ゆで卵を食べると育毛効果が期待できると話題になっています。
これはアメリカで人気のサイト「TOP TEN OF CITY」に掲載されたもので、髪に良い食べ物トップ10で1位に選ばれたのが卵なんだそうです。
卵といえば日本ではおなじみの食材で広く利用されていますよね。
しかも1個10~20円で食べられる家計には優しい食材ですよね。
これだったら薄毛に悩む人にとってはありがたい話でして・・・
ただ私も卵は好んで食べていますが、薄毛になってしまったのを考えると単なるうわさ話なのか?って感じもします。
しかし、ただ卵を食べれば髪に良いというものではなく、食べ方によって効果があるのとないのに分かれるそうです。
ちなみに私は納豆に生卵を混ぜて食べるのと、ご飯に生卵をかけて食べるのが好きで子供のころからよく食べていました。
それなのに薄毛になってしまい・・・
これにはちゃんとした理由があったのです。
いったい髪に良い卵の食べ方とはなんでしょうか・・・
卵には髪に必要なほとんどの栄養素が含まれている
髪は皮膚や爪と同じく「ケラチン」と呼ばれるタンパク質で構成されています。
さらにタンパク質は18種類のアミノ酸から構成されています。
つまり髪は18種類のアミノ酸が一定の決まりで結合して髪のタンパク質であるケラチンとなっているのです。
卵の白身はタンパク質で、黄身には「ビオチン」が豊富に含まれており、アミノ酸の代謝を促進する働きがあるといいます。
つまり黄身に含まれるビオチンが髪を構成しているケラチンを生成するためにアミノ酸が結合するのを促進するというわけです。
卵に含まれるこれらの成分が育毛効果を高めると考えられているようです。
これだけ見るといかにも髪に良い食べ物って感じがしますが、そこには意外な話があったのです。
生卵をかき混ぜると育毛効果が無くなる
卵の白身には「アビシン」と呼ばれるタンパク質が含まれており、生卵をかき混ぜると黄身に含まれる「ビオチン」と結合してしまい、そのためにビオチンが体内に吸収されなくなります。
すると本来の働きであるビオチンのアミノ酸が結合して髪のタンパク質であるケラチンの生成を低下させてしまうのです。
つまり、かき混ぜればかき混ぜるほど育毛効果が期待できなくなってしまうというわけです。
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加熱した卵なら育毛効果が期待できる。
生卵をかき混ぜると育毛効果が無くなるというのならそのままかき混ぜずにのみ込んでしまえば良いのですが、さすがにこれはきついものがありますよね。
かき混ぜた生卵を納豆やご飯にかけるとその食感が何ともいえず美味しいのですが、育毛効果を期待したいのなら諦めるしかないですね。
なので生卵を食べるのなら黄身と白身を分離して、黄身に醤油をかけて食べるか、いっそのこと目玉焼きやゆで卵にして食べるのが最も高い育毛効果が期待できるみたいですよ。
卵はコレステロール値の心配は無い
いつ頃からだったかコレステロールが増えると心筋梗塞や脳梗塞になるといわれ、卵などの食材がコレステロールの元凶みたいなことになっていましたよね。
これは、動脈硬化の患者を調べたところ、患部にコレステロールが溜まっていたのを発見してからコレステロールが動脈硬化の元凶とされてきたからです。
しかし、動脈硬化の原因はコレステロールではなく、血管が傷んだところにコレステロールが集まって修復していたのです。
この研究結果により2015年になってアメリカ政府が食生活ガイドラインを発表したところによるとコレステロールの摂取制限は必要ないとされたのです。
そもそもコレステロールは身体の弱った部分を修復してくれる材料で必要な物でもあるのです。
また、高齢になるほどコレステロール値は高くなる傾向にあり、年齢により修復する箇所が増えるのは自然のことなので気にする必要はないとのこと。
というわけで卵をたくさん食べてもコレステロール値は気にする必要は無いとのこと。
ちなみに、動脈硬化の原因は喫煙や高血圧、ストレス、肥満、老化による血管の炎症だったようです。
栄養価の高い卵をどんどん食べて薄毛が解消できれば良いですね!(^^)!
それにしても今まで卵を悪ものにされて、卵を遠慮してきた多くの人は我慢しただけ損した気分でしょうね。
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