朝食でよく見かける焼き魚に赤い鮭を出す家庭も多いかと思いますが、実は赤い鮭の栄養分に薄毛改善効果があるって知ってましたか?
実は私も初めて聞くのですが、岡嶋研二氏の本に書かれているんですよ。
その育毛成分というのが「アスタキサンチン」というのです。
今回は赤い鮭の栄養分であるアスタキサンチンについてご紹介します。
アスタキサンチンは化粧品にまで配合
アスタキサンチンといえばエビやカニなどの甲殻類に多く含まれていて、育毛に効果的とは聞いていましたが、赤い鮭にまでアスタキサンチンが含まれているとは知りませんでした。
エビやカニを料理で熱を加えると赤くなりますよね。
その赤い成分というのがアスタキサンチンなのです。
そのアスタキサンチンを含むエビやカニを餌として食べているのが赤い鮭といいます。
また、化粧品でも広く使われているようで、松田聖子さんや中島みゆきさんが化粧品のCMで出演していましたが、この化粧品にもアスタキサンチンが配合されていました。
お2人とも肌が奇麗で年齢よりはるかに若く見えるのが印象的でしたよね。
これを見るとアスタキサンチンがいかに肌に良いというのが分かりますよね。
これは薄毛改善効果があるとなれば薄毛に悩む人にとっては注目せざるをえません!
それでは薄毛改善があると言われるアスタキサンチンについて見ていきましょう。
アスタキサンチンは紫外線から身を守る
アスタキサンチンは元々海藻類に含まれていて、紫外線が当たるとアスタキサンチンが増えるように出来ており、これが紫外線による酸化を防いでくれていると考えられています。
つまりアスタキサンチンには強い抗酸化作用がを持っているとされているのです。
これだけではありません。
アスタキサンチンには、抗炎症作用や動脈硬化、がん発症、糖尿病、ストレスなどの抑制作用があります。
実際にアスタキサンチンをサプリメントとして売られているくらい注目の成分なのです。
赤い鮭は和食にもよく合いますから毎日の食卓に並べても彩り鮮やかで食欲も湧くというものです。
アスタキサンチンはIGF-Ⅰを増やす
IGF-Ⅰの薄毛改善効果にも書いてあるように、IGF-Ⅰを増やすことで血流が増えて髪の成長を促すと言われていますが、アスタキサンチンもカプサイシンと同様、知覚神経刺激作用を持っておりIGF-Ⅰを増やすとされています。
実際にマウスの実験でも毛を剃ったマウスにアスタキサンチンを食べさせたところ、通常の餌を与えただけのマウスに比べて毛の成長が顕著だった事が確認されたといいます。
赤い鮭はストレスに強い魚
鮭が川の上流でふ化して海を3~5年も回遊し、再び生まれ故郷である川の上流まで昇って産卵することはよく知られていますが、その際には多くの苦難が待ち受けており、産卵を終えた鮭はボロボロになり死んでいくといいます。
3~5年の間に大量の紫外線を浴びたり、様々な感染症や天敵などとの遭遇によるストレスに打ち勝つにはそれ相応の抵抗力が無いと出来ません。
そこで鮭は餌としてアスタキサンチンという強力な抗酸化作用を持つ物質を多く含むカニやエビなどの甲殻類を餌にして体力を付けているのです。
こうしたアスタキサンチンを摂取しているからこそ鮭の身は赤いのです。
アスタキサンチンのサプリを摂取して増毛が認められた
あるAGAの患者にアスタキサンチンのサプリを毎日摂ってもらったところ、3ヶ月後にはっきりとした増毛が認められたといいます。
またストレスによる胃潰瘍の発生も抑制することが出来たといいます。
こうしたマウスやAGA患者での実験を見ればアスタキサンチンに発毛作用があることは明らかですよね。
そんなアスタキサンチンをエサにして過酷な環境に打ち勝ってきた赤い鮭を食べることで、ストレス過多の現代社会に生きている日本人にも体力を付けてくれるかもしれませんよね。
特に薄毛に悩む人にとっては薄毛という事実もストレスになっていますから、是非赤い鮭の力を借りて薄毛の改善に試してみてはいかがでしょうか。
参考記事:八丁味噌に薄毛改善効果があるらしい