ここのところ日本でも定着しつつあるウーロン茶。
飲み会でもアルコールが飲めない人の間ではウーロン茶って定番ですよね。
なんでもウーロン茶はダイエット効果があって健康にも良いというのが一般的な認識です。
そんなウーロン茶ですが意外な効果が指摘されています。
というのは、大手毛髪クリニックが発表した論文によると、中国人に薄毛が少ないのはウーロン茶を飲む習慣があるからだというのです。
大手かつらメーカーの調査によれば、世界(主要21か国)で最も薄毛が少ないのが中国で、薄毛率が高かったチェコ、スペイン、ドイツの半分以下だったとか。
そこで中国人が習慣として飲んでいるウーロン茶に注目があつまったというわけです。
日本もわりと薄毛率が低かったそうですが、アジアでは最も薄毛率が高かったそうです。
薄毛はいろんな要素が絡み合って発症するもので、一つだけを取り上げられるものでは無いですが、何かのヒントに繋がるかもしれません。
ここではウーロン茶と薄毛について注目していきます。
ウーロン茶が5αリダクターゼを抑制
薄毛の95%はAGA(男性型脱毛症)と言われていますが、その要因の一つに5αリダクターゼが大きく関わっています。
というのも、男性ホルモンの「テストステロン」が5αリダクターゼと結合することにより、より強力な男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)に変化して、これがヘアサイクルを狂わせてAGAが発症するからです。
ウーロン茶にはカテキンが豊富に含まれていますが、このカテキンが5αリダクターゼを抑制する働きがあると言うのです。
カテキンは、主にお茶に含まれるポリフェノールの一種で、特有の苦渋味成分のもととなる物質ということは昔から知られていますよね。
ポリフェノールには発毛作用がありますが、赤ワインだけでなく日本茶にも豊富に含まれています。
ではウーロン茶とどこが違うのでしょうか
ウーロン茶のポリフェノールは血流を良くする
ウーロン茶はその製法により茶葉を発行する過程で特殊なポリフェノールが生成され、それが強い脂肪分解能力があるとされています。
脂肪分解能力が高いために血液中の脂質が減少してサラサラになることで血流が良くなるとされています。
またウーロン茶で洗髪すれば余分な脂質を溶かすために頭皮の環境が程よくなることも考えられます。
ちなみにウーロン茶に含まれるポリフェノールは、ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)と呼ばれています。
食事や洗髪にウーロン茶を使用すれば血流と頭皮環境が整うといったダブル発毛効果が期待できるというわけです。
食事の時にはウーロン茶、洗髪にはCU(チャップアップ)シャンプーの後ウーロン茶ですすぐというのもアリですね(*^。^*)
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日本茶でも発毛効果はある
ウーロン茶ほどでは無いですが日本茶でも発毛効果があるとされています。
特に緑茶にはカテキンの含有量が最も多く、抗酸化作用や老化抑制、抗菌作用により頭皮の洗浄に使用することで頭皮環境を整える働きが強いといえます。
また緑茶にはコレステロールや血糖値の調節や、血圧の上昇を抑制する働きもあるため健康面でも高い効果が期待できます。
髪の毛に届けられる栄養分は余った分しか届けられないためにこうした緑茶の働きは高い発毛効果が期待できるというわけです。
冒頭でも書いた世界(主要21か国)の薄毛率調査で日本が14位と低かったのはこうした緑茶を飲む習慣があったからかもしれませんね。
発酵茶であるウーロン茶なので体温を上昇させる
ウーロン茶は製造過程で茶葉を発酵させると書きましたが、発酵食材には体温を上昇させる働きがあります。
体温が上昇するということは基礎代謝がアップするということで各組織が活発に働くことになり、当然毛母細胞も活性化して髪の毛の成長を促します。
ウーロン茶も緑茶も5αリダクターゼを抑制する働きがありますが、ウーロン茶にはそれに加えて体温を上昇させる働きがあることがより高い薄毛改善効果が期待できるということですね。
薄毛が気になる方は、普段は緑茶で、脂っこい食事の時だけウーロン茶というのを習慣づけると良いかもしれませんね。
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