巷では亜鉛を摂取すると髪の毛が増えた感触がもてるらしいと言う噂が広まっていますが、本当に亜鉛を摂取するだけで髪の毛が増えた感触が持てるのでしょうか…?
それなら亜鉛ばかり摂取していれば世の中に多数いる薄毛の人は嬉しいことですよね。
でも何か他にも必要な物があるのかも知れないので調査してみました。
亜鉛の働き方について
髪の毛を作っている主成分はタンパク質です。
このタンパク質はケラチンと呼ばれ、シスチンやグルタミン酸と言うアミノ酸で構成されています。
じゃ、この3つがあれば問題なく髪の毛生えてくるじゃん!と思ってしまいますがこの3つ、このままでは仲良く合成はしてくれないのです。
ケラチンを合成するために必要な栄養素、それが亜鉛なのです。
簡単な話をすると亜鉛が不足すればケラチンタンパク質がアミノ酸達と上手く合成してくれず、主成分が足りないわけですから髪の毛の成長に影響が出てくるわけなのです。
しかも、亜鉛は体内であまり作ることが出来ず、結局亜鉛と髪の毛の関係性を理解していない、好き嫌いが激しいと薄毛になってしまいます。
常に栄養バランスの良い食事をすることによって薄毛対策に有効です。
亜鉛とアミノ酸で髪の毛が増えた感触が本当にあるの?
髪の成長に最も大切なことは頭皮環境を良くしてあげ清潔に保つことです。
いくら毎日髪の毛を洗っていても、頭皮のターンオーバーや新陳代謝がうまくいかなければ髪の毛の成長のヘアサイクルが乱れてしまい、なかなか成長には繋がりません。
頭皮がかゆくてフケが出る、湿疹が出来ているなど頭皮トラブルが起きている時は髪が細く弱くなり抜け毛が起きやすくなってしまいます。
では、亜鉛とアミノ酸を大量に摂取すれば万事解決!
ではないのです。
頭皮の状態を整えるにはビタミンAも必要となってきます。
亜鉛とアミノ酸があればOKって書いてあるじゃん!と怒らず、このまま読んで行ってください。
ビタミンAと亜鉛にも繋がりがあって頭皮の状態を整えるビタミンAを効率よく取り入れるには亜鉛がビタミンAの代謝を促してくれます。
髪の毛の土台となる頭皮の環境整えて、亜鉛とアミノ酸を積極的に摂取したうまいタイミングで髪の毛が増えたような感触が持てたのではないでしょうか。
亜鉛が髪の毛に良いからと一生懸命摂取していてもアミノ酸と結合しなくては髪の毛はなかなか成長してくれません。
そして髪の毛の土台となる頭皮が健康な状態になっていなくては、髪の毛は生える準備をしていても弱々しい髪の毛しか生えてこれません。
この全てが揃ったときが最高のタイミングなのでしょう。
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普段の食事で髪の毛を増やしていくには?
上で書いた通り亜鉛は体の中であまり作ることが出来ません。
ならば外から取り入れるしかないのですが、何にどんな成分が含まれているのか理解していなければ、ジャンクフードやカップ麺など、とりあえず食べればOKと思われても困ってしまいます。
亜鉛は牡蠣に多く含まれていますが、毎日牡蠣を食べるわけにもいきませんよね。
少しずつでも摂取していける献立を考えてみました。
朝食 :トースト又はご飯、目玉焼き、固形チーズなど
玉子にもチーズにも亜鉛やビタミンAなど含まれていて、しかも比較的毎日食べやすいので便利食品です。
昼食 :出来るだけ定食など
お小遣いが少なく、お弁当も作る時間がないほどであれば、安いからといって丼ものやジャンクフードを食べるよりは、せめて野菜やワカメなどが入ったソバなどにしましょう。
夕食 :牛肉や納豆など
毎日奮発して牛肉を食べるわけにはいきませんが亜鉛が美味しく摂取出来ます。
牛肉が無理なら畑の肉と呼ばれる健康食材納豆も欠かせません。
ただ納豆の成分は熱に弱いため、そのまま食べることをオススメします。
後、毎日食べておきたいのはサラダですが、にんじんやレタスなどたくさん入れて具だくさんで食べると飽きも来ません。
ただし野菜によっては熱で摂取したい成分が壊れてしまうものもあるので、その点は気をつけてください。
間食 :チーズやアーモンドなど
やはり人間は小腹がすくものです。
そんな時にせんべいやチョコレートを食べるよりは、チーズやアーモンドなどを食べるようにしましょう。
よく噛めば小腹も満たされますしね。
まとめ
亜鉛を摂取すると髪の毛が増えた感触がもてるらしいと言うことですが、亜鉛だけ一生懸命摂取していても、髪の毛が増えた感触は感じられないはずです。
髪の毛の土台となる頭皮、ヘアサイクル、成長を促す全てのタイミングが合った時に髪の毛が増えた感じがするはずです。
健康的な食生活を取り入れて髪の毛が増えた感じ…ではなく本当に髪の毛を増やしていきましょう。
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