汗は体温調節に欠かせない生理現象なのに、いざかいてみると気持ちのいいものでは無いですよね。
腋や背中首筋を流れる汗は思わず拭きたくなってしまいます。
制汗スプレーが出回っているのもこうした気持ちがあるからでしょう。
しかし、これが頭皮になるとそう簡単にはいきません。
制汗スプレーを頭皮に吹きかけるわけにもいかないし、タオルで拭けばヘアスタイルもグチャグチャになるため躊躇してしまいますよね。
結局何もせずに放置してしまうこともあるのではないでしょうか。
これが元で臭いを発して周りを不快にさせたりしているかもしれません。
また、頭皮に何かしらのダメージに繋がるかもしれません。
特に頭皮の汗によるかゆみが抜け毛を誘発しているとしたら・・・
そこで頭皮の汗とかゆみの関係について調べてみました。
参考記事:頭皮の痒みはインナードライになっているかも・その改善法とは
頭皮の汗でかゆみを感じる原因
まずは頭皮に汗をかいてかゆみを感じる原因には次のようなものがあります。
頭皮が汚れている
頭皮は汗や皮脂により常に埃や雑菌が繁殖し易い場所です。
雑菌が繁殖すれば頭皮が炎症し易くなるためかゆみを感じ易くなります。
日頃から頭皮を清潔に保つのはもちろんのこと、汗をかいた日の夜には特に念入りに頭皮を洗う必要があります。
ここで重要なのは、シャンプーで洗髪した後のすすぎを丁寧にすることです。
頭皮にシャンプー剤が残っていると、必要な皮脂まで取り除いてしまうことになり頭皮が刺激を受けやすくなるからです。
参考記事:シャンプーし過ぎが薄毛を招く
安価なシャンプーを使用している
コンビニやスーパーに売っているようなシャンプーは泡立ちや皮脂を落とすことだけを中心に作られていて、価格を抑えるために安い原料を使用しているために頭皮に対して刺激が強過ぎる傾向があります。
「汚れが簡単に落せる」
「スーとして良い臭いがする」
と言うだけでシャンプーを選ぶと、頭皮に思わぬダメージを受けるかもしれません。
おススメは美容院に売っているようなちょっと高価なシャンプーであれば、“髪の毛のプロ”が選んだシャンプーなので間違いないでしょう。
当ブログで紹介している、
であれば頭皮環境を整えてくれるために造られたシャンプーなので安心できますよ。
参考記事:アミノ酸系シャンプーの薄毛改善効果
汗で頭皮が蒸れる
長時間帽子やヘルメットを被って汗で蒸れることがありますが、この場合も頭皮に雑菌が繁殖して炎症を起こしやすくなります。
また皮脂が毛穴に詰まり易くなるためにかゆみの原因になります。
そのような状態を避けるためにマメに洗髪するのが望ましいですが、屋外にいた場合は無理がありますよね。
そんな時には、帽子やヘルメットを脱いでタオルで汗を拭き取るようにすると良いでしょう。
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汗の塩分が毛穴を塞いで痒みが起こる
汗は塩分を含んでいるので、汗をかいた後の顔が乾燥すると塩を吹いたようになることがありますよね。
この塩分は毛穴を塞ぐことが多いようで、これが痒みの元になることがあるそうです。
頭皮に汗をかいた日には夜必ずシャンプーを使用して塩分を洗い流す必要があります。
参考記事:朝シャンは髪に悪い
頭皮の汗には悪い汗がある
ひと口に頭皮の汗といっても良い汗と悪い汗があって、悪い汗というのは大して暑くも無いのにうなじに流れるほど大量にかく汗です。
これは、「頭部多汗症」と呼ばれる病の可能性があり、治療の必要があります。
頭部多汗症は、特定の部位にだけ汗をかく「局所性多汗症」の一つで、頭皮やうなじから異常に汗をかくのが特徴です。
髪の毛がびしょびしょになるほどの大量の汗をかいて、それが周囲の注目を浴びることでさらに緊張してよけいに汗をかくといった悪循環に陥ることもあるとか。
こういった症状により頭皮に雑菌が繁殖し易くなり臭いで周囲に迷惑をかけることも多いといいます。
原因は未だにはっきりしていないこともあり、頭皮専用の制汗剤を塗布するといった対処療法しかないようです。
いずれにしても専門医に診てもらった方が良いでしょう。
まとめ
頭皮汗をかくことも多いですが、日頃の洗髪や汗をかいた時には念入りに洗髪するなど、頭皮環境を常に整えておくようにすればかゆみを感じることは殆ど無いといいます。
私も汗をかく機会が多く帽子を被っていることも多いですが、かゆみを感じたことはありません。
若いころはかゆくてかゆくて爪を立ててかいていましたが、今思えば根本的なところが間違っていたんですね。
無知って恐ろしいですね(*^_^*)
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