あなたはシャンプーするときにどうやって髪を洗っていますか?
シャンプーするときに爪を立ててはいけないのはもはや常識になっていますよね。
しかし爪を立てて洗うと何となく奇麗になった気がするし、かゆみやフケも摂れるので気持ちが良いのも事実です。
爪を立てて洗うと頭皮が傷ついて薄毛の元になってしまうからというのが理由ですが、これはこれで正しいのですが、それでは指の腹で擦ればいいのかというと、実はこれも感心できない方法なんですよ。
特に薄毛を気にしている人にとっては・・・
指の腹で擦ると産毛が抜ける
髪は「成長期」「退行期」「休止期」といったヘアサイクルにより自然に抜ける毛もあれば、これから生えて太い髪に成長していく「産毛」もあります。
このヘアサイクルによって髪の全体量は一定に保たれているのですが、薄毛になる人は成長期の期間が短くなり太い毛になる前に抜けてしまいます。
この原因としてあげられるのが、AGAや皮膚炎などで引き起こされる脱毛症や間違った洗髪方法なんです。
つまり脱毛症にかかっていないのに薄毛になってしまう こともありうるというわけです。
生えたばかりの産毛は、細く短く、しかも毛根も弱いためにちょっとした刺激で抜け落ちてしまいます。
そんなひ弱な産毛を指の腹とはいえゴシゴシと擦ったらどうなるでしょうか・・・
成長期に生えたばかりの産毛を指の腹で擦ることで引っ張り抜いているのです。
参考記事:シャンプーし過ぎが薄毛を招く
一度自分のすね毛を見てください。
ズボンとの摩擦ですね部分だけが薄くなっていませんか?
すねの部分は爪を立てていないにもかかわらず、ズボンと擦れただけで薄くなってしまうんですよ!
頭皮も同じことで毎日指の腹で擦っていると薄くなってしまうことは想像に難くないですよね。
また産毛は細く短いために抜けても気がつかないことが多く、これも薄毛になる要因の一つなんです。
シャンプーで頭皮を清潔にするために産毛が犠牲になっているのです。
これではいくら良い育毛剤を使っていても効果は期待できません。
指の腹で擦ると髪も傷つく
指の腹で擦ると産毛が抜けやすいと同時に、髪もまた傷つき易くなります。
というのも髪はキューティクルで覆われて頑丈なイメージがあるものの、ちょっとした刺激で剥がれてしまい、中から水分やたんぱく質が流れ出してしまいます。
これがパサパサしたダメージヘアにしてしまうのです。
髪はすでに死んだ細胞で出来ているので痛みを感じることはありませんから優しく洗ってあげたいものです。
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頭皮が痒いのは擦り過ぎ
毎日シャンプーしているのに頭皮が痒いってことありますよね。
実は頭皮をゴシゴシ洗い過ぎることで炎症を起こしていることが多いんだそうです。
痒いからとまた強く擦って洗う
↓
炎症が起きてよけいに痒くなり
↓
また強く洗って炎症をおこす
↓
・・・
という悪循環が生まれてしまいます。
また洗いすぎによる善玉菌を死滅させてしまうことも考えられます。
頭皮の汚れを落とすのはシャンプーの泡
多くの人が勘違いしているのが、汚れや余分な皮脂を落とすには指の腹で擦ることが頭皮を奇麗にして頭皮環境が整い、薄毛が改善すると思い込んでいるところです。
しかし、シャンプーをするときに汚れを落としてくれるのはあくまでシャンプーの泡であり、指の腹ではありません。
シャンプーの泡が毛穴にしっかりと入り込んで汚れを浮かしてくれるのです。
最初シャワーでしっかりと頭皮と髪の汚れを落とした後に、まずはシャンプーを手のひらでしっかりと泡立てて、頭皮全体に泡が行き渡るようにすることが重要です。
参考記事:濁ったシャンプーは薄毛の原因になる!?
縮んだ毛穴を開くことがポイント
ではシャンプーするときにそのような手の使い方をすればいいのかというと、要は毛穴を開いて詰まった汚れを落としやすくすることです。
そのために行いたいことが重力で引っ張られた頭皮を持ち上げて毛穴を開く方法です。
やり方は両手のひらと指の腹全体で耳の側頭部を包み込むように抑えて、頭頂部に向けて優しく持ち上げます。
同じように後頭部と前頭部を頭頂部に向けて持ち上げてください。
その際擦ることが無いように気を付けてくださいね。
こうすることで毛穴が平いて詰まった汚れや皮脂が良くなるばかりか頭皮を柔らかくして血流を良くします。
参考記事:洗髪マッサージで薄毛を改善できるの?
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