大豆食品に薄毛改善効果があることは当ブログですでに書いていますが、大豆から作られている他の豆味噌も薄毛改善効果があるはずですよね。
大豆に含まれる「イソフラボン」と「カプサイシン」を一緒に摂ると薄毛改善効果があることはIGF-Ⅰの薄毛改善効果でも書いています。
ところが育毛業界では豆味噌の薄毛改善効果には注目されていないようであまり取り上げられていません。
そんな中、八丁味噌に薄毛改善効果があるのではないかと注目されています。
八丁味噌といえば名古屋では定番の味噌で、味噌汁や鍋料理、味噌カツなどに広く使われています。
私も食べたことがありますが、他の赤みそと比べてやや苦みがあるのが特徴で、ちょっと癖のある味です。
これが薄毛に悩む人を助けてくれるのかと思うとワクワクしますよね。
ただ八丁味噌を頻繁に使用しているはずの名古屋人に薄毛が少ないという印象も無いのですが・・・
本当に薄毛改善効果があるのか・・・
それは置いといて、八丁味噌も普通の豆味噌も原料は大豆のはずですが、薄毛改善効果が違ってくるのは何故でしょうか・・・
参考記事:髪の毛が生える仕組み
八丁味噌は製法が特殊
八丁味噌は通常の豆味噌と違うところはその製法です。
八丁味噌は愛知県岡崎市に2つの製造会社があり、岡崎城から西へ八丁離れた八丁村にある味噌蔵で昔ながらの製法を受け継いだ赤味噌の一種です。
八丁味噌が普通の赤味噌と違うところは豆の発酵を終わらせた後2~3年もの期間を樽で熟成させる点です。
その長い熟成期間が八丁味噌にIGF-Ⅰを増やす働きを与えてくれるというのです。
IGF-Ⅰは血流を増やす働きがあることが分かっているので、大豆に多く含まれるイソフラボンの効果も含めて八丁味噌の薄毛改善効果には要注目ですよね。
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大豆イソフラボンにも2種類ある
豆味噌には大豆イソフラボンが多く含まれていますが、その大豆イソフラボンにも「配糖体型」と「アグリコン型」の2種類あり、「配糖体型」には薄毛改善効果が期待できる知覚神経を刺激する作用は無く、知覚神経を刺激する作用があるのは「アグリコン型」とされています。
その「アグリコン型」のイソフラボンを含むのが八丁味噌なのです。
実験でも八丁味噌の方が他の豆味噌よりもIGF-Ⅰを増やす事が出来ると確認できたそうです。
八丁味噌にアグリコン型のイソフラボンが多いのは長い熟成期間
冒頭で書いたように八丁味噌の製造過程で発酵後に2~3年という長い期間に熟成させることでIGF-Ⅰを増やす機能が与えられるとされていますが、これに加えてアグリコン型のイソフラボンに変化することも分かっています。
これは2~3年という熟成期間で配糖体型のイソフラボンが分解してアグリコン型のイソフラボンに変化すると考えられるからです。
マウスの実験においても八丁味噌を食べさせたマウスの方が全身のIGF-Ⅰが増えたばかりか記憶中枢のIGF-Ⅰも増えたといいます。
この実験から判断するに、八丁味噌には薄毛改善効果をはじめ、記憶力の向上や認知症予防・改善効果があることは明白ですよね。
聞くところによれば、うつ症状や不安症状の改善も期待できるといいます。
八丁味噌には放射能障害抑制効果がある
かつて長崎に原爆が投下された時に被爆者の間で味噌や海藻を食べていた人には放射能障害が発症する頻度が少なかったという報告があったそうで、チェルノブイリ原発事故の際にはヨーロッパの国から八丁味噌の注文が相次いだといいます。
放射能はDNAを傷つけて修復できない細胞は死んでしまったり、ミスコピーを起こして癌を発症したりすることがありますが、IGF-Ⅰはこれを抑制する働きがあります。
これは紫外線も同様で日頃日光を浴び過ぎないように注意喚起されるのはこうした理由があるからです。
この放射能や紫外線による障害を軽減してくれるのがIGF-Ⅰを増やす働きがある八丁味噌というわけです。
薄毛に悩む人は、ひとまず朝のみそ汁を八丁味噌に変えてみてはいかがでしょうか。
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