夏ともなると何もしなくても喉が渇いて何でもいいので潤したくなるものですよね。
そんな時、薄毛を気にしているあなたは飲み物に気を付けていますか?
日頃何気なく飲んでいるスポーツドリンクやジュースなどの清涼飲料水は髪にとって良くないといわれています。
なぜなら、清涼飲料水には防腐剤や着色料、香料など、様々な食品添加物が含まれているからです。
一度自分が飲んでいる清涼飲料水の成分表を確認してみてください。
今回は薄毛の原因になる清涼飲料水についての考察です。
食品添加物は毛根が栄養不足になる
清涼飲料水と似たような扱いを受けているのが食品添加物ですよね。
食品添加物に健康被害があることは昔から言われてきましたが、もちろん髪にも良いわけがなく、薄毛を気にしている人には避けたい物質です。
何故食品添加物が薄毛に良くないのかというと、食品添加物は栄養価が全くないうえにカルシウムや亜鉛など他の栄養素の吸収を阻害する働きがあるので、毛根が栄養不足になるからです。
また食品添加物に対してアレルギー反応を起こす場合もあり、その場合頭皮に炎症を起こして脱毛してしまう可能性もあるそうです。
料理を作るのが面倒だからと毎日カップラーメンばかり食べていたら髪が薄くなったという話を良く聞きますが、まさに食品添加物を大量に摂取した結果といえるでしょう。
参考記事:糖質制限で薄毛解消出来るの?
フルクトースコーンシロップが危険
食品添加物の他にも注意したい成分に「フルクトースコーンシロップ」があります。
フルクトースコーンシロップは1970年代にアメリカで砂糖の代用品として開発された甘味料で、その名の通りトウモロコシから抽出して生産されます。
甘さは砂糖の6倍、生産方法も簡単でしかも安く出来るうえに熱に強く変質し難いといった性質があるため食品加工メーカーにとっては非常に使い勝手が良い甘味料とのこと。
コーラや炭酸飲料水に使われている甘味料で、肥満や糖尿病などの原因になると問題視されアメリカでは使用禁止運動が広まっている成分です。
しかし日本では「フルクトースコーンシロップ」という名前さえ聞いたことが無い人が大半で、警鐘を鳴らす専門家もいます。
フルクトースコーンシロップはブドウ糖に比べてAGE化(老化)するスピードが10倍も速いことが分かっています。
AGEは頭皮に大量の活性酸素を発生させて薄毛を進行させると考えられており、フルクトースコーンシロップを控えることが大切です。
フルクトースコーンシロップは依存性を高める
よく「一度口にしたら癖になる」といわれますが、フルクトースコーンシロップの強い甘みは脳を刺激して依存性を高めるために、一度口にすると癖になりもっと欲しくなるといわれています。
もっともこの依存性はフルクトースコーンシロップに限ったことではなく、砂糖でも同じ作用をすることは動物実験でも明らかになっています。
太った人が甘いものを止められないのはこうした依存性が働いているためです。
ちなみに私は幸いにして甘いものが癖になるほど好きではないので制限されれば難なく我慢することは出来ます。
また日頃から清涼飲料水を飲む習慣も無いためこの点については心配していません。
清涼飲料水の成分表で確認する
では清涼飲料水の成分表で確認すればいいのでは?と考えるかもしれませんが、皮肉なことに日本では「フルクトースコーンシロップ」という名前は使われておらず確認することはできません。
ではどうすればいいのかというと、「果糖ブドウ糖液糖」や「高果糖液糖」などの名前で書かれていたらそれが「フルクトースコーンシロップ」が含まれているとみて間違いありません。
たとえば以下はある有名スポーツ飲料の成分表です。
一目で「果糖ブドウ糖液糖」の文字があるのでフルクトースコーンシロップが含まれているのが分かりますね。
喉が渇いたからと気軽にペットボトル飲料は缶コーヒーなどの清涼飲料水を飲む習慣を持っている人は、体内のAGE量を増やして薄毛を進行させているかもしれませんよ。