世の中にはいろんな人がいるものですが、赤ちゃんにも様々な特徴があるののですよね。
特に目につくのが赤ちゃんの髪の毛。
ついついよその赤ちゃんと比べて不安になってしまいます。
「なんでお隣の赤ちゃんは髪の毛フサフサなのにうちの子だけ薄いのかしら…。」
「最近旦那も薄くなってきた感じだし、もしかして遺伝なのかしら…。」
なんて心配するママもいることでしょう。
赤ちゃんの髪の毛の薄い原因と旦那さんの髪の毛の薄い原因は全く別物です。
ここは旦那さんのことは置いといて赤ちゃんのことだけ考えてみましょう。
赤ちゃんの髪の毛は産毛だから
赤ちゃんの髪の毛って、遅くて弱々しく薄い感じがしますよね。
実は髪の毛というよりは産毛なのです。
この産毛が生え変わると強くてしっかりとした髪の毛になってきます。
生え変わる時期はやっぱり人間なので、個人個人差があるので、一概に同じ月齢のお隣の赤ちゃんは、かなりしっかりとした髪質なのにうちの子だけ…なんて心配しなくても大丈夫ですよ。
生後6ヶ月目くらいから薄くなってくる赤ちゃんもいて、一度産毛が全部抜けてから大人と同じような髪の毛が生えてくる子もいますし、産毛が気づかないうちに抜けていて、大人の髪の毛と産毛が混合して生え変わる場合もあります。
産毛が全て抜け落ちたからといって旦那さんの育毛剤なんかつけちゃダメですよ。
赤ちゃんの薄毛になる原因はふたつあった！
ひとつめの原因としては、赤ちゃんの産毛が強く丈夫なしっかりとした髪の毛に生え変わるために、1度全て髪の毛が抜けてしまう症状を新生児生理的脱毛と呼びます。
この症状を見て慌ててしまうママも多いと思いますが、前方から頭頂部にかけてガッツリと抜け落ち、その後に今度は大人の髪の毛が生えてきます。
生えてくる時も個人差があるので、まだか、まだかと言って病院に駆け込まず、気長に待ってみましょう。
生えてこない間の紫外線などが気になる場合は、通気性の良い帽子をかぶせてあげたりして、頭皮を守ってあげてください。
人目が気になって外出できないなんて言って、家にばかり閉じこもっているより、周りの人たちは全く気にしていませんので、いっぱい外にお散歩に連れていってください。
身体の成長にも良いですよ。
ふたつめの原因としては主に布団で寝ている時間が長い時期に起こる乳児期後頭部脱毛です。
赤ちゃんが寝ていた枕を見るとビックリするくらい髪の毛が抜けている場合があります。
原因は産毛のせいです。
産毛は細いので、枕と擦れるだけでも簡単に抜けてしまうのです。
ねんねをさせている時間が長い赤ちゃんに多く見られる症状で、大人のようにまだ寝返りなど出来ないので後頭部だけが薄くなってしまいます。
起きて座ったりハイハイをしたりする時間が増えてくると擦れる頻度も少なくなるのでさほど気にすることでもありません。
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赤ちゃんはなんでも興味津々！
赤ちゃんにとっては、手が動くこと、髪の毛が生えていること全てが初めての経験です。
成長する過程において必要事で、手を口に入れてみたり、自分で髪の毛をひっぱってみたりと毎日色々な事を覚えていきます。
自分の髪の毛を引っ張っていると抜けてしまう、それが面白くて、むしり取っている時がありますが、そのうち髪の毛を無理矢理抜くと痛いという感覚をインプットされてくるので心配しないでください。
どうしてもただでさえ薄いのにこれ以上抜けたら気が気ではないのであれば、ママの手遊びだったり、おもちゃを使ったりして、髪の毛から興味がなくなるような事をして遊んであげてください。
そのうち赤ちゃんも髪の毛の事なんかすっかり忘れて他の物に興味を示してくれるようになります。
ちょっと心配なのが…
乳児脂漏性湿疹です。
赤ちゃんは新陳代謝が盛んで、脂ギッシュなおじさんよりも皮脂の分泌が起こります。
皮脂と汚れが混ざって固まると、脂漏性湿疹になってしまい、よくおでこやまゆ毛、髪の生え際などにできる黄色のかさぶた状になる湿疹です。
頭皮にまで乳児脂漏性湿疹が広がってしまうと頭皮がダメージを受けて髪の毛が抜落ちてしまう時があります。
皮脂の分泌が盛んなのは生後4ヶ月頃まで、その後は皮脂の分泌も落ち着いてきますが、髪の毛が抜け落ちる程の状態が続くなら、小児科などで診察してもらってください。
割りとすぐに良くなってきますよ。
軽い症状であれば、そのうち綺麗な状態に戻りますが酷くなっても放置してしまうと細菌感染のため赤くなるなってきたりするので注意して見てあげてください。
まとめ
赤ちゃんの髪の毛が薄い原因は主に気にしなくても問題ない事ばかりです。
乳児脂漏性湿疹が原因で髪の毛が抜けてしまい薄くなってしまったのであれば、早めにお医者さんに連れていきましょう。
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