることが重要です。
また起床時間を決めることも重要で、土日は仕事が休みだからとお昼近くまで眠っていると翌日眠りが浅くなり睡眠リズムが崩れてしまいます。
平日でも休日でも起床時間を決めたおくことが質のいい睡眠を摂るコツです。
副腎の機能を低下させるタバコ、コーヒー、ストレス
逆に副腎の機能を低下させるのはタバコやコーヒー、ストレスを溜めることです。
これらは副腎皮質刺激して副腎が“働き過ぎ”となり疲れてしまうのです。
働き過ぎは疲れることになりますから副腎の機能が低下してしまうのです。
ほどほどにしておくことが副腎を疲れさせないコツです。
以上簡単にまとめましたが、実践していけば薄毛と花粉症の両方が改善できるかもしれませんよ。
参考記事:糖質制限で薄毛解消出来るの?
下痢体質と薄毛は関係あるの?