岡嶋研二氏著の「薄毛の食卓」を読んでいたら、なまこが薄毛を改善させる効果があると書かれていたので読んでみました。
なんでも岡嶋氏自身がなまこを好物としているらしく、頻繁に食べているそうですが食べた翌日は必ずといって良いほどお腹が緩くなるそうです。
これを岡嶋氏はデトックス反応を高める作用と理解しているようで、ひいてはIGF-Ⅰを増加させると考えているみたいです。
IGF-Ⅰが増えれば血流が良くなり髪の成長を助けることになるので薄毛を改善させることに繋がるとは理解できるのですが、何故なまこが薄毛改善に繋がるのか・・・
気になったのでなまこの薄毛改善効果について調べてみました。
参考記事:IGF-Ⅰの薄毛改善効果
昔はよくなまこを食べていた
なまこは今となっては見た目のグロテスクさから敬遠する人が多いようですが、好んで食べる人もいるようで、スーパーの片隅に密かに置かれています。
私も子供のころには食宅でよく目にしていて、細かく刻まれて酢漬けにして食べていました。
表面は柔らかいのに噛むと意外と硬くてコリコリっといった触感が独特です。
これを「なまこの酢漬け」って呼んでいるみたいで、歯が丈夫でないと噛み切るのは難しいかもしれません。
私自身、酢のものは嫌いだったのでなまこの酢漬けはあまり口にしませんでしたが、父はけっこう好んで食べていました。
だから父は年齢の割には髪が多い方だったのか・・・
なまこは多くがコラーゲンから出来ている
なまこの体表は主にコラーゲンからなる厚い膜に覆われていて、他にはヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンが多く含まれているそうです。
これだけ見るとまさに関節の軟骨成分そのものですよね。
高齢になると膝の関節内にある軟骨成分がすり減って関節痛を起こす人が多く、コラーゲンやグルコサミンを配合したサプリメントを飲んでいる方も多いです。
しかし医師に言わせるとこのようなサプリメントを摂取しても軟骨成分として働くかは疑問視されており効果は期待しないほうが良いと言われてしまいます。
実際に私の母(81歳)も関節痛で悩んでおり以前、数種類のサプリメントを試していましたが、どれも効果が無くて今は何も飲んでいません。
なのでなまこを食べたところで薄毛の改善までは期待できないと思いますよね。
ところが岡嶋氏の考え方は違うんですよ。
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コラーゲンが知覚神経を刺激する
IGF-Ⅰは体内でコラーゲンの合成強化することで知られています。
岡嶋氏が行ったマウスの実験においてもIGF-Ⅰを増やすとコラーゲンも同時に増えることが確認されています。
この結果からコラーゲンを摂ることで知覚神経を刺激してIGF-Ⅰが増えることで軟骨成分になるコラーゲンが増えると考えたわけです。
さらに体内で消化されたコラーゲンも知覚神経を刺激することが確認されており、関節痛のサプリもまんざら効果が無いとは言えないそうです。
したがってなまこを食べてコラーゲンを摂取することはIGF-Ⅰを増やして薄毛の改善に繋がることは十分考えられます。
事実なまこのサプリメントが関節痛の治療に使われているそうで、他にも健康食品として知られています。
なまこに含まれるサポニンにも育毛効果が
なまこにはコラーゲンのほかにサポニンも多く含まれていますが、これが育毛効果があるといいます。
というのは、サポニンには抗酸化作用と血行促進効果があるからです。
頭皮の雑菌や酸化を防、血流が良くなれば髪の成長を助けることになるので薄毛の改善にはサポニンは重要な成分といえます。
またサポニンには界面活性作用を持つので「なまこシャンプー」としても商品化されています。
なまこシャンプーは低刺激で適度な洗浄力があるので頭皮に優しいシャンプーとして評判のようです。
なまこの美味しい食べ方
美味しいかどうか分かりませんが、なまこといえば三杯酢に漬けて食べるのが一般的です。
ただし、そのまま三杯酢に漬けると生臭さが残りますから、生姜を加えるとニオイも消えて美味しく食べられます。
三杯酢レシピ
酢 :大さじ3
しょうゆ(あれば薄口しょうゆ): 大さじ1
砂糖 :大さじ1
食べる時に唐辛子を少々かけると胃腸の知覚神経が刺激されてより薄毛改善効果が期待で切るかもしれませんよ。
見た目は悪いですが、自分の髪が増えると考えれば意外と美味しいと感じるかもしれませんね。
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