髪の毛の伸びが悪い
髪の毛の伸びが悪く将来禿げるのではと不安だ
実際に少しずつ髪が薄くなっている
何とか髪の心配から解放されたいですよね。
当ブログではシャンプーや育毛剤、食べ物、頭皮のマッサージなど髪の悩みに答える形でさまざまな情報をご紹介してきましたが、まだ亜鉛について詳しくご紹介していなかったので今回は亜鉛について注目してみました。
亜鉛が髪に良いことはよく知られていますが、実際に亜鉛を補給すると髪の毛が早く伸びるといった意見が多いそうです。
では何故亜鉛が髪に良いのか・・・
亜鉛はタンパク質を合成するのに必要なミネラル
髪の毛はタンパク質から作られていますが、そのタンパク質を合成するのに必要なアミノ酸を多く含む食べ物を摂る必要があります。
亜鉛はタンパク質の合成に深く関与していることから、髪の成長を促す働きがあります。
また、AGA(男性型脱毛症)において、男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼにより薄毛の原因となDHT(ジヒドロテストステロン)を作り出しますが、亜鉛は5α-リダクターゼの働きをブロックするので、亜鉛が不足すると薄毛になるとも言われています。
ちなみに亜鉛は男性なら前立腺に多く、発汗や射精で失われるので亜鉛と銅とのバランスを摂りながら補給する必要があるとか。
亜鉛はタンパク質をはじめ、インスリンや核酸の合成や新陳代謝において不可欠なミネラルで、生命維持に必要な多くの酵素の構成要素となっています。
ちなみに、人の体内では3000以上の酵素が働いていると言われていますが、その中でも300以上もの酵素が亜鉛により活性化されています。
それくらい亜鉛というのは人の体にとって重要なミネラルなのです。
また亜鉛は、新陳代謝が活発な組織ほど不足し易く、亜鉛不足になると舌にある味覚を検知する細胞が委縮して味が分からなくなるといいます。
他にも爪に白点が現れたり、傷の治りが遅かったり、脱毛の原因になったりするのも亜鉛の不足が原因とされています。
亜鉛を摂ると髪の毛が早く伸びるというのはこうした理由があるようです。
亜鉛は1日15mg必要
そんな重要な役割を担う亜鉛ですが、どのくらい摂ればいいのかというと、1日15mgと言われています。
ただし脱毛を予防するには亜鉛と銅とのバランスが必要で、亜鉛が多すぎても脱毛を引き起こしてしまうこともあるそうで、ここが亜鉛の補給にとって難しい所でもあります。
亜鉛と銅との比率は、亜鉛が8.5に対して銅が1.0がバランスとしては理想で、仮に亜鉛が17mgなら銅は2mgということになります。
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亜鉛不足を確認するには
自分の薄毛が亜鉛不足によるものなのかを判断するには、毛髪ミネラル分析を受けるのが確実ですが、1回につき10,000円前後が必要みたいです。
その検査を受ければ自分の毛髪に亜鉛が不足しているのが一目で分かるそうですから受けてみる価値はあります。
数回を定期的に検査して、その検査結果を受けて亜鉛をどのくらい摂ればいいのか分かりますから目安が分かるだけでなく、他のミネラルがどのくらい不足しているかも分かるので、毎日の献立に役立たせることが出来ます。
それまで原因不明だった症状が実はミネラル不足だったなんてことが分かるかもしれませんよ。
サプリメントでも補えるが食べ物で亜鉛を補うのが理想的
亜鉛を補うのにサプリメントで補給するのが簡単でいいですが、先にも書いたとおり他のミネラルとのバランスも考えなければいけません。
薄毛を改善させようと亜鉛ばかり摂取していると、他のミネラル不足により脱毛が引き起こされることもあるので注意が必要です。
なんでもそうですが栄養を摂るにはサプリメントではなく食品で補うことが基本ですが、これは体内での消化・吸収・分解といった能力を退化させないためです。
また食べ物から亜鉛を補うほうが他の栄養素も同時に摂れるので健康面では食べ物から摂るに越したことはありません。
ちなみに亜鉛を多く含む食べ物には、次のようなものがあります。
牡蠣
ナッツ類
かぼちゃの種
肉類
ネギ
ゴマ
小麦
玄米
ぬか
スイカ
ただし、いくら亜鉛を多く含む食べ物を摂っていても、亜鉛が毛根まで届かなければ意味がありません。
それには正しい生活習慣やバランスのとれた食事、ストレスの解消、質の良い睡眠など、健康的な生活を続けられるかが条件になります。
なぜなら髪への栄養は生きていくうえで重要な部分に優先的に送られ、髪へは後回しになってしまうからです。
つまり、余った栄養素しか髪へ送られないということです。
裏を返せば、髪を大切にすることが健康でいられるということですから、物は考えようですよね。
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