髪が薄くなって育毛剤や育毛シャンプーを試してみても期待したほど改善しないと悩んでいる人が殆どでは無いでしょうか。
薄毛というのはいろんな要素が絡み合って起きる現象で、一つだけ改善しても効果が現れるのは稀なんです。
薄毛の95%はAGA(男性型脱毛症)で、その原因となるのが男性ホルモンです。
また男性ホルモンが多いから薄毛になるのかといえばそうでも無く、ここでも様々な要因が絡み合って起こりうる現象といえます。
そんな薄毛になりうる要因の中で注目されているのが、IGF‐1
IGF-Ⅰの薄毛改善効果でも書いていますが、岡嶋研二博士が提唱している理論で、空腹感を感じることが育毛に良いとされているのです。
それならばと今流行っている断食 なら髪の毛が増えるのでは?と単純な私は考えてしまうわけです(^^ゞ
ということで断食と髪の毛との関係性について調べてみました。
空腹感がIGF-Ⅰを増やす
岡嶋研二博士によればIGF-Ⅰは空腹感の長さに比例して増えるといいます。
というのは空腹になると胃の内部では「グレリン」と呼ばれるホルモンが分泌され、このグレリンによりIGF-Ⅰが作られます。
またグレリンは成長ホルモンの分泌も活発にする働きもあることから、髪の毛の成長に大きく貢献することも考えられます。
つまり空腹感がIGF-Ⅰを大量に分泌させ、これが毛乳頭に働きかけて毛母細胞の分裂を活性化させて髪の毛の成長を促すというわけです。
ヘアサイクルの「成長期」「退行期」「休止期」の成長期の期間を延長させ、さらに退行期や休止期の期間を短縮させる働きもあるとされています。
健康面を考えるのなら腹八分目
昔から腹八分目が健康に最も良いとされていますが、これは消化吸収の側面からも理にかなっているそうで今でも推奨されています。
しかし飽食の時代になった現代の日本人の間では栄養の摂り過ぎや食べ過ぎにより内臓の代謝機能が低下して消化不良になっていることが多いといいます。
ただ腹八分目が健康的ということは判っていても目の前に美味しそうな食べ物があるとついついお腹いっぱい食べてしまいますよね。
そんな時に実践したいのが「断食」です。
断食と聞くとかなり辛そうなイメージがありますが、断食と言っても半日水だけで何も食べないとか、余裕があれば丸一日何も食べないなど、自分にあった方法で断食するだけです。
週に一回の断食なら多少の我慢で出来ることから多くの人が実践しているそうです。
一度断食をすると朝の目覚めも違ってくるそうで、体内の毒素も排出されスッキリとした気分になれるそうです。
これがIGF-Ⅰを大量に分泌させ毛母細胞の分裂を促して髪の毛が増えることに繋がると思えば多少の辛抱は仕方が無いことです。
ただ、腹八分目が徹底出来る自信のある人はあえて断食をする必要も無いでしょう。
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無理なダイエットは禁物
断食が髪の毛に良いのなら食事制限のダイエットも効果があるのでは?と感じる方がいるかもしれませんが、ダイエットによる食事制限は栄養バランスを崩して髪の毛に良いことは何もありません。
たとえば、極端な糖質制限や脂質制限を行うと人間が本来持ち合わせている機能を低下させることになりかえって髪の毛が減ってしまうことになりかねません。
また、毛根への栄養補給は非常にデリケートでちょっと栄養が不足するだけで毛根への栄養は完全に滞ってしまい毛母細胞の分裂もストップしてしまうこともあるといいます。
食事制限によるダイエットで髪の毛が抜けてしまったという方も続出しており、専門家の間でも警鐘を鳴らしているくらいです。
その点週に一度の断食なら栄養面でもさほど髪の毛に悪影響があるとは言えず、かえって体調が良くなると言われています。
後進国に薄毛はいない
テレビの報道を見ていると後進国の生活を紹介しているのを観ますよね。
そんな時私が目にするのが父親の髪の毛です。
必ずといって良いほどフサフサなんですよね~
先進国にハゲが多いのは何故?でも書きましたが、先進国ほど髪が薄い人が明らかに多いのです。
また体格も先進国の人に肥満が多いのに対して後進国に肥満は殆んど見られません。
これを見ても食べ過ぎなのが髪に悪いことが明らかのような気がするのですが・・・
やはり断食でもしてたまには胃腸を休ませてあげることが髪の毛に効率よく栄養が届けられるようになるんでしょうね。
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